【忙しい人のくすぐり小説】フェチと非フェチのくすぐりプレイ
どうも。くすぐりフェチのフロスです。
短編くすぐり小説って何ぞや?
簡単に言うと私がくすぐりの中で″これ良いな″と思ったことを手短に文章でストーリー化したものです。自分でゆっくり読んでみたのですが約10分で読み終えました。早い人なら5分で読めるくらい短くしております。
これね、書き始めるじゃないですか。初心者なりに最初に登場人物の性格とか決めてみたり、起承転結を意識したりと自己流に書いているのですが、書いてみて最初に思ったことが、どうしても自分の理想に近づけてしまう気がしました笑(小説や漫画書く人ってそういうものなのかな?)
私は素直とか現実的なものが好きなのですが、それが駄々漏れな作品になっている気がしてならないのですが、色んな人に楽しんで頂けたら嬉しく思います。
いつもの私なら、前説でもっとでしゃばっている所ですが、小説だけ読みたい人の為にここでは多くを語りません。小説の後にきちんとでしゃばります笑
それではどうぞ!
■フェチと非フェチのくすぐりプレイ■
律(りつ)「15分も遅刻じゃねえか。東口の交番で分からなかった?」
心桜(こはる)「ごめーん!出口がいっぱいあるから迷子になっちゃって…」
律「ったく。しょうがねえな。ほら、行くよ」
心桜「あ、置いてかないでよ!」
平日昼の10時。休日なら普段は寝ている時間だが、楽しみすぎて夜眠れなかった事など言えずに、朝寝坊し遅刻して駅で合流した心桜。口数が少なく不器用だが、駅に1時間前に到着し、これから行く場所を実際に歩いて調べ回っていた律。デートに誘ったのは律の方からだ。水族館に行く約束をして待ち合わせた。
そんな2人はTwitterで共通の趣味のライブ観戦から、DMのやり取りをして仲良くなり、この日の為にあらかじめ今日の洋服のコーディネートを送り合っていた。実は、顔を合わせるのが今日が初めての2人だが、実際に会ってみるとお互いDMのイメージと変わらないなと思い、早くも意気投合していた。
律「ここの水族館、クラゲのプロジェクトマッピングショーやるらしいよ」
心桜「えー!面白そう!クラゲがふわふわ泳ぐあの感じ可愛いよね!」
そうして2人は肩を並べてショーを静かに眺め、心と体の距離感を縮めていく。お昼も食べずに夢中になって遊んでいた。
水族館を出たら、あっという間に夕方になっていた事に気付き、夕食を召し上がりながら、水族館で撮った写真を見たり、お互いのプライベートな話をしてお店を出る。20時近くを迎え、1日満足した心桜は駅にカツカツと足音を近づけながら、そろそろ帰宅する雰囲気を漂わせていた。
心桜「今日は楽しかったね!またあの水族館行きたいなぁ。平日でもこんなに人いるんだね!」
律「あぁ。電車でも行きやすくてショーも人気だからね」
心桜「今日はありがとね!じゃあまた…」
律「バシッ(バイバイしようとする女の手首を掴む音)」
心桜「…え?」
律「…まだ一緒にいたい。あそこ(ラブホ)で少し休んでいこう」
心桜「あ、でもっ…」
そのまま律に手を引かれて道中無言のまま一緒にホテルに入った。部屋の中に到着した2人は、よく沈むソファに腰をかける。律の方が重いのでソファが律に傾くように沈み込み、心桜は律の肩に頭を乗せ寄り添うように座った。最初に口を開いたのは心桜の方だ。
心桜「実はね、今朝起きた時に急に生理がきちゃって待ち合わせに遅れたの。だから今日はエッチが出来ない日なの…」
律「そっか。強引に連れてきてごめんね。じゃあ今日はエッチな事はなしで。お風呂あがったらマッサージしてあげるよ。ヒールだと足疲れたでしょ?」と寄りかかっていた心桜を軽く手で突き放し、静かに立ち上がり放り投げた荷物を直し始めた。
心桜「うん。ごめんね…ありがとう」
律「先にシャワー浴びてきて。盗ったりしないけど大事なものは持ってってね」
心桜「うん。分かった」
1人ずつシャワーで汗を流した後、先にシャワーを浴び終えた心桜は、枕を抱えバスローブ姿でベッドに座り、携帯をいじりながら「やっぱり怒ってるのかな」「でも強引にこんなとこ連れてきたのは律だし…」と複雑な気持ちで律のシャワーが終わるのを待った。律もお揃いのバスローブ姿で再びベッドに座った。
律「脚伸ばして。マッサージ」
心桜「うん。変なとこ触らないでよね」と少し恥ずかしがりながら脚を伸ばして言った。
心桜「あーそこ気持ちいい!マッサージ上手なんだね」
律「そうかな?ありがとう」そう言うと、男はふくらはぎから、足の裏に場所を移動した。その時、心桜は身体で反応する。
心桜「!?ちょっと!くすぐったいよ!」
律「あぁ。ごめんごめん」この心桜の反応を見た律は、何かスイッチが入ったように、急に心桜の腰の上に跨って言った。
律「実は俺、くすぐられて笑う女性を見るのが好きなんですよ。くすぐりプレイにお付き合い頂けますか?」と見下ろしながら問いかける。
心桜「は!?そんなん嫌に決まってるじゃん。早くどいてよ。くすぐられてる女性が好きって何!?」
状況が掴めず不服そうにしている心桜だが、律は返事何てどうでも良かった。既に脇腹に伸ばしていた手をこちょこちょと動かしていた。
心桜「ねぇ!やめてって!こんなことして良いと思ってるの!!」
律「そっちこそ口答えして良いと思ってるの?この状況分かってる?」とポケットのスマホを取り出し、心桜にレンズを向けた。
心桜「ほんっと最低。こんなの犯罪でしょ」
律「そうかもね。でも合意の上なら良いんじゃないかな?そっちがその気なら、この動画をインターネットに晒しても良いんだけど」
心桜「…好きにすれば。この変態」
律「物分かりが良いね。じゃ、始めよっか」
楽しかった時間が本当の地獄に変わった瞬間だった。ふざけてるのかと一瞬思ったが、この人は本当にくすぐりが好きなんだと確信した。律を良い人だと思っていた自分が馬鹿だと思った。相手との力の差は歴然だし、動画をインターネットに晒されたら相手が捕まったとしても、私の恥ずかしい動画は永遠に残ってしまう。それだけは嫌だ。とりあえず今を乗り越えるには言う事に従うしかないと判断した。律はスマホを立てかけて心桜にレンズを向けながら心桜の脇腹からくすぐり始めた。
律「まずは弱い所を探さなくっちゃ。脇腹を3本の指で揉まれるのはどう?」
心桜はくすぐったかったが、嫌な事された気持ちが強く心に残っており、精神的に笑うなんてしたくないと、必死に声を出さないよう口を強く閉じ我慢した。
律「ふーん。我慢するんだ。あれだけ怒ってたもんね。じゃあ脇の下はどうかな?」
心桜「…っんん…んん…」
律「なるほどね。じゃあ胸の横あたりはどうかな?ここくすぐったいよね」
心桜「ふぁぁ!…んーんんん…」
律「まだ我慢するの?笑った方が楽になると思うけどなー」
「じゃあここは?腰骨の近くなんてくすぐられた事ないんじゃない?」
心桜「ふぅあああぁー!もう無理だって!!やめてお願い!!」
我慢の限界がきて大きな声が出てしまう。くすぐったくて余計なことは考えられず「やめて」と連呼する事しかできなくなっていた。
律「そうだなー。プレイの事と俺がくすぐり好きって事を誰にも言わないって約束して」
心桜「約束する!約束するからやめてっ!!」
律「そんなの口だけでしょ。正直に答えてもらわないと」
心桜「本当だって!どうすればいいの!」
律「まずは嘘がつけなくなるくらい体にくすぐったさを教えるから、その時にまた約束の話するから答え教えて」
心桜「は!?そんなのいつ終わるのよ!いい加減にしてよ!!」
律「あー。やっぱりそんな態度じゃ約束守るつもりないよね。これは嘘ついたお仕置きだよ」
律は心桜のバスローブの紐を強引に外し、その紐で手首を後ろ手に拘束し始めた。
律「これで良し。″約束″って守らない人いるでしょ。俺が本当にしたいのは″法律″なんだ。強い者に従うしかなく、俺が決めたことを自ら守る事なんだよ。分かってもらえるかな?じゃあ続けようか」
心桜は抵抗が出来なくなった。次はどこをくすぐられるのだろう。もうくすぐられたくない…恥ずかしい…そんな恐怖を感じ始めていた。律は心桜の紐の無いバスローブがはだけて胸が見えてしまわないように、直しながらながら腰の上を跨ってくすぐっていた。
律「んーどうしても暴れるんだね。じゃあ俺の紐も使って足も固定しちゃおっか。これで逃げられないし、動けないね」
心桜の抵抗が無くなってきて心配しているのか、たたみかけているのか分からないような事を律は言い続けてくる。
律「さっきまでの元気がなくなったね。大丈夫?」
律「苦しいの?でもやめたかったら分かってるよね?」
笑い過ぎて疲れてきた心桜は、段々言い返す元気も無くなってきてしまい、ただただ責めを受け止めるしかできない状態だった。
心桜はそれでも全身をくすぐられ続けた。休憩もさせてもらえず、息が上がりまくっていた。「くすぐったさに慣れてきたな」と思えば場所を変えられて、また新しいくすぐったさに襲われる事の繰り返しだ。笑い声も枯れてきて言葉にならないくらい笑わされ、責め続けられた。そんな心桜を見てようやく律は少しくすぐりを弱めに加減し始めた。心桜は力を振り絞って自ら口を開いた。
心桜「はぁ…はぁ…この事…誰にも言わないから…」
律「ん?本当に?何を言わないんだっけ?」
心桜「はぁ…あなたがくすぐりを好きな事と…プレイの事です…」
律「そっか。分かった」
律はバスローブの拘束を解いてペットボトルの水を心桜に渡した。心桜は何時間にも及ぶくすぐりに疲れ果てて水をゆっくり飲み呼吸を整えているが、律は続けて話した。
律「ひどい事してごめんね。スマホ、そっちに向けたんだけど本当は撮影なんてしてないよ」
心桜「えっ?そうなんだ…」
律「お互いに初めて会ったけど、その時から心桜がくすぐられるとこを、どうしても見たいと思ってしまった。だからこんな最低な事をした。悪いって分かってるんだ。だからこれで終わりにしよう。せっかく仲良くしてもらってたのに申し訳ない。訴えられたら負けるのは分かってるし、この事を他人に話しても俺は文句の1つも言えない立場なのも分かってる。普通はこんなこと好きな人にする事じゃないよね…ごめんなさい」
心桜「…勝手なこと言わないでよ。確かにやり方は間違ってるかもしれないけど、私の事が好きでやったんでしょ?だったら終わりだなんて無責任な事言わないで責任とってよ。私もあなたが好き。大体嫌だったらホテル入らないで途中で帰ってるし。いくらでも逃げるチャンスだってあったんだから私も悪いの。私は今日だけの律を見てるんじゃなくて、普段から優しく接してくれた事が素直に嬉しかったんだよ?」
律「…そうか…ごめん。あぁ…なんつうか、その、僕とお付き合いしてくれませんか?」
心桜「…お願いします。ねえ、くすぐりって気持ちいい時ない?私胸の横やばいかも!」
律「え?腰回りでしょ笑。内ももとかどう?これも気持ち良かったりしない?」
心桜「ううぅ…なんか変な感じする…」
お互いに汗をかいたので再びシャワーを浴び眠る事も忘れ、いつもの楽しい会話をしながら、すっかり朝を迎え日差しが眩しくなっていた。帰り道には手をつなぎながら今度こそ本当に帰る為に駅に向かっていた。
律「本当にごめんね。でも今日は本当に楽しかった」
心桜「私も。またやろうね」
こうして長い長い1日は終わり、くすぐりフェチの律と非フェチの心桜のお付き合いは始まった。
あんなに最低なことをしたのに、まさかお付き合いすることになるなんて本当に素敵な女性だと思い、今度は自分が相手を幸せにしたいと律は思った。律がくすぐりで興奮する事を知った心桜は、エッチの時だけだが、律をくすぐったり、わざとくすぐられたりするようになった。
好きな人にくすぐられるのは嫌いじゃない事にも気付いた。最低な出来事だと思っていた事が、律と心桜にとって、おそらく誰も経験したことのない、世界で2人だけの良い思い出に変わったと誇りに思うのであった。
■何故短編くすぐり小説を書こうと思ったの?■
お疲れ様でした。
短編小説とは?に疑問はありますが、5000文字もいってないので短編と呼んでいいですよね?笑
実は、とーっても書いてみたかった短編くすぐり小説。くすぐられる女性を言葉で表現するのが難しいし、ストーリーを表現する事が何だか恥ずかしいと思って避けていたが、書いてみたい欲の方がようやく勝ちました笑
希望の声があっても無くても不定期でシリーズ化も考えています。ただ、シリーズ化するなら、普通にくすぐり小説を書いてしまっても、既に素敵なものを書いてる方がたくさんいらっしゃるので、私はサクッと読んでサクッと興奮したい忙しい変態をターゲットにした小説と言うコンセプトでやろうと思います(言い方に難あり)
まあぶっちゃけますと、教科書ネタばかり書いていたら自分が飽きてしまい、新しい事やりたくなったんですよ(ど直球)
あと教科書と言う形でブログを書いても、インプットすることは出来ても、今のご時世、くすぐりプレイを自粛している人が多いと思ったんですよ。そうなると何かを学んだとしても、アウトプットが出来ない方が多いと思ったんですよね。
インプットとアウトプットはセットで行う事だと思っているので、今回はブログを書いている自分に何が出来るのか考えて「短編小説」というものを思いつき、とりあえず書いてみました。個人的には分からない事だらけなので「ここは変えた方がいい」「ここはとても良かった」等、意見をもらえたら次に活かせるので、是非感想でも何でもTwitterのDM等でも構わないので教えて頂けたら嬉しいです。
■終わりに■
いかがだったでしょうか?
くすぐりラブストーリーみたいになってしまいました笑
実は、くすぐり小説をあまり読んだことがない素人が書いておりますので逆に新鮮かもしれませんね笑
短編小説がコンセプトなので、本当は責めてる様子をもっと長々と書きたかった所を削る作業と、女性の笑い声を文字にするのがどうも苦手に感じたので、心情を書く事を意識してみました。書いて見て分かる事ってあると思うんだけど、くすぐり小説書いてる人すげぇー!と思いました。(語彙力3)
私自身くすぐりフェチであり、仲間と一緒に界隈を盛り上げて、自分にできる事を考えていたら教科書という形にたどり着きました笑
「こんな内容を記事にしてほしい!」「これってどうなの?」等あればコメント頂けると嬉しいです!出来るだけ記事にしていきたいと思います!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!!!
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