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ミックスジュースとさんぴん茶
お茶が美味しいと個人的に感じる季節になって来ました。
タイトルの飲み物に馴染みのない土地柄の私にも届く飲み物、ミックスジュースとさんぴん茶。
土地によってはフルーツ・オレ、茉莉花茶、ジャスミンティーと呼ばれたりもして広く愛されています。
呼び方が違うけれど同じものを指していたりするのはあなたから方言などあなただけの言葉と表現で届けられ、新鮮な喜びを運びます。
「え、そうだったの?」『そうよ』
そんな些細で楽しいやり取りがすきです。
人の数だけ言葉も表現も存在し、同じ言葉のようで独自の言葉や温度感があるなあと暮らしの中でつい注目してしまうひと、もの、こと、ってたくさんあります。
同じ場所に同じ水色を塗るとしてもテクスチャーから明度、濃淡だって一人ひとりでまるで違う。
ミックスジュースって言ってもその名の通りフルーツジュースでもないし、野菜ジュースでもないしましてやパインジュースでもありません。
飲んだ人が最初からその存在を知っていればそれは「ミックスジュースだ」となるんでしょうし、知らなければ「美味しいジュースだ」となるかもしれません。
「毎回bpmちゃんの家で出されるジュースね」だったり。
「フルーツジュースか」かもしれませんし、人によっては「バナナ風味だな」だし、「リンゴジュースより濃いな」and moreの感想が人の数や認知度によって変動します。
この見極めが得意且つすきなら食のエキスパートにもなれるでしょうし、そもそも「美味しい」や「これすきだな」というところが取れればそれでいいなあ、と。
ミックスとフィックス。
何かこういうのって面白くて夢があると思いませんか?
名前やラベルがなかったとしたら私はそれを何と称するのか。
どう伝えるのか?
書いてあったり知っていたら、私から出てくる感想は変わったり増えたり減ったりするか。
それでも変わらないものって何か。
変わらないものと変わるもの。
増えるもの、減るもの、新しいもの。
入れ替わるもの。
人は自分でも自覚できる自分と、知覚は出来ていても表現できない自分、自分には未知でもあなたには既知の私などなど無数の私とあなたが常に存在している。
ひとは多面的で二面性ほど少ないバリエーションな訳もなく。
見る角度の数だけ煌めくミラーボールみたいな私とあなた。
陰になってるところと煌めくところ。
常に流動的だからどんどん新しいところが発見されるし、大切に思っていたところとさよならをすることもある。
それでもまるはまるです。欠けたりしない。
はみだしもしない、私もあなたも大丈夫です。
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