レガシーのLake型黒単リアニメイトについて

長らく黒単リアニメイトを使っている者です。
今回、自分の振り返りを含めて黒単リアニメイトについて解説していこうと思います。

デッキリスト

メインボード(60)
土地(18)
16《沼》
2《Lake of the Dead》
クリーチャー(15)
1《墓所のタイタン》
1《グリセルブランド》
2《残虐の執政官》
1《灰燼の乗り手》
4《悲嘆》
4《オークの弓使い》
2《カザド=ドゥームのトロール》
呪文(27)
4《思考囲い》
4《納墓》
4《暗黒の儀式》
4《再活性》
4《集団的蛮行》
1《骨の破片》
4《動く死体》
2《不敬な教示者》
サイドボード(15)
4《虚空の力線》
4《ダウスィーの虚空歩き》
2《オニキス教授》
2《煙霧の連鎖》
2《暴露》
1《虐殺》

上記が自分が使っていたリストになります。
《Lake of the Dead》型の黒単になっています。
余談ですが、黒単リアニメイトには《Lake of the Dead》型ターボ型デプス型ビート型など様々な形があります。
それぞれ一長一短で、どれが一番いいかは難しいところです。

このリストでのメインでの戦法はリアニメイト+素出しになります。

メインボードの採用理由

《墓所のタイタン》
沼二枚+Lakeで6マナにジャンプ出来るため採用しています。
しかし、環境的にすぐに除去されてしまいがちでゾンビ2体出てきても現環境そこまでクロックを刻めないので枚数を減らして一枚になっています。

《グリセルブランド》
《オークの弓使い》のおかげでドロー能力を使いづらくなりましたが、今だその強さに衰えはありません。
対コンボ、ミッドレンジ相手にはこのカードでハンデス連打やリソースを回復できるかどうかで勝負が決まります。
《暗黒の儀式》+沼2+《Lake of the Dead》で8マナに到達できるので素出しも可能です。

《残虐の執政官》
対アグロに強い生物です。出ればそのまま勝てるくらい制圧力があり、このカードも《グリセルブランド》と同じ8マナなので《暗黒の儀式》+沼2+《Lake of the Dead》で素出しすることが可能です。

《灰燼の乗り手》
《罠の橋》や《Glacial Chasm》のような戦闘を否定してくるカードやマリットレイジトークン、スニークショーのような《実物提示教育》を使う相手に対するカウンターとして入っています。
このカードは調整枠となります。

《悲嘆》
ピッチでの前方確認やサイド後のビート要因になります。
現環境でのお手軽ハンデスコンボ《悲嘆》+《再活性》のコンボはメインはあまり狙いません。
何故ならば他にビートを補強するカードがないからです。
サイド後生物を増やすことになるので狙っていくのは有りの戦法です。

《オークの弓使い》
環境を定義しているカードと思っています。
相手に使われると《グリセルブランド》が起動できず辛いのでこちらも同じく《オークの弓使い》をぶつけに行くのが良いだろうということで4枚入っています。

《カザド=ドゥームのトロール》
土地事故軽減と手軽に釣り上げれる対象として入っています。
こちらも調整枠になっており、《水蓮の花びら》などに変えてもいいかなとは思う枠になっています。こちらも6マナなので《Lake of the Dead》からの素出しも可能となっています。
相手によっては処理できずそのまま殴りきることもできます。

《思考囲い》
最強ハンデスとして名を馳せています。相手の手札を確認するだけではなく、自分の手札にいる生物を落とすことにも使えます。
が、黒単リアニメイトではほとんどその動きを取ることはありません。
このカードを上手く使えるかで勝敗が変わるほどのカードなのでハンデスする際はよく考えて落とすカードを決めましょう。

《暗黒の儀式》
沼2+《暗黒の儀式》二枚で6マナになるので素出しを目指すことができ、早いターンにコンボを仕掛けることの出来るカードです。

《納墓》《再活性》《動く死体》
リアニメイトデッキの根幹となるカードです。
ターボ型ならば12枚釣り竿を入れるのですが、このデッキはハンデスコントロールとして振る舞うので8枚でも回るのかなというところです。
お好みで10枚ほどにするのも一つです。その際は《死体発掘》や《Dance of the Dead》がオススメになります。

《集団的蛮行》
このカードで手札に来た生物を墓地に落として盤面とカウンターを落としにいけるのでテンポ相手に強いカードです。
2点ドレインのモードで勝つことがあるので忘れないようにしましょう。

《骨の破片》
追加の《集団的蛮行》枠です。《濁浪の執政官》などの大型生物を倒せる貴重なカードなので二枚でもいいくらいです。
イクサラン:失われし洞窟で上位種の《苦々しい勝利》収録されるのでそちらに変えてもいいと思っています。

《不敬な教示者》
このカードはサーチが遅いと思われがちですが、ハンデスをしてから待機するので対フェア相手にはそのサーチが間に合います。
ドローソースがないデッキなので確定サーチできるこのカードは強いと思っています。こちらも調整枠になります。

サイドボードの採用理由

《虚空の力線》《ダウスィーの虚空歩き》
墓地対策です。青くないデッキなので相手先手1ターン目での墓地コンボを咎める方法が少ないため《虚空の力線》を採用しています。
こちらは好みなので《外科的摘出》や《フェアリーの忌み者》でもいいかもしれません。
《ダウスィーの虚空歩き》は墓地コンボだけでなくサイド後除去を減らしてくる相手や《実物提示教育》デッキにも入れます。
サイド後は《悲嘆》と《オークの弓使い》を組み合わせてスキャムデッキのようにライフを詰めに行くことも視野にいれてキープしましょう。

《オニキス教授》《煙霧の連鎖》
スモッグコンボと呼ばれる組み合わせになります。
戦闘を拒否してくるデッキ相手にサイドから入れることになります。

《暴露》
後手での追加ハンデスとして運用します。
最近は除去を入れる方が強いかもしれません。

《虐殺》
デスタクがこのデッキ辛いので専用サイドボードとして枠を割いています。
《暴露》と合わせてサイドの調整枠となっています。


メインボードでの戦い方

ハンデスからの前方確認をしてから素出し、リアニメイトを狙いましょう。
1t目に釣り上げれることを意識しすぎないようにマリガンしましょう。
コンボやコントロール相手には《グリセルブランド》、アグロには《残虐の執政官》を釣り上げましょう。
《グリセルブランド》を釣り上げる際には《オークの弓使い》に気を付けましょう。自分のマナが2マナ立っている状態ならばこちらの《オークの弓使い》で処理することが出来るので起動効果を使う際は意識しましょう。

サイドボードでの戦い方

対戦相手の墓地対策が何かを知るところから始まります。
場数を踏んで覚えるしかないのですが、例をいくつか書いていきます。

《外科的摘出》など手札からの妨害
《思考囲い》や《悲嘆》などでハンデスしてゲームを作っていきましょう。

《虚空の力線》《墓堀の檻》などの置物の妨害
この場合黒単なので《漸増爆弾》などの置物カードをサイドに用意していないと乗り越えるのは非常に難しいので素出しorビートプランを進めていくことになります。

2パターン採用しているデッキも多いので、手札キープを中途半端にすることが重要な時があります。
《納墓》+《ダウスィーの虚空歩き》などのビートにもリアニにも移れる手札にすると意外と戦えます。
なので、スキャムデッキのようにリアニメイトとビートを両立している戦法を行えるとすごく良いと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?