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なりたかった探偵!
読者諸君、僕はシャーロックホームズ。英国の作家コナンドイルは1887年
僕を世に送り出し、やがて僕は「探偵」の代名詞になった。世界中にいる
僕の熱狂的な崇拝者は、「シャーロッキアン」などと呼ばれるそうだ。ところで一つ質問がある。君は、いまどの作品を読みたいかね?
もう、新聞でこの文を読んだだけでワクワク!中学時代ホームズに憧れ、
探偵になりたかったのに、なんで女性に生まれちゃったんだろう、と悔やんだものでした。探偵というよりホームズになりたかった、のです。
ロンドンに行ったとき、もちろん、ベイカー街に行きました!
シャーロックホームズ博物館があるのです。地下鉄の駅から歩いて行ったのですが・・・当然ながら、霧深いベイカーストリートに、ガラガラと馬車の音が響く・・・訳にはいかず、明るい通りに車がバンバン通っていて、ちょっとがっかりでした。
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右は「マスグレーヴ家の儀式(The Musgrave Ritual)」
上からは、ランプを持ったホームズの手が伸びています。
中央は「唇のねじれた男(The Man with the Twisted Lip)」
変装したネビル・セント・クレア氏。
左は「まだらの紐(The Adventure of the Speckled Band)」
グリムスビー・ロイロット博士の頭に、ご注目!
他にもいろいろな人物がいるのですが(もちろん作り物)なぜこの写真を選んだかというと、ホームズものの中で、「まだらの紐」が一番人気だからです。
まだらの紐が殺人を犯すこの物語・・・謎の口笛の音・・・うう・・・
思い出しましたか?
「夜中に部屋の天井灯のスイッチ紐が蛇に見えてしかたなかった」
「恐怖心で、天井の隅から隅まで点検しても眠れない夜が続いた」
という感想も。あ、ネタバレしちゃいましたね。
ちなみに
2位はバスカビル家の犬
3位は赤髭連盟
だそうです。
ホームズの頭脳は一般人のかなり先を行っていますから、物語が終わる前に誰かが読者のレベルに話を引き戻して「結局どういうことだったの?」と
尋ねる必要がある。その役割を担うのが、相棒で医者のジョン・ワトスン
です。
ホームズは女性嫌いですが、家主のハドスンさんとの関係は良好です。
「ボヘミアの醜聞」に登場し、知力でホームズをしのぎ、ホームズが好意を込めて「あの女性」と呼ぶ、アイリーン・アドラーも人気の登場人物です。
「ボヘミアの醜聞」といえば、こんな一場面があります。ベーカー街の部屋で、ホームズがワトスンに、この家の階段は何段あるか、と尋ねるのですが
ワトスンは答えられません。
「君は見ているけれど観察していない。観察することと、見ていることは、まったく別のことだよ」と。
そういえば、うちの玄関ドアを出て左に階段があるのですが、
何段だっけ???
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おわり
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