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進化宣言 〜Mリーグ開幕に向けて〜

皆様こんにちは。魚谷侑未です。

9月18日にMリーグが開幕します
楽しみでワクワクする気持ちと、反対に少し怖い気持ちもあります。

私は前年度の2022-23シーズンでは個人最下位という成績でレギュラーシーズンを終了しました。

▲355.2

シーズンを終えて思うことは、マイナスをプラスにすることは出来なかったけど、あと+100ポイントは出来たんじゃないだろうか、ということです。
配牌が苦しく、展開も向かない。全く良いところのないシーズンでしたが、もう少し何とか出来ただろうなぁと思う局面はいくつかありました。

セガサミーフェニックスは、レギュラーシーズンで敗退でしたので、少し長めのオフシーズンを経て色々なことを考えました。「本当に今の打ち方は正しいのだろうか?」と。
昨シーズンは「地蔵」になる展開が多く、勝負にも参加させてもらえない状況が多く続きました。しかし、それは自分自身が地蔵になるべくして打っていたのではないか。と考えました。

私はMリーグ初年度で▲249.1と大きくマイナスしました。
当時は、仕掛けを多用する「腰の軽い麻雀」でした。
同チームに近藤誠一プロがいました。どっしりと構えて、大きく勝つ麻雀を目の当たりにして、「私も誠一さんのような麻雀を打とう」と思い、誠一さんの麻雀を参考に自分の麻雀を進化させた2年目。

2019-20シーズンのMVPを獲得することができました

しかし、その後の2年間は成績が振るわず。麻雀に参加できずに負けた2年間でした。

腰の重い麻雀がいけないというわけではなくて、腰の重い麻雀というのは地蔵になってしまう危険性を孕んでいるということです。
もちろん、爆発することが出来れば2019-20シーズンのようなこともあります。
でも、もう「爆発待ち」をしていい段階は終わってしまったと私は思っているのです。

Mリーグで戦い続けるには結果が求められます。
過去5年間の通算成績が▲264.0の私は、このまま選手として戦い続けられるかどうかわかりません。
そして、5年間で選手の入れ替えもあり、全体の打ち筋も変化してきたように思います。
それに対応しようとせず、過去の栄光にすがり続けるように変化しない麻雀を打つのは悪手であると思います。

2023-24シーズンは、進化した私で挑戦したいと思います
画面の向こうに、私を、セガサミーフェニックスを信じて応援してくれている人がいる。
そんな人たちのために、全身全霊をかけて戦い、勝ち抜くシーズンにしたいと思います。
(次回更新は9月14日になります)

うおたにゆうみ
十段位、王位をはじめ数多のタイトルを手にしている麻雀のトッププロ。2018年のドラフト会議でセガサミーフェニックスから1位指名されMリーガーになると、2019年にレギュラーシーズンMVPと最高打点賞の二冠を獲得。その実力で「麻雀に男女差はない」を証明し続けている。
麻雀プロを志す前は騎手を目指しており、実際に競馬学校騎手課程を受験したという経歴の持ち主。
X(ツイッター) @yuumi1102

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