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自分らしく生きるお話

近年、『男らしさ、女らしさ』が議題として取り上げられている。

女の子はピンク色の服を着る、人形遊びをする、みたいな事柄が“誤った認識”だとされているのではないかっていう話。

もちろん、今の日本が取り組んでいる方針は間違っていない。むしろ、ジェンダーバイアスは無くなってほしい。
この議題が取り上げられるようになったのはすごくいいんだけど、一方で生きづらさを感じる人も少なくないと思う。私もその一人。

私の1番好きな色はピンクだし、小さい頃はリカちゃん人形で遊んでた。
ということは、私は世間で言われる『女の子らしい』に当てはまるのかもしれない。世間で言われている”誤った認識“に属すのかもしれない、と思うようになった。

それから、今の私のままではダメなのかな、多様性を認められない人だと思われるのかなって気になり始めた。

自分の身の回りを見渡したらピンク色の物で溢れかえっていた。だから、1年くらいピンク色が好きな自分を捨ててみた。周りには「ピンクはもう好きじゃなくなった」って言ってた。
でも、最近のある出来事がきっかけで、自分はやっぱりピンク色が1番好きだって再確認した。

それは、彼氏がピンク色のジュエリーボックスをプレゼントしてくれたこと。私がピンク色の物を買わなくなったことを知っていてプレゼントしてくれた。見た瞬間、あ、ピンクだ。って思ってしまった。でも彼氏がピンク色をチョイスしたのには理由があった。

好きなものから無理に離れる必要はない。ありのままでいいじゃん。って、
『自分』を再認識させてくれた。今は、私はこのままでいいんだって強く思ってる。ピンクに囲まれて過ごすと気分が上がる。無理に自分を生きづらくする必要はない。

ニュースでりゅうちぇるが、「男の子用のおもちゃ、女の子用のおもちゃを分けてはいけない。」って言ってた。確かにその通り。私は幼少期、ベイブレードとかカードゲーム、ラジコン、ミニカー、リカちゃん人形、おままごと、色々なもので遊ばせてもらった。
その中から自分はリカちゃん人形を選んでた。親が選んだものではない。
選択肢を沢山与えてもらってた。仮に、親から「あなたは女の子だから人形で遊びなさい」って言われてリカちゃんで遊んでいたなら問題だけど、自分で選択したものだから問題ない。

この議題があがるようになってから、自分が女の子らしいものを好むことが間違っているように思えて、生きずらかった。

『〜らしさ』を覆すための話題が沢山挙がっているけれど、だからって今までの自分は間違っていたって思わないようにしたい。
らしさを求めるのも、それを急速に覆そうとするのも、どっちも自己認識の面で危険があると思う。

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