第107〜久しぶりに、飲んでカラオケに行った〜
早稲田の街の本屋で、私もほとんど毎日通い詰めた文禄堂が、9月16日を以って閉店するらしい。
早稲田の街で私の思い出にある店が閉店するというニュースは他にも幾度か伝聞してきたが、そのたびにやはり寂しくなる。
文禄堂は私が入学した頃はまだ「あゆみBOOKS」という店名で、確か大学3年か4年になった頃に店名を変えたのであった。文禄堂という店名にはついに馴染めず、私にとってはいつまでも「元あゆみBOOKS」であった。
別に大した本が並んでいるわけでもないが、そこにあるということが大事な本屋で、早稲田という街では、古本屋を除いて唯一の本屋であった。本屋の消滅は寂しい。それを感じるたび、生活にとっての本屋の存在を考えさせられる。
本屋でもメシ屋でも、思い出すたびに早稲田に帰りたくなる。こんなところにいるという現実を受け入れたくはない。
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