週末重賞展望|菊花賞・富士S
【菊花賞】
ソールオリエンス
前走セントライト記念はコーナー大外から鋭く伸びて2着。勝ち馬とは通った進路の差だけで明らかに負けて強し。ただ、そのような競馬になりやすい以上、コーナー回数が増える今回の条件ではリスクも持っている印象。タスティエーラとの比較で勝ち方が派手な分人気を背負うタイプだが、競馬が上手いのはいつもタスティエーラの方。シュネルマイスターとソングラインみたいなところはある(笑)。とは言いつつも、セントライト記念の時にも書いたがこれまで常に加速ラップで走っている馬で前走の走りからも未だ底を見せていないのは魅力的。
タスティエーラ
サトノクラウンの産駒らしく長く良い脚を使えるのが強み。それでいてラスト11秒台前半連発のラップにも対応する万能型。ダービーは不得手な瞬発力勝負でもキレ負けせず、皐月賞は初角を前で迎えた馬が壊滅する中バテずに粘り続ける走り。現状、大きな弱点は無いうえに、引き続き過小評価されそうな雰囲気もあるのでオッズ次第では再度軸としても考えたい1頭。
サトノグランツ
明らかに展開不利の2走前を除けば、実質4連勝中。瞬間的にギアが入るタイプではなくジワジワ脚を使うのが特徴。前走や3走前は前が残る展開を差して好走しているが、4走前は差し有利の展開を好位から粘り込み好走。対応できるラップの幅が広く、折り合いにも不安が無いのでここも大崩れする印象は無く。
◆注目馬
ハーツコンチェルト
短期間で2回関西圏を使うが栗東滞在なので不安は無い。前走の神戸新聞杯はコーナーでかなり速いラップを踏み、内を回った馬が1,2,3着を占めた中、内から4頭分ほど外目を回して僅差まで詰める強い内容。ダービーでも上位に来たように世代上位の能力があることは間違いないし、前走の敗戦で少しでも人気を落とすならここは買える。
【富士S】
◆注目馬
イルーシヴパンサー
前走安田記念はソングライン・セリフォス・シュネルマイスターと現マイル路線3強が揃って出走。加えて、ソダシ・ジャックドール・ガイアフォースと文句なしのマイル最強馬決定戦。そこを相手に離されて敗戦したこと自体は全く悲観しなくて良い。2走前中山記念は内でゴチャつく不利が無ければ好走していたレース。ここ2戦馬柱を汚した分でオッズが貰えるなら買いの場面。
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