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『兇人邸の殺人』

みなさん、こんばんは🌕
今回は今村昌弘作『兇人邸の殺人』について、
お話したいと思います。
本を読むのが遅い私ですが、1日で読み切ってしまいました。今回はネタバレはしませんっ!!笑

1.本作ってどんな話??
この作品は正確なシリーズ名がついているのか
わからないのですが、葉山&剣崎シリーズの第3作目となります。既刊は以下の通り。
屍人荘の殺人
魔眼の匣の殺人
そして本作『兇人邸の殺人』です。
どんなミステリかというと、、、

〝非現実×ミステリ〟です。

非現実というのは、現代では〝非〟なだけで、未来には存在するかもしれません。ドラえもんみたいな感じですね🤣🤣
読者が真相に至るのが不可能な話にはなっていませんが、非現実を容認した上で推理するのが前提となります。

2.新本格ミステリ
近年、こうしたミステリが多い気がします。
次の次あたりのブログの題材にする予定の作者・荒木あかねさんの作品の処女作も設定が現実に即しているものではなかったですね。

ミステリのトリックが既に出尽くしているからなのかは私もよくわかりませんが、、、。

ある意味でこうしたミステリは新本格ミステリなのではないか、次世代のミステリの形なのではないかと私は思っています。

3.感想
今回の非現実はvs異形となるわけですが。
うまい。うますぎる。笑笑
読者に非現実をいとも簡単に容認させる世界観、そしてその事象、ピースをミステリに組み込ませる技術
私は今村先生が次のミステリを背負って立つ方なのではないかとそして続編が出るであろう4作目にも期待しかありません👍

4.おわりに
既に『兇人邸の殺人』が出てから1、2年は経っているのでないでしょうか。
4弾もそろそろなのかなぁ〜。楽しみ!!!
その前に先日発売された前日譚明智恭介の奔走』のレビューもしたいところです。

それでは、響いた一言を最後に。

〝どんなに自分の無力さが恨めしくなっても、求めるものに手を伸ばすことをやめてはいけない。弱いのならこれから強くなればいい。…(中略)…-期待していますよ〟

では、また次回〜👋👋

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