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Side・感覚、再度
「まるで鏡を見てるみたいだな……」暮らしの中でそんな感覚になった事ってあなたにはありますか?
あくまでも「あなたの感覚に於いて」で。
鏡と言ってもライフレビューのようなものが流れる感覚のものや既視感を齎すタイプのもの、見たくないものが映る、望むものが映るなど。
これらはあなたの感覚によって異なると思います。
どんな種類の鏡があるのかはあなたの数だけあると思うと胸が熱くなります。
あなたの感覚で見る、あなたの感覚をもってして感じるその想いとは、鏡とは一体どんなものでしょうか。
私はと言えば、通常の鏡の感覚というものを昨年はじめて人に対して見ました。
「まるで自分を見ているみたいだな……」
そう感じられました。
さも自然な一言の様相ですが、ちょっとかっこつけすぎました。
最初は「あーー、わっかるわ」、であり何でそうなのかわかる感覚。
それが馴染むとお次は絶句です。「…………」
言葉もでない文字通り絶句。
時に悶絶をうみ、グエっとなることも。
そこを経て先程の一言。
なのでこれはしばらく経ってからの感想です。
これは私の感覚の話であり、相手もまたそうであるか?はまた全く別のお話です。
ここでの客観的意見ともいえる外野の茶々は例え自分の声であってもカットアウトしてくださいませ。
あくまでもとことん自分の感覚の話です。
答えはなく、確認は取れないでいいものもたくさんあります。
合ってるか間違ってるかは合わせた時に互いにしかわかりません。
そしてそこは互いに違っていていいものだと私は考えています。
片方が大いに感じていてももう片方はさっぱり、なんて事は日常茶飯事。
それが面白さへの鍵です。
あなたが見る鏡の取り扱いもここの部分はきっと私と同じルールだと思っています。
鏡だから左右が反転している。
でも言うなればそれこそが鏡と私と鏡の中の私、3点を分ける境目。
まるで違う、なのにまるで同じ、そんな不思議な感覚というもの。
鏡面に指先をそっと沿わせればこの熱が伝わるんじゃないか。
そして感じ取れるんじゃないか、そんな心持ちになるような不思議な調べを感じます。
呼吸に集中して、鼓動の調べをきく感覚というか相も変わらず私の語彙ではこの感覚をあらわせません。
ただ、そういった楽しく面白くうれしく、答えのない話や自分の感覚。
これらを自分へと伝えることはやってみる事でしか知り得ないものがあり。
いつかこれを読むあなたにも「そんな事があるなら面白いかも」と気楽に胸をひらくような心地が届けばいいなと思っています。
どんな事でも、しょうもないことも大切な事ももっと気楽に安心して私とあなたの唇から手へ、心へと受け渡しできる明日へと共に参れたらうれしいです。
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