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【フロッグの考察部屋】よう実の3大未回収伏線!!

 こんにちは、リアルで強制顔出しイベントを喰らったフロッグです!(応援よろ🤝)

 今回は、0巻(DVD1巻)の発売までの期間を使い、これまでのよう実で未だ回収されていない有名な伏線をいくつか取り上げてみようと思います。

 各パート事に分けて、簡単な紹介と考察を綴っていくので、興味のあるものだけでも是非見ていって下さいm(_ _)m。


Ⅰ.学籍番号の重複

①.伏線の発端

 まずはおなじみのこの話題から。

 この伏線が物語上で語られたのは、1年生編9巻での出来事です。
 この巻では、坂柳に貶められている一之瀬を助けるために綾小路が裏工作をする流れですが、その過程で目撃した2つの場面で綾小路はあることに気づきます。

まずは1つ目の場面。

綾小路「しばらく意味もなく神室の学生証を眺めて待っていると、10分ほどして神室が戻ってきた」

上記の場面は、坂柳の指示で綾小路の部屋を訪ねてきた神室真澄との場面です。
 神室が泥棒の常習犯だと証明するため、学生証を綾小路に渡していますね。

 この時、綾小路は学生証を何気なく眺めていましたが、この描写が次の場面につながります。


2つ目の場面はこちら。

綾小路「オレも足元傍に落ちた伊吹の学生証に手を伸ばす。
ふと視線を落とした、その学生証
そこには当然笑顔もなく、硬い表情の伊吹が無愛想に売っているだけ。

しかしーー

オレは『ある一点』を見て気づく。

 噂騒動で坂柳クラスと龍園クラスが小競り合いをしている場面ですね。

 この時、伊吹の激しい動きで彼女のポケットから学生証が落ちるのですが、それを拾った綾小路が『ある一点』に気づいています。

 この『ある一点』というのが正に、『神室と伊吹の学籍番号が同じ』であるということです。


 1年生編では、各巻のサブタイトル間でキャラ紹介の欄があったのですが、それを見返すと神室&伊吹の他にもいくつか『学籍番号が被っている』メンバーが確認できます。

 現在では、2年生編公式ページのキャラクター紹介でも確認出来ますので、気になる人は眺めて見るとわかりやすいかもです。
また、一応筆者がメモ代わりに作成したExcelも貼っておきます。


②.伏線の考察

 さて一通り発端の流れがわかった所で、学籍番号が現状どのような状態や、本編にどのように関わるのかを考察していきます。

 基本的に学籍番号は、生徒の管理や本人としての身分証などに用いられます。
この点は高度育成高等学校においても同じと言えます。
作中では、店舗での購入時やOAAの登録などに用いられてましたね。

 そんな学籍番号ですが、特徴や法則性、そして綾小路世代は学籍番号の被りがある事が分かっています。
 その部分を簡単に書き出してみます。

【学籍番号の特徴】
・綾小路の番号『S01T004651』を例に挙げ、『S01』は学年が変わろうと変化しない固定数字。
『T00~』以降は個人それぞれに割り振られている数字。

・高育では基本的に男女別に五十音順で並んでおり、男子80名⇒女子80名の順番となっている。

綾小路世代は“生徒数160人”に対して“学籍番号枠が18枠足らない”。

・この18枠は“全て男子枠で”足りてない(つまり男子80人に対して62枠しか用意されていない)。
⇒つまり男子側は最低18組(36名)の被り組がいると予想。

女子は枠自体は80個あるが“空白の番号がある”。

・被っているうちの片方は五十音順のルールに反している

一之瀬帆波の番号は、上の学年の南雲世代にくい込んでいる。

葛城の番号は、被っていた山内の退学後に変更され、現在は柴田と同じになっている。

新1年生の天沢世代は、男80⇒女80の割り振りから、女80⇒男80の順番に変更されている。
 学籍番号の被りがあるかは不明。

 ざっくりまとめると上記の通りです。
詳しい考察や解説などは下のnoteリンクに記載しているのでそちらをご覧下さい。

 まず、明らかにおかしい順番の生徒がチラホラいますね。
 椎名ひよりが坂柳有栖より前にいたり、網倉麻子が篠原さつきと連番だったり。

 この辺のキャラ達は他キャラと被っている可能性が高そうです。
 また、男女で学籍番号の枠の数が違ったりと疑問点はいくつか挙げられます。

一之瀬に関しても、1人だけ逸脱した番号を持っているためこれも謎のひとつですね。
 1つ考えられるとすれば、一之瀬は入試トップの成績だったそうです。
 そういう事が関係して、このシステムにおいて対象では無いor免除されているとかはあるかもしれません。

そして、天沢たち新1年生達にも学籍番号の法則に変化があった事から、学籍番号のシステムが1年生にも適応されているのかも知れません。

③結論

現状で考えられるものは、

1.試験で使用
2.特定の条件で使用出来る裏技

このどちらかだと思います。
 クラスに均等に分かれてそうなのも含め、1番が可能性が高そうです。


Ⅱ.龍園の8億ポイント作戦

お次は有名でほぼ不可能に近い伏線、龍園の8億ポイント作戦です。

①伏線の発端

 この伏線(というか作戦)が初めて語られたのは、1年生編7.5巻で綾小路と龍園が密会するシーンでのこと。

 龍園「綾小路。お前は確かに頭がキレるし腕も立つ。だがそれでも完璧には程遠いようだな。」
〜中略〜
つまりそれはーー8億を貯める方法がある、ということを意味する。

 この様に、龍園がプライベートポイントに固執する戦いをする理由が、『クラス全員分の昇格ポイントを貯める』作戦を視野に入れていたからです。

 これは綾小路も想定していないものであり、ほぼ不可能だと結論を出していました。
 ですが、それでも『5%』の成功を綾小路が見出したのも事実であり、超少ない確率で成功できる作戦のようです。

 また、完全に忘れ去られたと思っていた2年生編8巻で再度この話をしています。

 この2-8巻の話を見ると、正直ブラフかどうかは判断がつきませんが、作戦が動いている可能性があるのは事実です。

 ですが問題は、どう成功させるかという点ですねw
 一応考えてはみましたがめちゃくちゃぶっ飛んでます。


②伏線の考察

 ということで、色々想定してみます。

 まず、8億ポイントという額は、1クラスどころか全学年全クラスの金を集めても、1年では届きません。

 現状どれだけ貯まっているかは分かりませんが、2年生の12月〜卒業の3年生の3月まで16ヶ月しかありません。

 仮に全学年平均クラスポイントを700辺りとします(これでも多分高い)
 それでも1年間で総額4億ポイントちょっとが関の山。これを2年間全ポイント搾取してやっと届くレベルです。

 ですが、龍園は綾小路との会話の中でこう豪語しています。

龍園「いいか。年間に動いているプライベートポイントは膨大だ。退学者を抜きにすれば、各学年160人。3年全部合わせれば480人。
もし仮に1ヶ月10万ポイントを全員から搾取することが出来ればそれだけで4800万ポイント。月に20万ポイント以上なら1億にも届く。」

綾小路「それを8ヶ月続ければ約8億。目標額に届くことも夢じゃないと?

 これは極端な例だろうとは思いますが、もしかしたら1ヶ月で1億稼ぐ方法を思いついているのかも知れません。

 そもそも、そうでないと動くのが遅すぎるので、やはり8ヶ月で8億ポイントというのは割と本命なのかも知れませんね。

 ではどうやって貯めるのか。
 生徒間で回っているポイントのみでは到達不可能+たった8ヶ月でも行ける作戦となると、

『学校側から金額を倍増させる』くらいしか思いつきません。
イメージは銀行と同じです。お金を預ける分、微々たる量ですがお金が増えるシステムが有るので、そのクソデカ規模をやれば到達できるかもしれません(暴論)。

それともうひとつ、『クラスポイント⇒プライベートポイント』が算出されるという仕組みを利用して、クラスポイントを学校側に売るという戦略です。

 未だ、クラスポイントを売るという前例は出てきていませんが、クラスポイントは月々のプライベートポイント変換以上に価値があると思われます。

その辺の倍率によっては、クラスポイントの売却で相当な額のプライベートポイントを確保出来るかもしれません。
 またこの作戦では、Aクラスに協力を仰ぐ=少しでもクラスポイントを高くするという点で発言の回収にもなりそうだなと思いました。 

 とまぁ、これくらい極端な作戦を展開しなければならないですが、1つキーポイントとなるのが『校則の変更』かなと思います。

 今現状、校則の変更は出てきていませんが、「普通に集めても意味が無い」のに龍園がプライベートポイントをかき集めている点から、この『校則の変更』に目をつけていそうだと考えました。

③結論

 一応結論として、

1.銀行の金利作戦
2.クラスポイント売却作戦
3.校則の変更作戦

 現状考えられるのはこんなところだろうと思います。
 いずれにしても、龍園の動きが楽しみで仕方ありませんね〜。


Ⅲ.よう実テーマの『自由』と『平等』

 最後のひとつはよう実のメインテーマとされていること話題です。

①伏線の発端

 1年生編1巻冒頭、綾小路は我々読者に問いかけをしています。

綾小路「問い・人は平等であるか否か」
〜中略〜
オレは今、人類にとっての永遠の課題に新たな答えを見出そうとしていた。

綾小路「オレは自由だ。自由。英語で言うとフリーダム。フランス語ならリベルテ。
……自由って最高じゃね?」

 はい、自由についての発言は、マジで綾小路が言ってるの?となりますが、大方こんな感じに書かれてますw


 綾小路は自らの『自由』と、世の中の『平等』の答えを探しに高育に入ったと思われます。

 そして、最新巻での流れにも関係しますが、『綾小路パパとの関係』が正に、綾小路の『自由』を奪っている原因ですね。
 彼はこの状況を打開するために高育に入学したと考えます。

 この辺は下のnoteに考察済みですので是非見てください。


②伏線の考察

 ここでは、よう実においての『自由』と『平等』が何なのかを考えていきます。

 当然この課題は、綾小路がWRを離れ高育に来たことで達成出来るものになるはずです。
 そして高育には、何らかの『育成方針』を掲げて運営をしていることは、アニメでも語られたことですね。

 筆者はその方針こそ、『自由』『平等』に繋がるのでは無いかと考えています。
 

 高育の育成方針は、簡単に言うと『どんな人にもチャンスがある』ことだと思います。
 高育に在籍している生徒達を見ると、様々な分野のみに特化した生徒や、過去にトラウマを抱える生徒なんの取り柄もない生徒などを一緒くたにしてクラス編成しています。

 また定期試験だけでなく、特殊な環境での特別試験を行ったり、フェアな条件を崩さないことなど、様々な面で『誰でもやろうと思えば活躍出来る』状態が出来ていると言えます。

 つまり、『平等』とは『誰にでもチャンスがある環境』のことであり、『自由』とは『その環境で自らに選択権がある』ことであるのでは無いでしょうか。

 綾小路は現状、高育を卒業してきまうと『自由』を奪われてしまう立場です。
 彼は高育で『平等』に答えを出し、『自由』を手に入れるために戦っていくのではないか
と思います。

③結論

『自由』⇒『その環境で自らに選択権があること』
『平等』⇒『誰にでもチャンスがある環境のこと』

 この2つのテーマを元に、よう実の物語や高度育成高等学校の設定が出来ているのかなと思います。

 綾小路が戦う理由にもなりそうですし、今後が楽しみですね!


ということで、今回は繋ぎのnote更新ということで、未だ未回収の伏線達を解説していきました。

 数日後には待望の0巻(DVD1巻)が届くので、読み次第Twitterやスペース、そしてnoteで考察していきたいと思います!

 ではでは、また次のnoteでお会いしましょう👋

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