試験の珍道中

センター試験も始まり、世の中が本格的に受験シーズンに突入したという事で、試験の思い出なんぞをひとつ。


「つつがなく進行した行事は強く印象に残るものがない。逆に、良いにしろ悪いにしろ何かハプニングが起きた行事は強烈にインパクトが残るものだ」とはよく言ったもので(伊集院光氏のラジオでの発言より)、今でも鮮明に残っている受験の思い出。

“受験生の心がけ”として、試験開始の30分前に会場入りするスケジュールを組んで電車に乗っていたところ、よりによって乗ってる途中で電車がSTOP!「おいおい、ふざけんなよ!よりによってなんで今日なんだよ!!」と超焦りまくったが、電車内に閉じ込められたこの状況であたふたしたところでどうにもならんし「まぁ仮にデッドラインに突入しても正当な理由での遅刻だから特別措置とかあるんじゃね?」と、試験本部に事情説明の電話はしておいて、それからは受験生にあるまじき楽観視モードに突入。余計な思考で脳にエネルギーを回したくなかったし。

・・・と思ったら、20分ほど経って電車が“動いてしまいました”。結局、その後の周辺路線への影響・乗り替えロスも含めて、予定から30分遅れで到着。ただの『開始寸前で到着した受験生A』になってしまいました。案内係の人に「早くしてください!」ってちょっと急かされたし。理不尽極まりない。

そんなこんなで落ち着きを取り戻す間もなく試験開始。怪我の巧妙とでも言うべきか、アドレナリン出っ放しの状態が功を奏し、その大学に合格。そして私はその大学に進学しました。この大学以外にもいくつか東京の私大を受けましたが、何のハプニングも無かったのでちっとも覚えてません。



受験といえば『徹夜して遅くまで勉強』というのが一般的なイメージだと思うのです。対して、睡眠時間は“記憶の整理の作業”と言われます。なので睡眠時間を削っちゃうとせっかくの勉強の成果が記憶として定着しません。それと、昔から『脳のエネルギー源は糖分』なんてこともよく言われています。

受験生にアドバイスがあるとすれば「よく寝ろ!」「甘いものを食え!」ぐらいです。

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