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不妊治療のはなし14

コロナで、ごったごっただった2020年12月。
不妊治療を、えいやっと始めました。
この治療体験は、結果がどうであれ
人生の印象的な出来事になりそうだし
社会的に理解があれば
当事者がもう少し楽になる部分もある気がするので
記録的に書いてみようと思います。

第一話はこちら⬇️


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Ep.21 届け!ホルモン数値!

毎日4枚のホルモン剤シールを体に貼り続けること1週間。
再び、目標ホルモン数値に到達したかの血液検査をしました。

結果は...
届いたー!
やったー!!
移植できるー!!!

移植日はこの9日後に決まり。
今回は二回目ということで
あらかじめ培養士さんに移植する卵の殻を一部をとっていただき
より着床しやすくする
「孵化促進法」
という処置もやっていただくそうです。
とにかく、みなさまにお手数かけまくる我が夫婦。

それまで引き続き4枚のシール貼り毎日と
移植1週間前からは、膣の中に入れる坐薬も再開です。


Ep.22  ホルモン漬けと心持ち


ホルモン漬けもいよいよ佳境。
わたしは朝風呂派なので
前日のシールを剥がして入浴し
お風呂上がりにその箇所を保湿して痒み止めを塗る。
新しいテープを別のところに貼る。

起きた時、14-15時、寝る時の3回
およそ8時間おきに座薬を入れる
という毎日がはじまりました。

1回目の移植時はアレコレ緊張していましたが
2回目の今回は、割とイージーに過ごしていたわたし。
「なるようになるべ」
というスタンスで、1回目以上に仕事は普通にしていました。
(といっても、もしもの時のために
一人で担う仕事をできる限り減らしたり
仲間のサポートを得られる状況下でのみ仕事を入れていました。
ありがたいことです。)

気をつけていたのは、最低限の睡眠と食事。
23時には寝るようにして
食事はなるべく自炊しました。
タンパク質と葉酸も意識的に摂取しました。

不妊治療を公言していることで
講演や食料、スピリチュアルなど
お友達からいろんなお誘いもしてもらいました。
今回はまだいいかな、という気持ちを率直に伝えましたが
ありがたいことです。

そんなふうに過ごしていたら
あっという間に1週間が経過!
いよいよ移植の日となりました。


Ep.23   2回目の移植

イージーにとはいえど
やはり緊張してしまう移植日がやってきました!
お昼頃に病院から電話があり
無事卵さんの移植準備も整ったとのこと。

呼び出された16:30になり、いざ病院へ!
手洗いをして処置室に通されました。

久しぶりー!の
スヌーズレン風な青系グラデーションのライトがゆったり光る
薄暗い部屋です。
前回消えていた正面のモニターに、今回はイルカの映像が映し出されていました。
縁起いいのかな?

私の名前と生年月日を確認後
処置台に体をはめこんで
スポットライトで股下をてらされ
いざ処置開始!

膣内をお湯で洗浄してもらい
卵さんを入れるためのチューブを通す金具がセットされます。
チューブを通そうとすると、うまく入らず
金具からまたやり直していただいたり。
日々の膣剤投与で、脱力が一番の潤滑剤と学んだので
ここでも平常心平常心。
脱力脱力。

ちらりと見えた隣のお部屋には
培養士さんが座るイス、顕微鏡、大きな冷蔵庫のようなものが見えて
「たまごさん、あそこにいたらつまんないねー。
子宮の方がきっと楽しいよ」
などと考えていました。

準備が整い、いざ卵さんを移植!
処置してくれていた先生が声をかけると
培養士さんが細いチューブ(きっと卵さんが入ってる)を持って登場。
先生と二人三脚で処置してくれました。
(このあたりは角度的に相変わらず見えない)
その間わたしは
「おかえりおかえりー」
と卵さんに念をとばしました。

30分ほどで処置がおわり
台の上でそのまま横になっている間
まずは判定日の日程調整。
先生から提案されたのは、前回同様9日後でした。
あたりをつけ日程をあけておいて大正解!
その日の予約をとり
ホルモン剤の在庫を先生と確認して
判定日までの追加のシールと膣剤が処方されました。

前回、移植後5日目に突然生理がきてしまったわたし。
「また出血したら、ご連絡すればいいですか?」
と確認したところ
「生理がくるのは内膜のバランスが崩れた証拠。そんなことがないようにしたいね」
と悲しそうな先生の答え。
そうかあ、ホルモン剤投与してたら生理は来ないはずって言ってたもんな。
入浴はじめ、日常生活はなんの問題もないとのことだったので
前回生理がきた原因は不明ですが、おそらく卵さんの問題であろうとのこと。
10分ほど休み、薬を受け取って帰宅しました。

今回はうまくいくといいな!

<つづく>

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