見出し画像

【フロッグの考察部屋】よう実 『学籍番号重複問題』 まとめ&考察!!


 こんにちは、フロッグ@よう実 です!
 今回は、一年生編9巻で明らかになった『学籍番号の重複』について色々と考えていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください!
※興味のないところは飛ばして下さい。


Ⅰ.学籍番号そのものについて


まずは本来の学籍番号の役割と、高度育成高等学校の学籍番号の特徴についてまとめていきます。


①そもそも学籍番号とは?

 一般的な「学籍番号」は高校や専門学校、大学などで用いられる、入学時に一人ひとり与えられる番号のものです。
 
 これは学校側が各生徒の管理を行ったり、生徒個人が何らかの登録や管理に使用するといった用途があります。

 基本的に学年が変わろうとも、卒業しようとも番号に変化はなく、また同じ学籍番号を持つこともないようです。
では、高度育成高等学校における学籍番号はどのようになっているのでしょうか?

②高度育成高等学校における学籍番号の基本的な法則

 高度育成高等学校(高育)における学籍番号も、基本的な法則としては上記に示した通り、普通の学校と同じ模様です。

ただしその中で、高育特有の特徴として挙げられる点がいくつかありました。

【高度育成高等学校の学籍番号】
・高度育成高等学校の生徒は全て「S01T00〜」の形に当てはまる。

「S01」は共通の番号である。高育には留年がないことや、学年が上がっても変化がないことから考えると「高度育成高等学校」に所属する全員が「S01」から始まると考えられる。

「T00〜」は個人の番号である。これは学年ごとで別々になっているものではなく、高育に在籍している、もしくは在籍していた生徒に順番に与えられるもの。学年が違っていても、番号は連続して与えられている

・基本的な順番は、1学年160名(男子80名・女子80名)を、男女別五十音順で男子80名→女子80名の順で並べられている。

・具体的には男子で「ア」である綾小路が1番最初の付近になり、女子で「ワ」である王美雨(みーちゃん)が学年最後の番号を持つことになる。

このように、基本的な法則では一般の学校と変わらないと言えます。

この辺は単なる予想ですが、「S01」の「S」は「school(学校)」の頭文字ではないかと考えられます。
 仮に、今後高育に二校目・三校目が作られる計画があったり、将来的な部分を加味している場合、第一高校を「S01」、第二高校を「S02」というように表記出来る様に作っているのではと考えられます。

「T00~」の「T」は「term(学期・期間)」や「total(合計)」などの頭文字なのではないかと思います。
 個人的には、学年を跨いでも番号が連続する点から「total」ではないかと予想してます。


③高育の歴史を学籍番号から見る!

 綾小路たちの代の学籍番号は「4651」から始まっていることから、綾小路たちの前に「4000人強」の生徒が在籍していた可能性があります。

 単純計算で160人×29で4640となり、10ほど少ないですが大体綾小路たちの代に近い数字になりますね。

 つまり、堀北学世代が28期生南雲雅世代が29期生綾小路世代が30期生という形になり、今から30年前に高育が設立されたと考えられそうです。

 余談ですが、ホワイトルームの設立は綾小路が4期生であることホワイトルームは生まれた時から施設へ入れられる事から20年前に稼働を始めたと考えられます。この高育とホワイトルームの間10年ほどの期間は何かしら関係があるのかもしれません。


Ⅱ.学籍番号の重複問題


次に、この記事の本題でもある「学籍番号の重複問題」について考察して行こうと思います。

 

①発覚した場面と経緯

そもそも、この「学籍番号の重複」が我々読者に示された場面は一年生編9巻の以下の場面です。

【発覚の経緯】
①「1-A神室が窃盗の常習犯だと証明する際に綾小路に学生証を渡したタイミングで何気なく見た場面(9巻p119)」

②「伊吹ら1-Cと橋本ら1-Aの喧嘩騒動時、伊吹の蹴りの動作で落ちた学生証を綾小路が拾い上げた時の、ふと視線を落としたとき(9巻p192)」

 この時綾小路が『ある一点』に気付いたといっていますが、その『ある一点』「神室と伊吹の学籍番号が同じ」ということです。
この事実から、学籍番号についての伏線が明確化されましたね。

②綾小路世代の異常さと重複の特徴・既出の事実

ここで、二年生の現状の学籍番号を見てみましょう。
※下のリンクから見れます↓↓↓。sheet1が全体、sheet2がクラス別。

         

上の表より、現状判明している被り組は「金田・神崎」「柴田・葛城」「幸村・山田アルベルト」「伊吹・神室」の4組です。
 しかし、学籍番号の表を見てもわかる通り、数名明らかに順番がおかしいところがあります。

そして、このおかしな現象は綾小路世代から適用されていることが証明できます。

【世代の大まかな番号範囲】
堀北学世代  004331~004490まで(160名)
南雲雅世代  004491~004650まで(160名)
綾小路世代  004651~004810まで(160名)
 

これが基本的な各世代の学籍番号のゾーン(多少のずれがある可能性あり)です。

また、綾小路世代が異常である事と、その前の世代が正常だった事を証明するために用いる学籍番号として、以下の生徒の学籍番号を使用します。

【証明に使用する生徒と番号】
堀北学世代 「橘茜 4461」
南雲雅世代 「朝比奈 4570」
綾小路世代 「綾小路 4651」 「王美雨 4792」


①-1橘茜(堀北学世代)~綾小路(綾小路世代)の差

4651-4461=190名】

橘は法則に当てはめると「女子[タ]行」であるため学年内で120番目付近(男子80名+女子の真ん中)の番号だと推測し、
そこから綾小路まで差が190名(一学年160名+橘とそれ以降の29名)であるため正常である

①-2朝比奈(南雲雅世代)~綾小路(綾小路世代)の差

4651-4570=81名】

朝比奈は法則に当てはめると「女子[ア]行」であり、女子の頭の番号(男子80名の直後、81番目)である可能性が高い。
 そこから綾小路までの差が81名(一学年の半分80名+綾小路自身)のためこちらも正常である


②綾小路(綾小路世代の最初)~王美雨(綾小路世代最後)の差
4792-4651=141名】
本来160名いなければならないが、142名(141名分の差+みーちゃん本人の番号)の差しかないため異常である。

以上のことから、綾小路世代からが学籍番号に異常をきたしていると分かりました。
ここからは、重複の特徴・既出の事実について述べていこうと思います。

【学籍番号重複の特徴】
・今のところなぜ被りがあるのか、その理由含め不明であるが、坂柳の実証と真嶋先生の発言から、
片方が退学した場合のもう片方の道連れといった要素は持っていない。

・現状では「男子&男子」「女子&女子」というように同性で被りが生じている。

・学籍番号の被りには、その片方は五十音順的にその位置にいることが明らかにおかしい生徒である(もう片方は正しい位置)。

・一之瀬の学籍番号の位置は、ひとつ上の学年である南雲の学年に食い込んでおり、留年のない高育ではこの理由も不明である。

以上のことから、管理面・試験等で必要となる措置であると考えられる。

追記①


改めて、男子側・女子側の学籍番号の範囲を数えてみたところ、男子側の学籍番号は18名分足りていませんでした。
 また女子側は学生の被りがあるにもかかわらず人数分(80個)の学籍番号が用意されている
ことが分かりました。

ここから新たに考えられることとして、最低でも男子側で18組=36名の被りがみられるということです。
そしてその人数分、女子側に空きの学籍番号があるのではないでしょうか。


この「36名」という数字ですが、仮に各クラスで平等な分けられ方をしているのなら、
「各クラス9名ずつ」且つ「三人ずつ、他クラスとかぶっている(Aとの被り=3名、Bとの被り=3名、Cとの被り=3名)」と推測できます。

 高育はフェアな仕組みを意識して課題を出している為、各クラスに均等に被り組がいることは十分有り得ると思います。


Ⅲ.[考察]葛城の学籍番号が変わったのはなぜか


ここでひとつ考察。

 よう実が2年生編に入る際、2年生編公式サイトもオープンしました。
 その中にはキャラクター紹介の欄もありましたが、その部分に学籍番号が記載されています。

 このサイトの開設当初、一之瀬の学籍番号が元々の「4620」ではなく「4713」で記載されていました。
 同じく葛城が元々の学籍番号の4706ではなく、柴田と同じ「4666」となっており疑問を感じていました。

 その後一之瀬の方は修正が入り「4620」に戻っりましたが葛城は変更後のまま残っています。
 これが運営のミスの可能性も有るのですが、公式サイトオープン少し前の9・10巻でキーワードであったものをミスしたままとも思えません。

つまり、「葛城は相方の山内が退学したため、別の学籍番号へ移った」と考えることは出来るかもしれません。

 例えば、「山内=番号本来の持ち主」「葛城=ほかの番号に寄生していた」とします。
 葛城はその番号に寄生しているため、元々の学籍番号を持った山内が退学となると、その学籍番号も「消える」ため、別の学籍番号へ「寄生」することになります。

 学籍番号の被りには、片方はその位置にいることが明らかにおかしい生徒であるため、この「寄生側」と言うのもありえない話ではないと思います。
 なぜ寄生しなければならないかは分からないですが、可能性のひとつとして挙げておこうと思います。


Ⅳ.新一年生の学籍番号の法則変化


次に新1年生の学籍番号についてですが、現在判明しているのは以下の3人ですね。

【新1年生の学籍番号】
「七瀬ー4839」 「椿ー4829」 「天沢ー4798」

上記の番号からわかる通り、天沢の番号と綾小路の学年のなかで最後である王美雨(みーちゃん)の番号が肉薄していることが分かります。

みーちゃんは「4792」、天沢は「4798」ですので、ほぼ差がありません。

つまり、新1年生の学籍番号はこれまでの『男80名⇒女80名』という順番では無く、『女80名⇒男80名』の順で並んでいる事が予想出来ますね。

 正直、何故変えているのかは分かりません。
 ですが綾小路世代をきっかけとして高育側が何かを行おうとしている感じはしますね〜。


Ⅴ.まとめ

以上が現段階での学籍番号の法則性や特徴です。

個人的になぜ学籍番号の被りが起きたかは

①今後試験で用いられる予定にあるから
②何らかの理由で、重複した状態で管理しなければならない

このどちらかである
と考えます。
今後も登場人物に伴い、法則性がわかる可能性があるため、都度考察していこうと思います。

追記②

結論についても追記として示しておきます。
上記追記①の内容を踏まえると、偶発的な起きたことでははなく、学校側が入学当初から意図して行っていると推測できます
 つまりは、結論①の結果が最も可能性の高いものであると考えます。

 高育は、隔離した空間内での「社会」「集団」ひいては「国」の縮図を感じさせる制度が存在しています。

 こうした学籍番号の法則的な重複を考えるに、同じ学籍番号の人物同士が一時的な期間の間入れ替わり、普段とは違う社会環境での生活を強いる、といった試験があってもおかしくないのでは無いでしょうか。
 現状で考えられるなかで最も現実的な線では有りそうです。


今回の考察はこの辺で終了したいと思います!
ご視聴ありがとうございました。ではまた次回~!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?