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中山ダート1200m上級条件(高速決着)で内枠差し馬を軸にするテクニック

馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。

立川優馬の最新刊『回収率を5%ずつ底上げしていくレース質マトリックス馬券教本 実践編』は好評発売中。イラストやデータ等を交えて、回収率を底上げするための様々な技術を収録しているので、ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。

今回のポイント

〇中山ダート1200mは2019年以降高速化が著しく、外枠有利がやや薄れている
〇上級条件やハイペースなどで高速決着になると、差しが届くケースでも外枠からは物理的に間に合わない
〇元来の外枠先行有利は残ってはいるので、高速決着で差しが届くと判断する場合は、内枠差し馬から外枠先行馬へ流すフォーカスで穴を拾う

先週の栄特別は結局11頭立てと頭数がそろわず、スローの先行有利の決着になってしまいましたが、頭数がそろった犬山特別は差しが届く形。マテンロウガイが2番人気2着と最低限の仕事をしてはくれましたが、期待のダッシュダクラウンが大外枠を引いたのが痛恨でした。最終週に芝2200mが2レースあるので、そこまで覚えておいてくださいね。
今週は、また書籍には載っていない強力な小ネタをお届け致します。私のサロンでの表現を使うと「中山ダート1200mの黒帽子」というものです。

●中山ダート1200mは高速化著しく、傾向変化が見られる

中山ダート1200mは近年高速化しており、含水率が低い馬場でも時計が出やすくなっています。先週も含水率2%台の馬場の1勝クラスで1.11.7が出ており、以前よりも追走力が求められたり、外を回すロスが大きくなったりするようになりました。

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