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LIFE TUNINGレポートvol.5 :『オンライン上での気持ちの良い関係づくりに取り組みたい』LINE株式会社人材開発・笠岡司さん

リモートワーク生活において、それぞれ何を考え、どのように働いているのか。また、心身ともに健康な状態で過ごすにはどうすればよいのか。そのようなテーマを追求する連載「LIFE TUNINGレポート」、第五回はLINE株式会社で人材開発を担当されている笠岡司さんにお話していただきました。

笠岡司さん(37歳)
LINE株式会社 LINE STYLEチームマネージャー。防衛大学卒業後、陸上自衛官として勤務。28歳で退職後、営業代行業として独立。その後、人材コンサルティングサービスの立ち上げに携わり、クライアント企業に給与制度設計のコンサルティング等を行う。同社がアディーレ法律事務所に売却されたことにともない、グループ会社に勤務し、税理士事業を立ち上げ、事業責任者となる。その後、人材関係のコンサルティング企業にて勤務後、LINE株式会社に入社。趣味は囲碁(LINE囲碁部の部長)とギター。ライフワークとして、コーチングを行っている。

「リモートワークになり減った”ちょっとした雑談”の機会を増やしたい」

ーーリモートワークでのご調子はいかがでしょうか?

リモートワーク以前から、別のオフィスで働く同僚とオンラインで頻繁に打ち合わせを行っていたこともあり、働き方には大きな変化はありません。

毎日様々なオンライン打ち合わせの予定が入っており、特に不便を感じることなく仕事をすることができています。

一方で、仕事仲間とのコミュニケーションという点では、これまで打ち合わせの冒頭や業務の隙間時間で行っていたちょっとした雑談が、オンライン打ち合わせになってから減ってしまっていると感じるので、その点は改善していきたいと考えています。

僕はくだらない冗談をよく言うことで同僚たちと信頼関係構築をするように心がけているのですが、これまではオフィスでお土産を配る同僚に「お土産がまだ僕のところに来ていないのですが、空輸中ですか?」など気軽に冗談を言える機会があったのですが、オンライン打ち合わせでは、そういった機会が限られているように感じます。

また、現在行っている新入社員向けの研修では、リモートワーク下において新入社員同士の横のつながりを強化することに取り組んでいます。今後LINEチャットボット活用をテーマとした社内ハッカソンを開催する予定なので、そちらが良い関係構築の機会になればと思っています。

ーーリモートワークでどうやって打ち解けるかと言うのはこれから考えるべきテーマですね。リモートワーク期間中の基本的な1日の流れも教えていただけますか?

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          (笠岡さんの一日の調子グラフ)

毎朝6:30頃に起き、朝食を準備して、子供と一緒に食べます。その後8:00頃に子供を保育園に連れていき、家に戻ってから10分程瞑想をして、気持ちを整えるようにしています。

始業時間は10:00ですが、1時間前倒しで9:00から働き始めています。大体午前中は会議で予定が埋まっていることが多いですね。

昼食を食べてから、夕方5:00過ぎまで集中して仕事をします。子供が夕方5:30頃に帰ってきてからは、子供と一緒に遊んだりして過ごしています。
夕食を食べて、子供が夜9:00頃に寝静まってから、また仕事を再開し、大体夜11:00頃まで仕事をしています。

ーーそんなお忙しい日々の中で、笠岡さんが心身の調子を整える「チューニング」としてやっていることがあれば教えていただけますか。

気持ちの切り替えを行うために、1日の様々な場面で瞑想をしています。
朝は始業前に10分間ほど座って瞑想を、スケジュールに余裕がある時はお昼に散歩がてら15分間ほど歩く瞑想をしています。

瞑想は「自分を空にする」という感覚に近く、頭に浮かぶ雑念をそのままにして、普段の瞑想では呼吸に、歩く瞑想では自分の足の感覚にと、その瞬間に起きていることに集中することで、気持ちを落ち着かせることができます。

また、会議で雑談を行うことも大切にしていて、「今どのようなことを考えているか」と言うことを会議相手とお互いにシェアするようにしています。
そうしてお互いの気持ちを把握し合うことで、その後の会議への集中度も違ってくるように感じています。

ーー周りの人の調子などが見えづらいリモートワークにおいて、大切な取り組みですね。それでは、リモートワーク期間で買ってよかったものがあれば教えてください。

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         (笠岡さんのご自宅での仕事環境)

・有線LANケーブル
有線LANケーブルを購入したことで回線が安定し、リモートワークで増えたビデオ会議においてもスムーズに打ち合わせができるようになりました。

・ビデオ会議の際にPCを載せる台
元々家にあった台を自宅デスクの上に載せて、ビデオ会議の時にちょうど良い高さとなるように活用しています。

・ギター
リモートワークでPCの画面を見ている時間が増えたので、視覚以外の五感を使って楽しめる趣味を持とうと思い、ギターをはじめました。始業前の時間やお昼休憩など、短い時間で少しずつ練習しています。

ーーリモートワークで今後試してみたいこと/あったらいいなと思うものを教えてください。

オンライン上での気持ちの良い関係構築にチャレンジしたいと思っています。たとえば、ビデオ会議で相手と目線が合っていると感じることは少ないですが、お互いの目線の高さにカメラを設置するなどで目線を合わせることができないかなど、考えています。

また、ビデオ会議において雑談量を増やすことにも今後はより一層取り組んでいきたいです。雑談のネタを積極的に探したり、ビデオ会議での背景を皆がいじりやすい背景にするなど、面白いコミュニケーションもどんどん試してみたいです。

ーービデオ会議ならではの面白いコミュニケーションを考えていくと言うのは、素敵ですね。最後に笠岡さんの今後の目標・ありたい姿について教えてください。

オフィスに集まる機会の少ないリモートワーク環境でも、存在感のある人間でいたいです。たとえば、何かやろうとしたときに、笠岡がいるなと思い出されるような。

そのために、雑談や冗談も含めて活発にslack上で発言するなどで、組織を盛り上げていき、どんどん存在感を示していきたいです。自分が自由に発言することで、皆も意見を出しやすくなればいいなとも思っています。

弊社の従業員の行動指針であるLINE STYLE」で、
「Open Communication, Vertical Decision-making(オープンな議論と、リーダーによる決断)」というものがあるのですが、それを体現できている人でありたいです。

相談を受けることはいつでも大歓迎なので、どんどん周りから頼られると嬉しいですね。一緒に働く人にクスッと笑えてもらえるような存在でいたいです。

ーー笠岡さんの今後のご活躍を楽しみにしています。お忙しい中ありがとうございました!

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