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序 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 結 ◇◇◇ 喧嘩屋バノンの宿帳簿 元ネタです。逆噴射小…
【前】 これが、エリュートの死因とその顛末だ。ご満足いただけたか? あのババアの知識欲…
【前】 何が起こったのか確認したバノンが帰ってきて、四日後。 赤鴉亭に、客がやってき…
【前】 正式な名乗りを終えると同時に、両者は飛んだ。飛んだように見えるほどの速さで駆け…
【前】 「ああ、良かった。丁度いいところに来てくれたね」 エリュートはそう言葉を発した…
【前】 一面の瓦礫。その瓦礫は少し前に己が作り出したものだ。 一本の細剣が、辛うじて…
【前】 ずっとエリュートにへばりついている訳にもいかない。バノンには宿の切り盛りという仕事があるからだ。故に、次に彼の顔を見たのは魔法陣の見直しから三日後であった。 「やーっとこさ自分でメシ食いに出てきやがったか」 「いや、食事のついでにね、また君に手伝いをしてもらおうと思って」 「人使いが荒いぜ」 「アハハ、そこはまあ大目に見てもらって。あ、ルービィさんもちょっと手伝ってもらいたいことが」 「ほんっとうに人使いが荒いなぁエリュよぉ!」 「アハハハハ」 少し疲れた様
【前】 バノンはふたつのことをルービィに尋ねた。 ひとつは、下手人の武器は確実にその…
【前】 「そんなに面白い話じゃないですよ」 宿に戻って話を始めたときの、ルービィによる…
【前】 「確かに、俺は、部屋で何か燻したりするなとは言った」 厨房の出入り口に立ち、バ…
【前】 不審な事件の情報を得てから数日後。赤鴉亭のカウンターに、エリュートの姿があった…
【前】 エリュート・セルシウスという男は、学府の中でも少し浮いている人物であった。浮い…
あーあ、だから言っただろが。うちの看板娘は怒らせるとすげえおっかねえぞ、って。言ったよ…