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地方企業で経理をしていた私が、スクールに通ってWebデザイナーになった話

こんにちは!WebデザイナーのYといいます!
今回は、わたしが経理からWebデザイナーとして働くまでの話を、こちらの記事を参考にし、自分も書いてみようと思います!

加えて、他社のWebスクールに通っていたので、そこで実際に感じたことをお話ししようと思います!

自分自身、転職するときにあれこれ悩んでWebデザイナーに決めたので、この記事を書いたことで、未経験からデザイナーになりたいという人はもちろん、何か自分がやりたい仕事をみつけたいひとの手助けになればいいなと思います。

目次
1. どうしてWebデザイナーを目指したか
 ー  高校3年、
夢を諦めた話
 ー  地方企業の経理から転職を決意
 ー 転職を決めるも、やりたいことは決まらない
 ー Webデザイナーになることを決意、スクールへ
2. スクールに通ってみて思ったこと
3. 転職活動はポイントを絞った
4. 実際にWebデザイナーになってみて思うこと
5. デザイナーを目指す方に向けて
6. 実際の現場とのギャップをなくすために、スクールづくりに取り組みたい


どうしてWebデザイナーを目指したか

ー 高校3年、夢を諦めた話
卒業後の進路を決める頃、私はある専門学校に行きたかったです。
ただ当時、進路担当の先生からも親からも良い反応はなく、最初は反発してましたが、親に「女性は家庭に入るんだから進学にお金出すのもったいないよ」(何時代だよって話ですがw)と言われ、自分のお金もない私にはどうすることもできず、自分の夢はフェードアウトしていきました。
就職すれば早くお金を稼げる!と思ったこともあり、親に勧められた事務職かつ家から通える会社を探し、経理として就職しました。

ー 地方企業の経理から転職を決意
1年目は会社でなんでもない世間話をするのが楽しく、週末は友人とお金がすっからかんになるまで遊んでました。こんな楽しい世界があったのか!私はずっとこの会社にいるぞ!と思ってました(笑)
そんな中、同い年の子が専門学校を卒業したり大学生は就職に向けて動く中で、焦りや悔しさを感じるようになっていました。「あぁわたしも進学させてくれればよかったのに〜」と親のせいにしていたりしました。
転職を決意したのは、上司から「ゆくゆくは私がやっている仕事もできるようになってほしい」と言われ、反射的に仕事に対して「やりたくない!!」と心の中で叫んでいる自分に気づいたからです。
やりたくないのなら私は何をしたいのか?何なら一生懸命できるのか?を日々考えるようになりました。

ー 転職を決めるも、やりたいことは決まらない

やりたいことを探すためにしたこと
1.  
転職相談会に行く
2.  
自分の好きな分野の就職先を探す
3. 
通信大学に入る

1、転職相談会に行く
とにかく話をきいてほしい!と思い相談に行きました。
しかし、どの会社に相談しても「もう少し経理として経験を積んで、他の企業の経理として働くのはどうか?」ということでした。これじゃない感がかなりありました。

2、自分の好きな分野の就職先を探す
自分の好きなコスメの会社に入りたい!と思いました。
しかし求人は大卒の募集が多く、現実を全く知らなかった私はショックを受けました。

3、通信大学に入る
大卒が求められているならとりあえず大学に行ってみようと、働きながら通信大学に入学しました。
行ける会社の幅が増えると思ったのといろんな勉強をすれば視野が広がって在学中にやりたい事がみつかるかもな〜という思いもありました。
通信大学はいろんな年齢の幅も広く意思をもって通っている人が多いので、いろんな人と出会えてなかなか楽しかったです。

ー Webデザイナーになることを決意、スクールへ

Webデザイナーという目標が決まるまで
1.  
起業した友人と出会った
2.  人に伝えることのできる仕事はなにか考えた
3. 
ついに目標が決まる!

1、起業した友人と出会った
ある起業した友人を見つけました。
なんと彼は私があれだけ大事だと思っていた大学を中退してまで起業していたのです。私は感銘を受けたのと同時に衝撃的な気持ちになりました。

2、人に伝えることのできる仕事はなにか考えた
彼はここまでしてやりたいことを見つけて実際にやっていることを考えると、なにか力になりたいな〜と考えるようになりました。
彼がやっている会社がお酒の会社で、私はお酒が苦手なのもあり、買って力になるのではない、他の方法を考えるようになりました。

3、ついに目標が決まる!
この人とこの会社をもっと世の中の人に知ってもらえるような、人の思いを広めたり伝えることのできるような仕事をしたい、それは何なのか考えるようになりました。
経理の仕事をしている時よりも、パワポの資料作りの時間が好きだったり、何かををつくったり表現する事が好きだったこともあり、人の想いを表現できるWebデザイナーに挑戦したい!やってみたい!と思い目標が決まりました。
私はスクールに通うことをきめました。

スクールで学んだこと

私のスケジュールは以下のような流れでした。

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スクールに通うことにした理由は、未経験でなにをしたらいいのかもわからなかった&私の場合学歴も不安だったので少しでも自信と実力をつけたいという気持ちもありました。
金額は総計80万以上しましたが、これでWebデザイナーになれるなら&学校ならこれくらいするだろうと思っていたので、そこまで高く感じませんでした。
それに高校生の頃のように、もうお金を理由にして夢を諦めるのは嫌だと思いました。いま親に頼らずとも自分決められる夢をここで断念したら絶対後悔すると思っていました。

通ったスクールでの受講内容
・PhotoshopやIllustratorなどのツールの使い方
・HTML&CSSでの教科書通りの静的コーディング
・jQueryの使い方動画
・JavaScriptの使い方動画
・PHPの使い方動画
・WordPressでテーマを作ってみよう動画
・オプションの通学制の授業を受講...など

スクールの内容はWebデザイナーのコースでしたが、このパックの中にJavaScriptやPHPなどの内容があり、ここで結構つまづいてこの部分だけ再購入したりしてました。
ただ今考えると実際はそこまでエンジニア寄りの内容をスクールの時期にやる必要もなかったのかなとも思います。
大体みなさん1年くらい通うボリューミーなコースだったので、私はスクールに通っている時はスクールの教材以外の勉強はしていませんでした。

スクールに通って良かったこと

・PhotoshopやIllustratorなどのツールの使い方がわかるようになった
・Webサイトがどのようにしてつくられているのか大枠をつかめた
・転職の相談に乗ってもらえた...など

私がスクールに通う前のスキルはPCは業務でExcelは使用していましたが、PhotoshopやIllustratorのソフトは使った事がないレベルでした。
なのでスクールに通ったことによって、ツールの使い方がわかるようになったというのがあります。
youtubeなどにも使い方はたくさん載っていますが、スクールに通う前は、そもそも何をどう勉強したらいいの?状態だったので、Webデザイナーパックとして転職前にやるべきことが詰まっているコースを受講していることがまず安心材料となりました。
また、周りにデザイナーの知り合いもいなかったので、気になることは講師の先生に聞きに行っていたので、そういった面での相談相手ができたこともスクールに通って良かったなと思う点です。

スクールでは経験できなかったこと

・個人でやっていたので、受講生同士のつながりはできなかった
・直接行かないと相談やレビューしてもらう時間がなかった
・現役のデザイナーはいないので現場の声が聞けない...など

通っていたスクールではオンラインで個人で行う形だったので、受講生同士もほぼ喋ることはなく、繋がりはできませんでした。
また、動画などをみてツールの使い方などは学ぶ事ができましたが、実際の業務ではレビューをもらいながらひとつのものを作っていくのですが、口頭で教えてもらうスタイルだったので、直接行かなければならずレビューの時間の確保が難しかったりしました。
現役のデザイナーが教えてくれるわけではないので、最新の事情や実際の現場の声など聴けるわけではなかったかなと思います。

その他、通ったスクールのカリキュラムに入っていなかったポートフォリオはスクールでは重要視されていませんでしたが、実際にはあった方が良かったんだろうなと思います。
自分が今まで作ったものを見せれば熱量や技量も伝わるし、今考えれば作るべきだったなと思っています。

合計通学期間は約1年。
職業にするならわかるようになるまでしっかり通わなくてはと思っていたのもあり通学期間が人より長めだと思いますが、学ぶことを絞ったらもっと短い期間で目指せていたと思います。
なので長いから良い、というわけでもなかったなあと思います。
現場で学ぶ事は多いので、期間は短くても要点を絞ってまず働いてみる、という方が良かったかもしれません。

転職活動、未経験でも働ける会社を見つける


私の場合、受けたのは2社のみです。
1社は知り合いがWeb系の会社に勤めており、紹介してもらって受けました。が、よくよく聞いたらその会社ではデザイナーでなくエンジニア採用だったので、改めて自分がどういう会社にはいってどういうことがしたいのか考えるようになりました。
未経験で絞って探しても求人は少なく、未経験OKだけど基本的な操作はできる人を募集していたり、アシスタントとしての採用でその期間や内容がいまいちわからなかったりしたのも悩みどころでした。

そんな中私が重視したのは、会社の理念が共感できることと、未経験でもいろんなことにチャレンジさせてくれるかどうかを重視したところかなり絞られ、もう1社どうしても入りたいと思った会社をみつけました。
ただ、過去に掲載されていたものを見つけたので、募集はかかっているかわかりませんでした。
その会社の社長のSNSを見つけ、DMにて入りたい旨を伝えたところ、面接までしていただき、内定をもらった会社がいま所属している会社です。
勇気を出して良かったと思います。

会社を選ぶときは異業種への挑戦で基準が難しいですが、まず動いてみると、受けた会社を入るか入らないか真剣に判断する状況になるので、自分はこういう会社がいいと分かってくるかもしれません。


実際にWebデザイナーになってみて思うこと

Webデザインはアートと違って、何か目的のためにデザインとして表現するものなので、人の想いに応えなければいけません。
それこそが自分がなりたかったきっかけや理由なのですが、そこでつまづくこともあります。
自分が自信があって提出してもなかなかOKがもらえないこともありますし、逆に自分でも納得が行かないまま期限を迎えたこともありました。
ただその中でもWebデザイナーをしていく上で大切なことは、自分自身が想い(制作意図)を伝えることだと思いました。
どうしてこういうデザインにしたのか、伝えることで自分の気持ちをまとめたり相手との意思疎通がとれるのでよりよいデザインに近づくと思っています。

私が思うWebデザイナーのいいところ
同じ依頼でも人によって違うものができあがるので自分の作ったものに対して反響や効果がでるとやりがいを感じるところだと思います。
どの業種とも関われる仕事なので好きなことややりたいことに関われる可能性が高く、年功序列よりもスキルに応じて報酬があるところも魅力の一つに感じます。
また、場所を選ばず仕事ができるのもいいところだと思います。

デザイナーを目指す方に向けて


転職する前は、もう就職しちゃったから私の人生きまっちゃってるんだ。と10代にして変に諦めてたりもしたし、親のせいにしたり進学した友人を羨んだりしているタイプでした。
ただ自分がやりたいと決めて転職したことで、今の状況を人のせいにすることがなくなり、自分の意思で仕事ができているように感じます。
私がWebデザイナーへ転職したことに悔いはありません。

Webデザイナーが気になる人や、なにか他の仕事に転職したい人は転職相談会やスクールの説明会含め、とりあえず動いて普段会えない人と話してみると、自分と向き合う時間も増えて、今まで見えなかった事が見えてくるかもしれません。

実際の現場とのギャップをなくすために、スクールづくりに取り組みたい


Webスクールに通ってよかったかどうかですが、私はスクールに通って良かったなと思っています。
まず通ったこと自体が自信につながるのと、一度学んだ、でもよくわかってなかったってところが、点と点が線になっていく感じがして、結果的に今の私に生かされていると思います。

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入社して初めて作ったバナー

こちらのバナーは、入社して初めて作成しました。
スクールでは時間を決めて作ったりしていなかったので、バナー作るのにこんなに時間かかるんだな〜って感じでした。
円が楕円になっていたり、扇の位置がビミョーだったり、文字が平坦だったりしますが、ソフトの使い方は知っていたので、それも調べたりしていたらもっと時間がかかっていたと思います。

ただどうしても、現場とのギャップは実感しました。
スクールでは人対人で教わるというよりは、教材を見ながら作ってみよう!という形式だったので、出したものにレビューをもらいながら仕上げていく実践とは異なる環境で勉強していました。
お手本通りには作れるけど、アイデアを考えて作るというところはなかなか身につけるのは難しかったかなと思います。
なので、スクール作りで心がけることとして、実戦に近い形で勉強してもら い、要点を絞って身につけてもらうこと。それがデザイナーへの近道だと思います。
また、オンライン受講になったりすると個人戦になりがちですが、気軽に相談してもらえるような、少人数ならではの個人に寄り添ったスクールづくりを目指しています。

と、ここまで自分がデザイナーになった経緯をお話ししましたが、同じくWebデザイナーを目指す人、興味をもっている人、目標を探している人の参考になれば幸いです。

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