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2024年 年頭所感(代表・藤田俊)

年が明け、2024年を迎えました。
日頃よりフレンドフーズに格別のご高配を賜り、心より感謝いたします。

またこのたびの令和6年能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く皆様のもとにあたたかい日常が戻ることを祈り、当たり前に日常をおくれることに改めて感謝し、当店ができること、やるべきことに務めてまいります。

新年一つ目のnoteは、フレンドフーズ代表の藤田俊からスタッフに向けた新年の挨拶をベースに、皆様にもお読みいただけるようにアレンジしたものをお届けします。

買い物と料理、食卓の時間が楽しくなるように。
そして、その時間を通じて当店とお客様や、生産者とお客様、過去と未来など、さまざまな「ほんまもんの橋を架ける」ことをスローガンに。

2024年もスタッフ一同、邁進して参ります。今年もどうぞよろしくお願い致します。

***

皆様

あけまして、しばらくたちまして、おめでとうございます。
昨年1年間お疲れさまでした。そしてここからの1年もどうぞよろしくお願いいたします。

フレンドフーズという名前が生まれたのは、1979年。
2024年から数えると、45年前の話です。

45年間勤続の方はさすがにいませんね。

みなさんは45年前の記憶ってありますか?
生まれてない人もいますよね。
無理?思い出せない?
では20年前、10年前のことで記憶に残っていることはありますか?
え?昨日の夕食が思い出せない?
わからんでもないですけど…。

人間は忘れていく動物とよくいいますね。
20分後には42%、1日で66%忘れてしまうみたいです。

なので覚えておきたいことは、短いスパンで振り返ること、そして繰り返し学ぶこと、つまり復習が大切となります。

この1年、時間について考えることがよくありました。

こうしている1秒1秒も、私を含めた皆さんの時間が過去になっていきます。
そして忘れていきます。もちろん忘れたいことは忘れたらいいんですけど、覚えておきたいことさえも忘れていく。

過ぎ去った時間のなかで、自分たちは果たして成長できたのか、提供する価値のレベルは変わったのか、お客様やメーカー様、生産者様のお役に立ってこれたのか…。

数字だけで判断することはできませんが、昨年もたくさんのお客様にお越しいただいたことを考えると、僅かばかりであっても、自分達以外の人生に良い影響を与えられたのかなと感じています。これは是非覚えておきたい。そして、その嬉しさと感謝の思いを明日を生きる糧に変えたい。

社内外における様々なヒト・モノ・コトとの出会いと関わりのなかで、私たちは、次のステージに向けて、大切なことは忘れないよう工夫を凝らし、学びを大切にしながら、明日からも歩んでいきたいと考えています。自然、そしてたくさんのヒトに流れる時間、そしてそこで繰り広げられる多くの物語やそれぞれの願いや想いを、未来に紡いでいく存在であり続けたいと願います。

過去のフレンドフーズはそんな感謝や成長の前に、人の手が足りず、知らない知識や技術も多く、やりたいこと、本来やるべきことができなかった時代もあったように伺います。力技で何とか回していた時代も、たぶんありました。

今は時が経ち、環境が変わりました。
それは自然に変わったというよりも、フレンドフーズや全国のほんまもんを扱う生産者さんの未来のためにも、変えなければいけないと、危機感を持って変えたものです。

新しく仲間に加わっていただいた方々は、今のこの環境がスタンダードだと思いますが、長年勤めてくれている人たちは、あの頃の環境・状況を覚えていますか?
その時の感情、覚えていますか?
できないことが多くて、悔しい思いをしていなかったでしょうか。

あの時にあった課題。
今、解決しているものって実は結構ありませんか?

例えば、皆さんの知恵を結集したブランドブックを作り、商品知識や、大切にしたい価値基準を言語化して、属人的なものから共有の資産にしていけるようにしました。
また健やかに働いていただけるように、バックオフィス業務も少しずつではありますが調えてきています。
スローガンである「ほんまもんの橋を架ける」ために、チャレンジする人が評価される社風をつくっていきたいと皆さんに伝え、こちらも少しずつチャレンジの芽が出てきたように感じています。
他には採用にも力を入れ、「人の手が足りないから出来ない」ということが起きないようにも変えてきました。

そうやって、やりたいことができるような環境が、過去と比べたら整ってきています。
あとはやるかどうかです。

多くの人は、やりたいことがあってもやらないそうです。だから後悔します。周りに先を越されます。

昨年の今頃、「チャレンジの回数を増やそう」「変化し続けることで成長をし続けましょう」と書きました。

あれから1年、365日経ちました。
チャレンジできましたか?
変化できましたか?

できたと胸を張って言える人、言えない人、どちらもいると思います。
動き出せなかった人は、昨年1年分、先に動いた人に先を越されています。

さて、何を言っても、後悔しても、常に各自が、今、この瞬間がスタート地点です。

本当はやりたかったこと、今やりたいことはありますか?

あなたはやりますか?先送りにしますか?
一歩踏み出す勇気を、持てていますか?

45年間、こうやってお店を続けてこられたことには感謝をしつつ、変化を恐れずにこれからもほんまもんの橋を架けていく。そのために、一人ひとりが有限である時間を大切に、もう一歩、あと一歩踏み出してみましょう。
それだけで物事は転がりだします。

今年が皆さんにとって、変化や成長を楽しめる、よい一年でありますように。
2024年もどうぞよろしくお願いします。

フレンドフーズ代表 藤田俊


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