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『シーモアさんと、大人のための人生入門』

久しぶりにDVDで『シーモアさんと、大人のための人生入門』を見ました。
この映画との出会いは、兵庫県民の私が2017〜2018年に単身東京で仕事をしてた頃、仕事先の高田馬場にある「早稲田松竹」の上映案内でした。
多分2本立てだったと思います。映画に詳しくない私には初めて知った映画でしたが、心惹かれるものがあってDVDを購入しました。
ほんとは「早稲田松竹」で見たかったのですが。。

シーモア・バースタインは天才的なピアニストでしたが、音楽業界の商業主義や、極度の緊張を強いられるコンサートから50才で身を引き、ピアノ教師の道を選びました。
音楽を深く愛し、その全てを生徒に注ぎこむ彼のピアノレッスン風景と作品全体に流れている彼自身のピアノの音は静かで夢のように美しいです。

「禅の思想家は言った、”菊を描く者がすべき事は、自身が菊になるまで10年間、菊を眺める事だ"」と彼は話していました。
表現したい対象や物事に向き合う彼の意識に触れていると、静かな充実感を感じられるような気がして時々見ます。

監督の俳優イーサン・ホークにも良い映画を作ってくれて感謝しています。
予告編がココにあります。









上映は終了してしまいました。


DVDを購入して一人で何度も見ました。

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