戦争とフリタージュ

ロシアによるウクライナ侵攻から2ヶ月が経過したが、依然として戦局は膠着状態が続いている。
この戦争が始まる前からドクターとは連絡を取っているが、今のところドクターは安全な生活を送っているようである。ただし、研究活動の停滞は否めないところであり、おそらくそう簡単に来日することも困難だろう。
私自身は独自の研究や資料の翻訳を行なっているが、フリタージュ会議の開催もままならない現状では、それを公表することもやぶさかとは言えない状況である。
新しいフリタージュ・ブックスを作成するという構想もあるが、これまでの世俗の反応をみてもあまり興趣が乗らないというのが現実ではある。ほとんどの人は『生物学的元素転換』を注文するだけのレベルであり、それ以上この研究領域を追究しようとする人は希少である。これ以上レベルの高い研究内容を提供しようとしても、ほとんどの人はついてこれないだろう。
要するに外的状況も内的要因も私たちのフリタージュ研究に不利な状態にあることは間違いない。
この状況が変化の兆しを見せるようであれば次の布石を打つことになるが、それまでは耐えなければならないだろう。

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