猫がチュールを欲しがるように
犬がほねっこを欲しがるように率直にまっしぐらにすきなもの、目標に向かっていく。
大人はそれをあまりしない。
私も御多分に洩れずそうでした。
犬猫は率直に気軽に「君、腹を撫でたまえよ」
「ワハハ!光栄であろう?」などと仰るのはあなたもご存知の通りです。
実際撫でている私も喜ぶし、犬猫もご満悦です。
癒しと歓びの平和空間。
なのに大人の私は、「でもご迷惑なんじゃ…」という塊を喉や心に詰まらせていました。
そしてそれはいずれか全身を蝕むことになる冷えた痛みにもなってしまう。
あなたはどうでしょうか。
犬猫は100万回連続の勢いでチュールやほねっこを所望するし、撫でたまえ攻撃をかまします。
そんな時私たちは「こいつ我儘でやなやつだな」「迷惑だな」なんて思いますか?
私は「あらー、かわいいんだねえ」ときゅんきゅん、ぎゅんぎゅん致します。
エンドレスリピートでお求めになる彼ら。
ニコニコと信じて疑わない彼ら。
あのくらいの素直さ、信頼関係って心底健やかで気持ちがいいものです。
しなくていい我慢は共に脱ぎ捨てていきましょう。
初期装備品を使わないままにして来た私、あなたも、使い倒してきたあなたもリニューアルしてもっと軽やかになれたらいいですよね。
春はやっぱりすきです。
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