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うちの父

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つぶやき連載。7年ほど前に亡くなったうちの父の思い出。憎めない愛されキャラ。
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うちの父。中学、高校、大学と、それぞれ部活に所属。順に、バスケ、柔道、茶道。どんどん動かないものに。柔道部時代は、マッサージを身につけて上級生に気に入られ、他の部員がランニングなどをしている間はマッサージ係として指名をこなしていたらしい。

うちの父。家では基本ランニングとブリーフ。あぐら座りでとろろご飯を食べていた時、股の間に派手にぶちまけ、太ももの付け根から内ももが真っ赤に腫れあがる。幼い頃それを見たせいで、私は今でもとろろが食べられない。

うちの父。社会人になって間もない頃乗っていたのは真っ赤なスポーツカー。うちの田舎ではとても目立ったらしく、その話を聞いた母は結婚する時違う車になってて良かったと心底ホッとしたらしい。

うちの父。小学生の時のあだ名はソーセージ坊やちゃん。魚肉ソーセージにハマっていつもお弁当に入っていたから。お通夜の席でそれを父の同級生から聞く。ほのぼの。

うちの父。私が大学生、一人暮らししていた頃。
お父さんさー、最近ニンジン食べられるようになったんだよ!あれ、鍋に入れるとうまいな!と、わざわざ電話をかけてきた。

うちの父。結婚前、母の家に挨拶に行き、初めて親族で食事会をした。その時料理のニンジンを全て避けて残したらしく、母方の祖母(母の母)は、母にあの人は少し変わっているから苦労するかも、と忠告したらしい。

うちの父。
嫌いな食べ物はニンジン。祖母(父の母)が生きてた頃はカレーのニンジンは母が見てない隙に全て祖母の皿へ。

つぶやき連載、うちの父。
身長(自称)160センチ、おそらく158センチ。
体重、80キロ前後。
家の中に狭くて通れない場所があります。