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子どもはまだなの?

同い年の友人3人で話していたときのこと。
3人のうち1人は既婚者で、残り2人は独身。
既婚の子は結婚して3年が経ったところ。
わたしではない方の独身の子が自然な流れでこう切り出した。

「既婚ちゃんは、周りの人に子どもはまだって言われたことないの?」

自分が聞かれたわけでもないのに、わたしの脳内では以下のような会話が繰り広げられた。
みのり1号:「もしかしたらセックスレスかも?」
みのり2号:「授からないことに悩んでいる可能性あるよ」
みのり3号:「実は婦人科に通院していたりして…」

既婚の子の答えは「この時代だからか一度も聞かれたことないよ」だった。

わたしは一度くらい聞かれたことがあるのではないかと思っていたので、この答えに驚いた。

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このエピソードを自分よりも少し年上の方たちに話したら、こんな解答が返ってきた。
「自分の親が他の人にそのセリフを言っていた。後から注意した」
「年齢もありそう。30代後半になると聞かれやすくなるかも」
「関係性にもよると思う。親は他の人には言わないけど、娘である自分に言う」

当たり前だけど、年齢(言われる側も言う側も)・関係性によってセリフの意味合いは変わってくる。

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わたしは独身だから「子どもはまだなの?」という聞かれ方をすることはない。
でも「出産のことを考えないの?」、「赤ちゃんを可愛いと思わないの?」という質問ならされてきた。

妊娠・出産においてリミットがあることなんて知っているよ。
赤ちゃんが可愛いことなら弟が生まれたときから知っているよ。
想像することしかできないけど、自分が産んだ子どもはとてつもなく可愛いんだろう。

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ネットパトロールをしているときにこんな記事に出会った。
「産まない人生も断然あり」ワーママ編集長が声を大にして言いたいこと

以下引用
「子どもがいる人生でしか味わえない楽しさ」があるということは、「子どもがいない人生でしか味わえない楽しさ」だって絶対にあるはずなんです。さっき書き上げたリストをぜーんぶ心おきなくやりきれちゃう人生だってあるはずなんです。
なぜ、世の人はそれをもっと声を大にして言わないの?

この記事を最初に読んだときに思ったこと。
世間が産むことを選択肢の一つだと思ってくれたら生きやすいのに。

少し時間が経った今、読んで思うこと。
新しい命を授かり、産み、育てることが偉大で素晴らしいことに間違いはない。
だけど、今の私は妊娠・出産・育児をしたいとは思っていない。

強いて言うなら、経験したことがないからしてみたい。
30年近く生きてきても未経験のことはまだまだある。
インドア派過ぎて、釣りに行ったことない。
ポケモン・どうぶつの森では結構釣ってきているけど…。
経験値を高めるためにブラジリアンワックスをしてみたい。
えらい人に怒られそうだけど、わたしの出産願望なんてこんなレベルなのだ。

産んだことがないから産んでみたいというのだって、本人が選んだ道だからいいよね。
他人を納得させる理由じゃなくていいはずだ。

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弟から彼女ができたという報告を受けたとき、心の中でガッツポーズをとった。
「これで初孫は弟に託せるぞ!」
これがわたしの素直な気持ちなのだ。
お母さんはわたしの子どものお世話を楽しみにしているかもしれない。
弟の子どもだと奥さんに気を遣うだろうから。
だけど、わたしにとっての親孝行の形は孫の顔を見せることじゃない。

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弟が彼女と別れたらしい。
自分がおばさんになった姿を想像していたのに。
まだ性別も分からないベビーのお洋服選びを楽しみにしていたのに。

誰か弟と結婚してくれませんか?
わたしに甥っ子か姪っ子の顔を見せてくれませんか?
妄想暴走機関車で、ペット依存症で、家事能力低めな義姉ももれなくついてきますが、いかがでしょうか?


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