【Vtuber所感】野良猫さんの恐るべき洞察力【#文野環/#にじさんじ】

今回は野良猫さんこと文野環さんが8月26日に配信した「ポテト150円の時、量減ってる説 マクド◯ルドの闇を暴く#3【にじさんじ】【文野環】【マクドナルド】」という企画から。野良猫さんの恐るべき洞察力について考えていく。

■商品の量と値段から考察を巡らす野良猫氏

ポテト150円の時、量減ってる説 マクド◯ルドの闇を暴く#3【にじさんじ】【文野環】【マクドナルド】

ポテト150円の時、量減ってる説 マクド◯ルドの闇を暴く#3【にじさんじ】【文野環】【マクドナルド】 2

まず野良猫氏は消費者目線でSサイズからLサイズまでの各サイズの量と値段は比例しているのかという単純な疑問から考察を巡らしていく。

■ここから考察がさらにクーポン券と商品価格という問題について発展していく

ポテト150円の時、量減ってる説 マクド◯ルドの闇を暴く#3【にじさんじ】【文野環】【マクドナルド】3

ポテト150円の時、量減ってる説 マクド◯ルドの闇を暴く#3【にじさんじ】【文野環】【マクドナルド】 -

ここから野良猫さんの考察がこの問題の核心に迫っていくのです。つまりクーポン券で大幅に値下げした商品で収益をえることは難しいのではないか?つまり本当は若干量を減らしたりそういったごまかしをしているのかもしれない。ここから野良猫氏は実際に数店舗のマクドナルドのポテトを購入し商品の量を調べるというフィールドワークまで行っている。

ポテト150円の時、量減ってる説 マクド◯ルドの闇を暴く#3【にじさんじ】【文野環】【マクドナルド】 4

■最終的にマクドナルドのマーケティング戦略の核心にまで達する野良猫氏の考察

「集客商品」というマーケティング手法をご存知だろうか


『多くの企業は商品の価値を変えずに値段を上げようとする。正しい値上げの方法は、お客様にとっての価値を上げて、値段も上げることだ。』
2004年にアップルコンピューター日本法人から日本マクドナルドにヘッドハンティングされ、その経営を見事にV字回復させ、過去最高益の業績を叩き出した原田詠幸社長の言葉です。
原田氏は、「価値」という言葉を良く使います。マクドナルドの「集客商品(客数を増やすための戦略商品)」は、ご存じの通り、「100円マック」であり、「ホットコーヒー」です。この集客商品に原田氏は徹底的に価値を求めます。100円マックに100円以上の価値を感じていただけば、お客様は必ず満足し、「収益商品(収益を上げるための商品)」、つまり、500円以上のバリューセットに繋がっていくというシナリオでしたが、それが見事に当たりました。原田氏はこの7年間で、8回も値上げを断行しています。デフレ時代の寵児というイメージがあるマックですが、バリューセットは600円~700円の価格帯が主力であり、牛丼店等の倍に近い価格設定になっています。
顧客満足=購買前の期待値<購買後に感じた価値
この単純な方式を原田氏は常に念頭に起き、徹底した価値追求を図っています。

■野良猫氏の疑問こそがマクドナルド的経営手法の核心だった

上記に引用したマクドナルドの「顧客満足=購買前の期待値<購買後に感じた価値」という理屈。Lサイズ330円のポテトをクーポン券で150円で買えてしまうというお得感。そして「こんなに安く買えていいの?」的な野良猫氏の疑問はまさにそれがマクドナルドの狙い通りだったのです。

夢月ロアさんなどもこの種の話題を好んで話すが、彼女はどちらかというと企業経営的目線だっりする、同じテーマで語るならロアさんなら原価率とかから考察していくのだろうけど、野良猫さんは徹底した消費者目線である。

ポテトのSサイズとMサイズはコストパフォーマンス的にどちらを購入するのがお得かからはじまり、いやいやクーポンを使えばもっとコスパが良い。しかしこんな大安売りは何かおかしい?から問題に核心に迫っていく洞察力。

ほんとうによくできたレポートですよ。夏休みの自由研究なら文句なしの金賞ですよれ。野良猫さんよくできました。

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