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落語の魅力をただただ知って欲しいという話

私の趣味は、ビールを飲むこと、もしくはサウナに入ること。最近はマシンピラティスもハマっています。どれも好きだからこそ、仕事にも繋がればいいな〜なんて淡い期待を抱きながらやっている部分もあります(笑)。芸能関係をしていると「趣味や特技を増やしなさい!」とよく言われます。どこで何がバズるか分からないから色んなことに興味を持って、知識を深めておくとどこかで役に立つよ、と。とはいえ好きなだけでは仕事にはなりません。どんなに好きでもアプローチの仕方を間違えると、ビジネス趣味だと思われてしまいます(笑)。
 逆に本当に好きだからこそ、中途半端にアピールしたくない趣味もあります。だって凄く好きだったとしても、詳しいかどうかは人それぞれですからね。映画を見るのが趣味な人が必ず役者に詳しいわけでもないし、映画の歴史に精通しているとも限らない。でも日本は特に、資格や肩書きを重視することが多いので、安易に”好きだ”と口に出すのが憚られることも…。

月に一度、落語を聴きに行くのが趣味な私。でも凄く詳しいわけでもなく、本当に趣味として10年ほど前から聞いています。元々は母が落語好きで「こんな面白い噺があるよ」といろんな噺を教わったのがきっかけで、その後ドラマ「タイガー&ドラゴン」を見てより好きになり、東京に来てから実際に足を運んで聞きに行く習慣ができました。最初に行ったのは10年前、春風亭昇太師匠の独演会です。落語に興味を持っていたとはいえ、生で聞いたのはそれが初めてでとにかく全てが新鮮でした。
 お弟子さんが前座を務め、師匠が1席。その後中入り(休憩)で色物と呼ばれる手品や漫談、大道芸があってトリにまた師匠が1席。全部で2時間程度です。独演会や2人会は”ホール落語”と呼ばれ、なんちゃら会館とかなんとかホールでやってます。“寄席”には行ったことがないのですが、3〜4時間いろんな落語家さんの噺と漫才、紙切りなど様々な演目が見られるそう。私は好きな落語家さんが決まっているので、基本的に独演会か2人会に行きます。

落語好きの知人のおじ様に連れられ初めて行ったあの日、どんな服装で行けばいいのかいつ拍手をしていいのか、何も分からず凄くドキドキしたのを覚えています。今でこそ細かいマナーや服装の制限もないし、どんな年齢でも楽しめると分かっていますが、二十歳そこそこの当時の私は、年配の方に囲まれてとても緊張した面持ちで会場にいました。その後通うようになってから、立川志の輔師匠の落語に行った時、年齢層も幅広く著名な方も沢山来られていて「なんだ、みんな落語好きなんじゃん!」と思ったりしました(笑)。
 10年以上1〜2ヶ月に一度のペースで足を運んでいても、まだまだ知らない用語も噺の種類も沢山あります。その度に調べたり人に聞いたり。でも面白いのが英語のリスニングみたいに、一つ二つ知らない単語があっても噺は分かるもんなんですよ!だいたい落語の登場人物はパターンがあって、熊さん八っつぁんは、そそっかしい江戸っ子で長屋に住む職人という設定。あとは吉原の噺とか、面白いものから怖いものまで何度か聞いているとなんとなく情景が浮かんできて想像できるので、細かい言葉が分からなくても問題ありません。
 “サゲ”と呼ばれるオチが見事な噺や、泣きそうになる人情噺まで何度聞いても楽しめるのが落語。面白い漫才や新喜劇がオチを分かっていても笑えるのと同じで、噺の内容を知っていても楽しい。そして話す人が変わればガラリと雰囲気が変わるのが落語の良さなんです。自分流にアレンジして感動話を笑い話に変える人もいたり、同じ話でもこんなに違うのか!と驚かされます。

どの噺家の何の噺を聞けばいいのか…と思う方も多いと思うので私のオススメを。噺家さんは桃月庵白酒師匠春風亭一之輔師匠三遊亭兼好師匠が分かりやすく”まくら”(本編の前の小咄)も面白いです。噺は面白いものなら「お見立て」「初天神」、感動ものなら「紺屋高尾」「妾馬」あたりがいいですね。あとは「ねずみ」とか「へっつい幽霊」などあり得ない噺もぜひ聞いてみてください。今はアプリやYouTubeでも聞けますが、実際に生で聞くとまたとても迫力があって面白いです!

好きだからこそ、自分がやるわけでもお仕事にするわけでもなくただ沢山の人に興味を持ってもらいたい、というお話でした(笑)。

競馬ももちろん大好きな趣味の一つです!今でこそお仕事しても携われていますが、それ以前にギャンブルとして当たるか当たらないかのスリルが本当に大好き。ヒリヒリしてたいんですよね〜。ということで先週はどこまでヒリつけたんでしょうか
23日土曜日「危険な上位人気馬」をチェックしたらビックリ。中山8Rは「危険な上位人気馬」が⑩ギガバッケン、⑫マイネルヴァッサーと2頭も!これは削りやすいなと思い②オメガエリタージュ軸で馬券買ったら、最終オッズ変わって1番人気になってた…。早めに予想して買うとそのパターンがある。しかも、「危険な上位人気馬」は2頭とも馬券外だったのに、1着⑤ブルメンダールを買っておらずハズレ。続くながつきステークスは戸崎騎手の⑪タガノクリステル軸は見事的中したものの、ガチガチ決着で500円のトリガミ。

24日中山7R、軸にした⑥コントラポストは1着でしたが3着に12番人気の③セリオーソ。買えないよ、それは…。そしてメインレースのGⅡ産経賞オールカマーは⑬ローシャムパークで勝負。しかも圧倒的人気②タイトルホルダーを切る選択をしました。天皇賞など過去のレースをみる限りぶっち切りの1着か4着以下しかないと思ったので、軸にしない=相手にも入れなくていいという発想でした。
結果は⑬ローシャムパークが差して1着!テレビの前で「うぉ〜!!」とはしゃいだのも束の間、2着は②タイトルホルダー。そのパターンあるんかい。しかも3着⑧ゼッフィーロ買ってるやん。調子乗ってタイトルホルダー切らずに相手に入れてたら獲れてたのか〜。

なんかここ最近、軸にした馬1着じゃない??これはビビってないで3連単の方がいいのかもしれないですね…。

10年前、春風亭昇太師匠と初落語の天野を置いておきます

あまのまな
2019年7月に行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチで村田諒太選手が王座を奪還した際に涙を流し、「涙のリングガール」として一躍話題に。リングガールの他、グラビアや女優、パチンコライターとしても活躍。2022年にファースト写真集「なまのまな」(ワニブックス)が発売になった。
6月17日に東京競馬場で行われた「初心者向け競馬教室」や同25日に中山競馬場で行われた「宝塚記念スペシャル予想検討会」に出演するなど、競馬関連の仕事も増えている。
X(旧ツイッター) @akaringo_mana
公式サイト https://www.amanomana.com

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