筑後川にいったい何があるんですか?
2024年1月某日。思い立ったが吉日。
通潤橋が国宝指定されたものの、冬場は観光放水はやっていないし、
立野ダムの試験湛水も始まったばかり。
そこで、筑後川へ行ってみることにした。
思い返せば、水を目にするということは、
これまでの生活の中で日常的にあるもので、
感覚的なものだけれど、それは大切なことだと思っている。
地元で犬の散歩道だった河川敷、
大学時代に家から見えた洞海湾(正確には若戸大橋)、
東京に出てからはどこに住んでも通勤途中には川があった。
今回の旅のナビゲーターは熊本大学 田中尚人先生。
おともは「九州土木遺産な旅のすすめ」
筑後川と聞くと、豪雨による浸水被害のニュースで耳にすることも多いが、
阿蘇山を源流とし、有明海に注ぐ河川は水田を潤し、
街道沿いの暮らしを支えている。
福岡市の水道の3分の1も筑後川から約25kmの距離を導水しているのだ。
そんな、をまち歩きをしてきた。
(歴史の授業や書籍は苦手だけれど・・・)
「飲水思源」、水が文化を育み、今の風景がつくられている。
まち歩きがコチラ↓
仕事机の上で、図面を広げるだけでなく、
飛行機でも、新幹線でも車で目的地に行くだけではなく、ただまちを歩く。
そこに根付く暮らしや、水の音、匂い、距離感、
歩く速さだからこそ感じるものがあると思っている。
こんな旅にまた出たい。と、今は球磨川近くの喫茶店でこれを書いている。