紙の月

さぁ 今回もやってきました。

お久し振りの本のご紹介。

今回読んだ本は

“紙の月”

著者はまたまた角田光代さん。

友達の紹介から今回の本を手に取り
読むに連れ夢中になっていく1冊。


内容はお金を中心として話が進み
横領の罪に問われる主人公を
この人はこういう人だったねと
学生時代の友人達が話を広げていく。

主人公は犯していることが悪いことと全く思わず
ほんの軽い気持ちで始まった顧客のお金を
自らの買い物や関係性を持った男に渡したり
あとから利息を足して返せばいいやと
軽い気持ちの始まりとしては分からなくはない。

お金に支配される友人達とその家庭物語も
また面白くお金というものの在り方について
考えさせられる。


タイトルの“紙の月”というものか
どいう意味なのかは個人的解釈によると
真実と架空の違いを表しているのかなと。

主人公の人物像が憶測で話され
主人公自身もお金に狂わされ
何が現実でどれが非現実なのかを
見失っていたように思う。

本書には専門的なワードが出てきたりするので
これは銀行に勤めている友人に是非とも読んで
もらいたい1冊となっています。

ということで今回もこれにて!


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