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巨樹の旅(NHK番組より)

「にっぽん巨樹の旅」という番組を見ました。
次々登場する、巨樹たちの堂々たるたたずまい、木たちの見てきた世界を思い、心が動かされました。一部を紹介したいと思います。

1. あがりこ大王(ブナ)
秋田県にかわ市
雪で伐採された幹から萌芽したと思われる。幹が上がったところで別れているため、あがりこ大王、と名付けられた。アニメに出てきそうな愛嬌のある名前ですね。

幹周り:7.62m 高さ:25m 樹齢:300年以上


2. 山高神代桜
山梨県北杜市
大武川の南岸、実相寺の境内にあります。樹高は10.3m、根元・根回り11.8mあり、日本で最古・最大級です。樹齢は約2000年と推定され、いまなお、4月上旬には美しい花を咲かせ続けます。大正11年に国の天然記念物に指定され、平成2年には新日本名木百選に選定されました。
樹齢2千年はすごい!めばえたのは、西暦22年!弥生時代後期です!

幹周り:11.8m 高さ:10.3m 樹齢:2000年以上


3. 北金ヶ沢の銀杏
青森県
日本一のイチョウの巨木。葉が青々と茂る新緑の季節もよいですが、やはり葉が黄金色に色づく紅葉の時期は外せません。
11月中旬~下旬にかけてが見ごろで、夜間には「ビッグイエロー」と称してライトアップされ、昼間とは違う姿を楽しめます。

古くから御神木として崇拝されており、幹から垂れ下がっている乳房に似た形をしている気根に触れると、母乳の出がよくなると言い伝えられていることから、「垂乳根の公孫樹(たらちねのいちょう)」とも呼ばれています。北海道や秋田から乳飲み子を抱える女性が願掛けに訪れて、米や神酒を気根に供えて祈るという風習があったといわれています。

幹周り:22m 高さ:31m 樹齢:1000年以上


4. 寂心さんの楠
熊本県

寂心さんのクス(じゃくしんさんのクス)は、熊本県熊本市北区北迫町に生育するクスノキの巨木です。熊本城の基礎となった隈本城を築いた鹿子木親員入道寂心(かのこぎちかかずにゅうどうじゃくしん)手植えの木と伝えられ、根元にはその墓石を巻き込むような形で成長しています。推定の樹齢は800年といわれ、整った樹形と枝ぶりや根張りの大きさなどでクスノキの名木の1つに挙げられています。

幹周り:13.3m 高さ:29m 樹齢:800年



巻き込まれた墓石

5. 領家の紅葉
岐阜県

目指すモミジは、ログハウスを見おろす道路脇に立つ岐阜県指定の天然記念物です。
 岐阜県公式ウェブサイトの文化財紹介ページによると、ここは森氏の墓で、「領家」は森氏の通称だそう。森氏がここを領有していたということなのだろうか、それとも森家の屋号なのだろうか? 現在の所有者は森さんではなく、鷲見さんという方のようです。(標柱側面の説明による。なお、墓は近年になって移設されたそうで、現在、モミジの近くに見当たらない)

幹周り:5.3m 高さ:15m 樹齢:400年


6.おまけ・この木なんの木

日立の気になる木は、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港の近くに位置する、モアナルア・ガーデンにあります。
現地ではモンキーポッドという植物の名でそのまま呼ばれることも多いですが、日本では日立のCMの影響などもあり、「日立の樹」と呼ばれることが多いです。

幹周り:7m 葉の広がり:40m 高さ:25m 樹齢:130年

ということで、巨樹めぐり、いかがでしたか?
何があろうと、揺るがず空に向かい立ち続ける木、感動します。
本物に出会う旅できたらいいな!
 
                  おわり

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