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2024年4月21日~27日TCGニュース

 こんにちは、竜斗です。
 さて、「ルールは一見複雑だが複雑だぜ!」でお馴染みの遊戯王OCGですが(そんなお馴染みはない)、X上で《無限泡影》の処理が話題になっていました。

最早お馴染み

 ざっくりと言えば「無限泡影発動時に対象にならないモンスターを対象に発動してしまった時、他に対象に取れるモンスターがいるなら巻き戻さずそのモンスターを対象に取るべきではないか」というものです。
 元々の例では《R-ACE ハイドラント》が対象でした。他のR-ACEがいる状況でハイドラントは対象に取れないものの、その他のR-ACEを対象に取れるじゃんという話ですね。
 ではどうして取れる対象を取ればいいかという話になったかと言えばマスターデュエルでの挙動がそうなるからですね。
 いうまでもなく、マスターデュエルは複雑怪奇なOCGルールをデジタルに落とし込んだ傑作であり、処理に迷った場合はMDの挙動を確認することもよくあります。
 この例の場合だと無限泡影は発動可能であり、発動するとハイドラントは対象に取れず、仕方なく他R-ACEを対象に取らざるを得ないためそういう議論が発生したわけですね。
 ですがここで無限泡影のテキストを見ると『相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる』とあります。カードの発動と対象指定が同時なわけです。
 そこで対象指定ができない、とわかったなら発動自体もできない、となるのが基本的な処理だと思うのですが、MD派がMDがそういう挙動なんだからそうだろうと譲らなかったのがトレンド入りの理由です。

 ちなみに他TCGですが、MTGAでは発動前に対象を取る処理が入り、その時点であれば発動をキャンセルできるようになっています。
 なので個人的にはMDがキャンセル出来る挙動が出来てないだけでカードゲームとしては対象不適正で巻き戻しかなぁと思います。
 ちなみに、こういう状況になった場合のルールが存在しないのでフリーやショップ大会レベルなら話し合いで、ジャッジのいる大会のいる大会ならジャッジに判断を仰ぎましょう。
 これを書くために総合ルール探したらこんなのしか見つからないんだ……

こんなの

 これが最上位の公式文書っぽいの流石遊戯王って感じですね。
 ちなみに他TCGはこんな感じ。

ヴァンガード総合ルール。しっかりしてますねぇ
MTG。項目がめっちゃ細かい

 流石にここまで作り込めとは言いませんがルールの整備はしたほうがいい気はしますね。
 やれって言われても出来る気しないな……。


この記事はなんなのか

 簡単に言えば今週あったTCGの動向メモのようなものです。
 今週公式発表のあった出来事やカード内容に対して好きに書いていく記事になっております。
 掲載タイトルは主に遊んでいるもの、動向をチェックしているものとなります。
 意見提案はいつでもお待ちしております。

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アンジュ・ユナイト

今日のカード

 今回はセンターやサイドに関わるカードだそうです。
 アンジュ・ユナイトにはプログレスカードを置く場所が3箇所あり、その名の通り真ん中がセンター、それ以外をサイドと呼称します。

 《蒼輝絢爛 東条遥》はセンターに置くことで1枚引ける優秀なカード。
 登場時にドローできるのは今まで天音や千尋が担っていたのでキャラ名称を散らせるのは助かりますね。

 また、レベル7シルトも公開。
 《緑の芽吹く場所 シルト》は登場時隣接プログレスのリンクを+2出来るため、センターに置くのが最も有効に効果を使えます。サイドでも十分強いんですけど。
 エクシードでは隣接してるプログレス全てにチャージ+1出来るため、センターに置く利点が強いのはこっちでしょうか。手札1枚で総チャージ+2は効率がいいですね。
 2弾のレベル7のような爆発力はありませんが、既存のレベル6セナなどの爆発力のある面々を支える能力に優れたプログレスと言えるでしょう。

カードファイト!!ヴァンガード

週刊ヴァンガ情報局

 カード紹介の前にちほうカップデラックス札幌会場のデッキ分布が出てましたね。運命者が出そろい、超越が弱体化されたことで環境は運命者一色となったようです。やっぱ新カードが強くなくっちゃな。あれ、クリスレインとリィエル……?
 面白いのがエバや極光の選出が増えてることですね。
 極光は一応強化はされてますがライドライン自体は一番最初のTDに3年前のカードとなっています。よく生き残ってるな……。

シラヌイとルアードの選出は大分下がってるものの、まだまだ現役か

 では新カードはフェスブーのデュアルユニットを。
 《冥縛深盟 シュルガ&ダルグアージュ》はバトル以外に手札から登場時にデッキの上をセットオーダーの数+1枚見て1枚をソウルに置き、その後CB1することでソウルからG2以上のユニットかセットオーダーを手札に加えることが出来ます。
 アーヴァガルダに入れるとセットオーダーを使い回すことが出来ますね。

どこヴァン

 今回はフェスブー2024からORRRの紹介。
 まずは《四精織り成す清浄の盾》、通称盾の効果違いとなります。
 今回の盾はクレストを見ており、ジェネレーター以外のクレストがあると使用できず、ジェネレーター以外のクレスト持ちに対してノーコストで使用できます。超越を止めたいのはわかるんだけどムシキングと五等分の花嫁が何をしたというのか。

 新しいレガリスピース、《燦爛たる光明の宝剣》は2枚ドローかこのカードをソウルに置いてCC1するとんでもなく優秀かつ汎用性の高いカード。
 テキストが短いカードは強いと言いますが、その例に漏れず非常に優秀。
 メタとしてはエンジェルラダーのほうに軍配は上がりますが、環境によっては刺さらないこともあり、使い分けも出来ます。
 コストを多く使う場合、それらの補充のために採用することもできますし、1枚は確保したいレガリスピースと言えます。高そう。

遊戯王OCGデュエルモンスターズ

INFINITE FORBIDDEN発売!

 トップレアは《魔を刻むデモンスミス》。
 まぁそりゃねぇ……。

利用価値が高すぎる

 スーパーでも白き森のロリ二人や《聖王の粉砕》が結構しますね。
 白き森はアステーリャ、リゼット共に展開に関わる必須カード&可愛い&出張も出来るということでかなりの人気ぶりの様子。流石にシングルするのは迷うな。

 今弾は《マルチャミー・プルリア》という新しい手札誘発や《聖王の粉砕》というデュエル中に制限のかかる罠だったりと環境が変わりそうなカードが多い印象ですね。
 新規カテゴリとして千年、デモンスミス、白き森があり、どれかを組む場合には箱で買ってもいいでしょう。デモンスミスや白き森は高めのカードが多いので手に入れれられれば出費を大きく抑えられます。光と闇の竜もコアとなるカードは収録されているので作りやすいほうか。

マジック:ザ・ギャザリング

現在やってるプロツアーより謎のデッキ紹介(ティムールカラミティ)

 サンダージャンクションが出て1,2週間ほどでしょうか。計画や騎乗、悪事の登場によりランクマで出会うデッキも結構様変わりしたなという印象です。既存デッキも当然強化されてたり。
 そんな中現在プロツアーが配信されており、今日の深夜に決勝だそうで。
 デッキリストはすでに見られる状態なのでつらつらと見てたわけですが、なんだこのデッキは?というものがあったので読み解いてみようと思います。いや先に結論だけ確認しようと色々調べてたんですが全然わからなかったので本当にわかりません。

 色は赤青緑のティムールカラー。
 そしてデッキ名になっているカラミティは4枚入っている《災厄招来》。
 5マナで6マナ分のソーサリーインスタントを墓地や手札から唱えることが出来る呪文であり、それ自体は強力なのですが何と組み合わせるかで悩むことになるカードです。

 クリーチャーは《第三の道の偶像破壊者》《探索するドルイド》の2種のみ。横並べの偶像破壊者とでかくなるドルイドの2種で押し切るデッキとも取れるでしょう。

 災厄招来の組み合わせとしてデッキリストから伺えるのは5マナ呪文と1マナ呪文の多さでしょうか。
 また、《間の悪い爆発》や《家の焼き払い》などクリーチャーのバーン呪文がとにかく多いため、主軸としてはコントロールなのでしょう。

 恐らくですが、鍵になってるのは《自ら運を掴め》。
 デッキの上3枚のうち1枚を計画し、残りを手札に加えるカードであり、計画するカードはなんでもよいと融通が利きます。
 ここからスペルではない呪文にたどり着きたいとなれば見えてくるのは《希望の標、チャンドラ》でしょうか。スペル呪文を1回コピーすることが出来るので災厄招来をコピーすると最大6枚唱えることができ、上記クリーチャーたちによって1/1が6枚増えたりドルイドが6回強化されたりという結果をもたらしてくれます。
 また、チャンドラの-Xで相手に直接火力を叩き込むことも出来るのでそこも勝ち手段の1つに含まれているような気がします。

 こうやって書いていくと段々わかりましたが、基本的にはクリーチャーによるビートダウンが勝ち筋で良さそうです。
 災厄招来で3回、自ら運を掴めでさらに1回と1枚のカードから何度も唱えた時の効果を誘発させて盤面を有利にしていくというデッキでしょう。なかなか面白いアプローチですね。
 レアも割と少ないのでこれちょっと作ってみましょうかねぇ……あ、探索するドルイド0枚だった(WC不足)

ポケモンカードゲーム

変幻の仮面発売!

 トップレアは《レガシーエネルギー》。まぁ当然ACESPECだよな……と思いきや《ドラパルトex》もでした。そこまでするの珍しいな。
 ドラパルトは2進化exかつファントムダイブでベンチ狙撃が出来るポケモン。ダメカン6個を好きなように乗せられるので2回目以降、余ったダメカンを別のベンチポケモンに乗せたりと無駄なく狙撃し続けられます。確かに現在の低HPの進化元ポケモンが多くなる環境だとこの狙撃は強いですね。
 エボリューションなどですぐに進化させないとたねポケモンを補充した先から撃ち抜かれてどうしようもなくなることもありそうです。効果受けない版マナフィいたしそれを使うしかない。

進化元のドロンチもドロソ特性のため強力

 そんなわけでドラパルトが人気ですが、本来はオーガポンパックのはずなんです。オーガポンも弱くないとは思うんですが、弱くないでは環境には入れないのがポケカの険しいところ。カジュアルではいっぱい使われるといいね……。
 あとイイネイヌらも収録されてましたが、それらの首魁は未収録だった様子。次かぁ。

結構な人気ポケモンだと思うんですが

バトルスピリッツ

契約編:真 第1章 神々の戦い発売!

 トップレアは《魔導の契約神ハデス》。
 何やら凶悪ループが出来たらしく、緊急改訂で《冥府大魔導エシェゾ》が禁止になってましたのでご注意ください。
 調べたけどハデスのLv2でエシェゾを召喚、エシェゾ召喚時効果でリターンスモークを回収して使用、リターンスモークを使ってコアブ出来る緑のユニットを出し、それらのコアを除いて自壊させを繰り返してまず無限コアを得てから召喚時にデッキ破壊が出来るスピリットに切り替えてメイン中にデッキ破壊を行うという凶悪なループでした。そりゃ禁止だよ。
 でもエシェゾ自体は魔導での有用カードらしいのでそれでペア禁止にしろって話が出てたんですね。まずハデスのLv2を1ターン1回にエラッタすればいいのでは……? ターン1回かけるのそこじゃないでしょ……?

《ヨーグモスの意志》がなんで強いか考えてから刷って

 NXでは《大昴愚龍ジゴ・トゥール》でしょうか。
 やっぱり汎用バーストじゃん。

黄の効果でカウントが増えればいいので黄の契約を使わないといけないとは書いていない

 今弾は契約編:真の最初のため、やはり各契約神の重要度が高く値段にも反映されてる一方、Xレアスピリットらはそこまでしない感じですね。
 特にアポローンはメガデッキで本体が手に入るので非常に強化しやすくなっています。あと無理なく組めそうなのはアテナかな?

Z/X

星火燎原編 爆臨!超新星発売!

 そういえば今回からレアリティ変わったんでしたっけ。
 SSRは各属性アセンションですね。トップレアは青の《征展星"ホロロギウム"パーライン》。封入率相変わらず渋めか?

 しかしながら、SRとR+などは程々の値段になってるのでもしかして今なら始めやすい!?
 SRHで値段の高いものはありますが、通常ホロ版であるSRだとそこまででもないカードが多い印象です。
 今回から始めるとするなら今弾だけである程度パーツが集まるのは女神とエボルスターでしょうか? エボルスター集めようかなー。
 この調子で1年やってくれるとありがたいんですけどどうなるかな……。 

あとがき

 今週はこんなところでしょうか。
 ついにやってきた発売ラッシュ。GWも始まり、各所で大会もあるであろうこの時期はスタートダッシュには最適ですね。
 どこの新弾も突出した高いものはあるけど全体で見れば抑えられてるのでうまくやれば安く参入できるとこもありそうです。この機会に気になったカードゲームを買ってみるのもありでは?

 では今回もお付き合い頂きありがとうございました。また来週。

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