インチキな必勝法

頭良さそうに見せかけて、いつも以上に中身の無い話。


子どもの頃から存在する、とある遊び。1から順に数字を数えていって設定された最後の数字を言ってしまったほうが負けという例のアレ(最後の数字を言ったら勝ちというパターンもあった)。これって日本全国で通じる共通の名前はあるの?

自分がやっていた時のルールは『必ず1つは進めなければならない(パス禁止)』と『1ターンで進められる最大数は3つまで』の2つ。


実はこの遊び、気付いてしまえば極々単純な必勝法がある。ただし前提条件として、上記の2つのルールが守られている事に加えて、2人(1対1)での対戦時にしか成立しないという致命的な弱点が。特に1対1で対戦するという点が重要で、3人以上で遊んだ時は脆くも崩れ去ります。


端的に言えばドボンの1個手前の数字を確保できれば万事OKということになりますが、じゃあどうやってその“絶対防衛圏”を掌握するかが問題に。

早々と結論を言ってしまえば『4x±y』の数字を自分の手中に収めれば勝利確定です。


ここからは、「お前の言う4x±yとは何ぞや?」という話です。まず、自分と相手の往復1ターンで進む数字は2~6の間(最低1つは進まなければならず最大3つまで進めるから)。そのうち、相手がいくつ進めたかに関わらず自分の意思によって必ず掌握できるのは4の倍数(相手1+自分3、相手2+自分2、相手3+自分1)。つまり、この“4の倍数”を利用してゲームコントロールをすれば簡単に勝てるということです。

例えば、設定ナンバー(ドボン)が20だった場合、自分は19を握れば勝ち。上記の『4x±y』に当てはめると19は4x-1(もしくは4x+3)ということになります。なのでこの例では、3・7・11・15・19を自分が確保すればOK。汚いやり口だと思われるでしょうが自分が先攻になればもうその時点で勝利確定です。

ちなみに、ルールが変わって1回で進められる最大数が4や5になった場合でも同様に前述した倍数の法則を使えば良いだけ。4の時は5x±y、5の時は6x±yを当てはめます。


念のためもう一度言いますが、このインチキ必勝法は1対1での勝負の時しか使えません。

対戦相手を罠にハメたいときは是非お試しあれ。


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