GEMSCOMPANYについて詳しいファジサポさんに教えてもらった

来る、5月13日(土)のファジアーノ岡山のホーム大宮戦は「ユアサ工機デー」としてユアサ工機株式会社のスポンサードのもと、様々なイベントが開催されます。

中でも、バーチャルアイドルグループであるGEMS COMPANY(略称:ジェムカン)によるステージイベントは発表直後から話題になっていました。

ただ、自分を含めジェムカンがどんなグループなのか知らないというファジサポさんの方が多いのではないかと思います。そこで、今回の記事はファジサポでありジェムカンファンであるふぁじだんごさんにジェムカンについて座談会方式で聞きながら見識を深めることにしました。

<参加者>
・ふぁじだんご
ファジサポでありジェムカンファン。今回のイベント開催にとてもびっくりして、未だにあたふたしている。
・iek
今回の記事の執筆者。ファジサポ。大阪府在住
好きな二次元キャラは元ネタから好きだったナリタトップロード(ウマ娘)。
・瀬戸のおさしみ
もう一人の座談会参加者。ファジサポ。好きな芸人はエレキコミック、さらば青春の光。

なお、この座談会はDiscord上での文字上のやり取りをまとめたものです。掲載の情報は座談会が行われた2023年5月5日現在となりますので、ステージイベント観戦上の注意点など、最新のリリース情報をご参照ください。


・GEMS COMPANYとはどんなグループなのか

iek「今度のホーム大宮戦の試合前イベントとして「ユアサ工機デー~GEMS COMPANYとファジアーノを応援しよう!~」というステージイベントが開催されるんですが、正直どんなグループなのかよくわからないんですよね」

おさしみ「僕もですね。本当に知識ゼロ。そもそもどんなグループなのか教えて欲しいですね」

だんご「じゃあまずはこれ見ようか」

iek「いきなり出てきたのが21分のライブ動画だったのでビビりましたが、これステージに映されているのは立体映像かなにかです?すごいなぁ…。再結成後のX JAPANのライブで生前のhideの映像をステージで流していましたが、それをメンバー全員でやってる感じですね…」

だんご「これ、モーションキャプチャーをリアルタイムでレンダリング(※1)してるんだぜ…」

※1「 モーションキャプチャーをリアルタイムでレンダリング」
モーションキャプチャー:現実の動きをデジタル的に収録する技術のこと
レンダリング:主にCG/映像分野で、元データの映像を合成して出力することを指す。

「センサーなどの機材をつけた演者のパフォーマンスをリアルタイムに読み取って、キャラクターの映像をステージに投影する」くらいの意味。力業です。(文:ふぁじだんご)

おさしみ「確かに映像が凄いっすね」

だんご「ライブ見ると分かるんだけど、動きが乱れてたり、声掠れてたりするのよ」

iek「確かに、いい意味での「揃わなさ」が「生身の人間が介在している」というリアリティを生んでますよね」

だんご「モーションキャプチャー用の機材付けて、ダンスしながら生歌を歌ってるフィジカルなパフォーマーなのよね」

おさしみ「マジで0からなんですけど、この可愛らしい女の子達が『GEMS COMPANY』ってことですよね」

だんご「んです。多分、アバターも中の人の体型に合わせてあるんじゃないかな?」

おさしみ「技術の進歩すごい…」

だんご「もともと、スクエア・エニックスで、ドラゴンクエストのプロジェクトが終わった開発会社と一緒に始めたプロジェクト。プロデューサーがドラクエとか、ニーアシリーズの担当で、スクエア・エニックスの人脈総動員してやってるプロジェクトです。サウンドはMONAKAってゲーム系に強い音楽制作会社くっつけてる。プロデューサーの齊藤陽介氏 (2023/05/07:修正) 曰く『勝つまでやる、金はある』」

iek「スクエニ的にも力を入れているプロジェクトなんですね」

だんご「そんな経緯もあって、ドラクエ畑から流れてるファンが多いのよ」

iek「なるほど…スクエニが絡んでるならモーションキャプチャー関係もCGも強いのは間違いないな…」

おさしみ「バックがどえらい感じでびっくりしてます」

iek「こういう形でいわゆる『中の人』が二次元のキャラを演じるというフォーマットだと、近年ではVtuberがどんどん増えているんですが、ホームページとか見た感じ、ジェムカンはVtuberではなく『バーチャルアイドル』という位置付けで売り出しているんですね」

だんご「仕掛けとして、Vtuberとしてデビューさせたけど、狙いは完全にバーチャルなアバターを持つアイドルです。これが最初期の声出しできてた時代の曲」

おさしみ「アイドル界隈にはあまり明るくはないけど、冒頭の動画を見てるとアイドルって感じがしますね。数年前に来場してくれたSTU48や日向坂46の皆様を思い出しますな」

iek「なんかペンライト使っているのでファジサポにも親和性ありますね」

おさしみ「そうだねー、STUの時も綺麗だった記憶あるね」

だんご「今回は昼なのが辛いとこではあるけどね…」

iek「13時キックオフの試合ですからね…」

・GEMS COMPANYとファジアーノ岡山の縁を繋いだユアサ工機

おさしみ「けど、何で岡山の試合に来てくれるんですか?何か縁があったんです?」

iek「この試合のマッチデースポンサーであるユアサ工機(※2)さんがジェムカンもサポーティングしているという縁みたいですね」

※2 ユアサ工機株式会社
昭和22年1月創業。クランクシャフト及び精密機械加工、油圧機器設計製作、伸縮ポール製造販売が主な事業。クランクシャフトは社内一貫生産にて対応しており、加工においては全国屈指の技術を持っている。

ファジアーノ岡山のスポンサー企業の一つ。創業75周年の記念事業として、GEMSCOMPANYのライブの協賛もしている。


だんご「そもそものユアサ工機さんがジェムカンのライブのサポートしてるとか全然知らなかったんです。業態も全然違うし。
 ”自クラブのスポンサーが、リアルじゃなくてバーチャルアイドルグループを推してて、それをスポンサーデーにぶつけてくる”とか想像するのも無理」

おさしみ「そうなのか、それは知らなかった。岡山の企業でもそういうサポートするところあるんだねえ」

iek「自分も、ジェムズカンパニーというグループの存在を知ったのはだんごさんが推していたっていうのがきっかけ。だけどファジのスポンサー企業と接点があるとは知らなかった」

だんご「正直、一番ビックリしてるの俺だと思う」

・メンバーについて

おさしみ「メンバーも知りたいんですが、だんごさんの推しとかいます?」

iek「箱推しっていう感じですか?」

だんご「というかね、Jリーグと絡むとしても、岡山出身者いないからコラボするなら福島、富山、愛媛とか、だと思ってたのよ。実際に、愛媛サポさん、今治との試合前日だけど岡山に来るって言ってたし」

おさしみ「愛媛から…すごいなー」

だんご「じゃあその愛媛出身の子からいきますか」

だんご「この子はイメージカラーがピンクのちっこい子なんだけど、ダンスがおじょうず」

iek「ほう、メンバーにイメージカラーもあるんですね!」

だんご「この子のコンテンツだと業務スーパーのおすすめ動画とかおすすめ」

iek「一気に親近感が…w」

おさしみ「業務スーパーはグッと近付いた感じがするねw」

iek「サムネだけ見ると主婦YouTuberと間違えそう…www」

おさしみ「しかも1時間だから結構しっかり紹介なされてるんですねw」

だんご「メンバー多いので、配信追ってる人はすげー忙しいはず」

おさしみ「各自がそれぞれ個性的に配信してる訳ですね〜なるほどな〜」

iek「この子、話し言葉に方言混じってて、愛媛のファンの人からすると親近感が湧きそうですね」

だんご「瀬戸内民には違和感のない喋りよねw」

iek「ほんと、『地元の子!』って感じがしますね」

だんご「んじゃ、二人目。宮崎を裏切った女」

iek「肩書が強くないですか?www」

だんご「自称やぞ?ビジネス的にマンゴー推してたので、『ビジネスマンゴー』とも」

iek「宮崎ビジネスwww」

だんご「テゲバに藤岡陛下(※3)がいるうちにコラボしてほしかったんだけどねw」

※3 藤岡陛下
FC岐阜所属、藤岡浩介選手のこと。2013年から2016年までファジアーノ岡山に所属。主戦場は当時存在したセカンドチームであるファジアーノ岡山ネクストであったが、端正なルックスと得点力でネクスサポからの人気も高かった。ファジ退団後は2017年から2021年までテゲバジャーロ宮崎に所属。当時九州リーグに所属していたチームをJ3まで引き上げる原動力となった。
ちなみに「藤岡陛下」のあだ名はネクスファジ所属時、ファンに手を振る姿が皇族のそれに似ていたことから一部のネクスファジサポの悪ノリにより、命名された。

おさしみ「あーそれは見たかったですね」

だんご「ネタ枠というか、ヨゴレ芸人的な役回りをしてるのは、ある意味貴重ではあるのよね、グループとしては」

iek「アイドルグループのそういう枠の子って大事ですよね」

おさしみ「これはwwwwww」

iek「やろうとすることが上島さんとか出川さんの路線じゃないですかwww」

おさしみ「えっ、けどすごいこの子好きかもw」

だんご「リアルにローション相撲した上で、モーションキャプチャーするとか、何気に難易度高いっていうw」

iek「技術の無駄遣いやめてwww」

iek「他のメンバーで、僕がプロフィール見てて気になった子がいまして」

iek「なんですか「群馬のポンコツ姉さん」ってwww」

だんご「いや、そのまんま」

おさしみ「ネーミングがすごいなwww」

だんご「天然だけど、でも歌は上手いっていうね」

iek「おぉ…いいっすね、この子。声に芯がある感じがします」

だんご「THE FIRST TAKEのパクリとかいわない」

おさしみ「言わなければ思わなかった…w」

iek「まぁアレはいろんな番組やらコンテンツやらでパロられ擦られしてますから…w」

おさしみ「別動画でLemon(米津玄師)も歌ってるけど上手いねえ…ポンコツには思えない…」

だんご「yoasobiの群青も歌ってるよ」

だんご「で、この群青でコーラス歌っているのがジェムカンの実質的なエース格である水科葵。

だんご「弾き語り配信って武器がつよい」

おさしみ「Twitter見てビックリしたけど、個人的に推してるエレキコミックさんにフォローされてる!」

iek「こんなところで思わぬ接点が…!」

おさしみ「というかさらば青春の光さんとも何かやってるっぽくて驚いてる」

iek「ジェムカンとラジオやってたのよ、関西で(※4)。オールナイトニッポン聞いてたらよくCMやってた」

※4 さらば青春の光さんとジェムカンが関西でやってたラジオ
2020年4月4日から2022年3月までラジオ関西で放送されていた「GEMS COMPANYのさらば、ラジオ。」のこと。大阪府民であるiekがオールナイトニッポン0を視聴中によくこの番組のラジオCMが流れているのを聴いていた。
GEMSCOMPANY 公式 Youtube で過去のアーカイブを視聴可能



だんご「まだ東ブクロさんとネット番組やってるね。ラジオのアーカイブもアップされてるはず」

おさしみ「マジか、さらば青春の光も好きだからめちゃめちゃ親近感だよ」

だんご「むしろ、さらば青春の光はジェムカンで知った」

おさしみ「こういうのってすごく大事だよね。多分今回のコラボでファジサポでジェムカンに初めて触れるって人は多いだろうし」

iek「そうよね、いいきっかけだと思う!」

おさしみ「個人的にこういうコラボはどんどんして欲しいな」

・ファジサポ向けジェムカンを楽しむポイント

iek「さて、当日はジェムカンのことをほぼ知らないファジサポの前でライブをやるわけですが、ファジサポの人がより楽しむために「ここだけは抑えておくといいよ!」みたいなのってありますか?」

だんご「んー、なんだろうな。折角の機会だし楽しんでもらいたいのよね。で、実際の時間は少ないので、出来て2,3曲くらいかなぁ」

おさしみ「なるほどなー、ちょっと少ないけど楽しみね」

だんご「チアリータ・チアガールって曲があって、この曲は多分披露されると思う。ど真ん中な応援歌」

iek「映像込みで、めっちゃサッカーの試合前に合いそうですね!」

おさしみ「何かめちゃめちゃサッカー試合前っぽいな!」

だんご「あと一曲挙げるならゴールデンスパイスかな」

おさしみ「ファンの方も結構来るみたいだしセトリも楽しみにしていただくのもいいかもね!」

だんご「ジェムカンは表に出てくるのはバーチャルな写身だけど、先にも述べた通り演者が機材を身に着けてダンスをして歌っている、フィジカルなパフォーマーなのよね。
 特に、時期的に売り出すタイミングでコロナ直撃しちゃったグループなので、バーチャルな路線があったから生き長らえた。その辺りの苦労は、Jサポも共有できる部分ではないかなと」

iek「あの時期にデビューしたりブレイクしたグループってライブパフォーマンスをどう構築するか結構苦しんだって聞きますね」

だんご「もし、5/13のライブが声出し可能なら、2020年以来だと思う。22年11月は声出しは無理なライブだったので、声出しできる最初の機会の可能性があるのよね」

おさしみ「そりゃあ他県からもファンが来るわけだ…」

だんご「コールできるって、すごく大きな意味があって、その場所を提供できるのは、クラブとしても得難い経験にはなると思うのよね」

iek「ファジサポのみなさんも、コールは分からなくとも手拍子とかで貢献できる部分はあるんじゃないですかね?逆に言えばジェムカンファンの方がファジの試合見たときもそうでしょうし」

iek「声出しの可否については、当日までにリリースされるであろう内容を要確認ですね」

おさしみ「とは言えなかなか見る機会のないライブだから楽しみだね」

ここまで、GEMS COMPANYとはどんなグループであるか、ふぁじだんごさんに教えてもらいました。試合開催まで少し日がありますし、当日をより楽しむために今から予習してみるといいかもしれませんね。

試合開催までに時間があれば「ジェムカンファン向け、ファジアーノ岡山の楽しみ方」的な記事も書きたいと思います。お楽しみに!


(2023/05/07:修正) 文中にて誤って”斎藤陽介氏”と記載していましたが、正しくは ”齊藤陽介氏” です。お詫びして訂正いたします。


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