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アップサイクル・新生、そこに温度はあるのか


アップサイクルというのは本来廃棄予定のものを活用して新たなる価値を生み出す仕組みです。
ダウンサイクルもあります。

近年では香水にもアップサイクルに纏わるものが誕生しています。これ以外にもいくつも。
面白いですよね。

元来のリサイクル、リユースだけでなく、今や暮らしには四季やライフステージに限らずあらゆるサイクルが存在します。

例えば、私が自覚しているしくじりや、やらかし、忘れてしまいたいことやら飛んできた流れ弾、これはもう再起不能だと感じたり論じられたこと…and more.
どんなことだってこんな風に価値も新たに誕生することが可能。
勿論、あなたも同じくです。

自力ではもうこれは廃棄だ、そう感じてしまうことも他者の視点、スペシャリストの声があれば大丈夫。案ずること勿れです。

新生とは、無から生まれるものだけに非らず。

私たちの新生とはどういったものでしょうか?
個々の個性が今こそ走り出すときに感じられます。

またお繕い、といった従来のお直しやリメイクとも異なる衣料品に加えるまるで魔法のようでいて、とっても温度のある素敵な手法も存在しています。
ダーニングという技法。

シミがついてしまった服、靴、ニットや靴下に空いた穴。薄くて便利なエコバッグの補強に、擦り切れてしまったデニム。受け継ぎたい思い出のコートなど、自分の手でお繕いすることができる指南書です。

そしてダーニング自体でものづくりも盛んです。

ちょっと考えすぎてしまった時に、私は最近お繕いをする時間を愉しみます。
図案要らずで針と糸、それだけあれば自由にできるお繕い。

冬仕舞いが迫り来る今の時期に打って付け。
ちょっと端が危ういわね…と感じられるアームウォーマーをちくちく。
毛糸でやるととてもモコついてかわいいし、普通の糸ならまた風合いが変わります。
馴染む色も自然だし、カラフルな糸、手持ちの糸、何でも御座れの懐の深さもうれしい。

次の衣替えまでに色を添えて、また来年もよろしくねと。

一石三鳥も五鳥もあるお繕い。
これだって立派な春支度です。

あなたはどんな春支度をしていますか?

常より一日多い、この二月をあなたはどうお過ごしになったでしょうか。

私は昨秋、半ベソでベッコベコになってここへ現れました。
とてもじゃないけど、年を越せるとは到底思えない。
それぐらい打ちひしがれていた。
だけど、それでもやらなくちゃ。
それにはあなたが必要だ、そうしてここへやって来た。
そんな私も今や越冬を終えようとしております。
そんな二月。

いつもあらゆるあなたのご協力、心より感謝します。


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