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谷川岳 一ノ倉沢について

お気に入りの場所、谷川岳 一ノ倉沢。

谷川岳の東面に位置する壮大なこの場所は、古くからクライミング愛好家たちの憧れの場所だ。

時は昭和30年代、空前の登山ブームが訪れる。

登山家の中でも、特に技術の秀でた人々が壮大な岩場を登攀しようと、われ先に連日アタックした。女性で世界で初めてエベレストの頂に立った、田部井淳子さんもその一人だ。田部井さんは都内で勤める傍ら、週末は早朝から当地に訪れ技術を磨いた。

一説によれば、エベレストに挑戦する登山家のいわば登竜門であり、日本の登山史に名を馳せる、南氏、八木原氏も憧れの代表格だ。

標高差約1000メールを一望できる出合までは、谷川岳ロープウェイか環境省のインフォメーションセンターからのアクセスが良い。

途中、谷川岳山岳資料館や同登山指導センターを過ぎ、距離約3.5km、時間にして約1時間。道はほぼ平坦で舗装されていて、スニーカーで気軽に歩ける。

ブナの大木に包まれて、癒し効果があると言うフィトンチッドを感じながら進むと、頬を撫でるような涼風が心地よい。

最後の左カーブを過ぎると…

谷川岳 一ノ倉沢 出合

ため息が出る大絶景。

体力に余裕があれば、更に続く、芝倉沢や幽ノ沢まで足を延ばしたい。

冬場は、プロのアウトドア会社が主催するスノーシューでトレッキングに参加するのもおすすめだ。

例年3mを超える積雪があり、グリーンシーズンに行けないルートで、素晴らしい景色に会える。

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