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助成金

空き家は社会的な課題

空き家問題は社会的な課題です。各々で置かれている状況に違いはあると思いますが、解決されなければならないのは明白で、お住まいの行政区に、対策のための助成金があるはずです。
使えるものは使いましょう。県と市(あるいは郡や町)と細かく調べられることをお奨めします。多くの場合は年度ごとに行政単位ごとに予算組みがされているので、3月から4月ごろにチェックするといいのかもしれません。

北九州市の場合


空き家対策としての補助金がありました。

最大で40万円を補助してくれるというものです。さらに一定の耐震補強の費用には100万円、加えて北九州市以外からの移住の場合に一定の条件を満たすと60万円の補助があります。金額としては大きいです。
ですが、「当該空き家に居住する」要件があります。この要件が私にはハードルが高く、母親に住んでもらい申請するかどうかを検討しながら進行中です。

先進的窓リノベ事業

年度ごとに実施されている、規模の大きな事業。(仮称)牧山テラスの場合は見積もり調整で時間を要して、見積もり調整をしている間に2023年分の助成金の交付のタイミングが合わなかったため、最終的には2024年の助成開始のタイミングに合わせて工事の契約や着工を進めることになりました。2023年度の予算額で1350億円と大きく、利用できるパターンが窓ガラス交換や内窓設置、カバー工法での取り替えなど、複数パターンから選べます。ただし注意点は、施工会社の方から助成金を申請してもらう必要があること。また、実質的にはリクシルなどのサッシメーカーの利用が必須となり、特注でサッシを交換するというよりは、汎用性の高い既製品の中から選択して、リクシルの代理店などと納期の調整を図る必要があります。選ぶ工務店が、この助成金に慣れているかどうか・実績があるかどうかも大きなポイントです。経験がない施工会社だと、進めることが難しいかもしれません。

こどもエコすまい支援事業

窓リノベ事業と母体は同じです。2024年からは、子育てエコホーム支援事業に名前が変わりました。開口部の改修や屋根や外壁の断熱改修、エコ住宅設備、子育て対応改修などに対して一定の助成金が出ます。
この事業は、テレビの情報番組でも見たことがあります。令和5年の事業予算が大きかったので、マスコミでも報道されていたので、ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。2023年は2100億、2024年は400億円です。実際、2023年は満額で受付が終了しています。リフォームの場合は下記の通りの助成額です。

  • 子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸

  • その他の世帯: 上限20万円/戸

  • ※子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合は、上限60万円/戸

  • ※長期優良リフォームを行う場合は、

  • 子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸

  • その他の世帯:上限30万円/戸

趣旨としては、子育てをする世帯がエコな暮らしをすることに対しての助成で、新築だけでなくリフォームも対象になっています。自分は子育て世帯ではあるものの、家族と移住するわけではないのがネックになります。
また、前述した窓リノベの併用が難しかったため、(仮称)牧山テラスでは窓リノベに対象を絞って検討を進めることになりました。

給湯省エネ事業

同様に母体は同じです。高性能の給湯器などの設置に対して助成金が出ます。(仮称)牧山テラスでは設計事務所と利用を検討しました。エコキュートなどの高性能なものにガス給湯機からバージョンアップのコストが思ったよりも高く、助成金は5万円。コストパフォーマンス的に難しいと判断し、この助成金は見送りました。

2023年の実績で、事業予算300億円に対して29%の申込です。どちらかというと、新築で作ることが決まっている個人や事業者が、助成を踏まえて性能アップを実施する際に使いやすい事業かもしれません。

既存住宅リフォーム支援事業

高性能の断熱材の利用に対して既存住宅の改修費用を助成してくれる事業です。

見積もりを取得して比較検討しましたが、高性能の断熱材を施工する費用が思ったよりも高額で、元々の仕上げ材が漆喰を使うなど比較的良いもの出状態が悪くないことがあり、窓リノベ助成で窓の仕様をアップすることで性能は十分に担保されると判断し、この助成金の利用は見送りました。
トータルの断熱性能の向上、居間だけの断熱性能の向上と場合に応じて利用でき、既存の建物の状態次第では利用しやすい助成金だと思います。

福岡県耐震診断アドバイザー派遣制度

この制度は、発見してすぐに利用して、六千円で耐震診断を受けました。福岡県の制度です。

現状の方針としては、工務店と協議しながら窓リノベについては助成金の利用を前提に進行中です。
実際に、住民票を移して居住する場合には、色々と使える助成金がある、という感想です。ただし私の場合は東京からの手続きとなるため利用できないものが多く、大方針としては窓リノベを中心に考えることになりそうです。予算があれば、既存住宅リフォーム支援事業を利用して外壁の多くを更新する工事をしたかったですが、それはまた次の機会にて、貯金をしつつ検討することになりそうです。

ローカル10000プロジェクト

総務省が実施する、地域密着型の起業や新規事業を支援する助成金です。

感覚的に、こんな助成金が使えたらいいなと思いましたが、私の事業規模では、ハードルの大きな助成金でもありそうです。起業して地元の地銀の融資を受けることが条件になっていて、起業への初期投資費用への助成が可能です。自分の場合は、法人化して進めるような事業規模までは達しておらず、この助成金は断念。もし将来、事業規模が変わり新たな展開が見えるような場合には、頭に入れておきたい融資制度です。

現段階のまとめ

(仮称)牧山テラスにおいては、先進的窓リノベ事業が最も使いやすく、予算規模も大きいことから利用する予定です。工事費の見積と関連しており、最終結果はまたのちに書くことにします。

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現在、FromFactoryKITAKYUSHUでは、建築工事が進行中です。完成に向けて、下記を募集しております。
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