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ギャンブルで勝つ人、負ける人@オカルト編

株も経営もギャンブルの一種

 まず、私の考えでは株はギャンブルの一種だと考えています。その理由は確率に賭けている。胴元に手数料を取られる。ということからです。長期投資においてはギャンブルではないとおっしゃる方がいると思いますが、経営もギャンブルであり、勝つ確率を求めてベットしていく作業と考えています。

ギャンブルとは、あるものを賭けてより価値のあるものを手にいれる行為をいいます。 勝つか負けるかはほとんど偶然に支配されています。 日本では、競馬、競輪、競艇、オートレースなどの公営ギャンブルや、宝くじ、スポーツくじ、パチンコ、スロットの遊技などがギャンブルにあてはまるでしょう。

 そこで、私が出会ったギャンブラーに勝つ人、負ける人の特徴について少しずつまとめさせていただきます。株式投資をするうえで参考になるものがあればぜひヒントにしていただけたらと思います。

バカラで海外遠征に行くたびに事業を展開するHさん

 私がお世話になった経営者の一人でHさんという方がいます。信心深い仏教徒で、海外でカジノに行くのが趣味。医療系の仕事をされていますが本人は理事長の立場で現場にはかかわっていません。

 しかし、いつもスーツ姿で会社に足を運びガタイがよく、こわもてで昔のヤクザのような迫力のある面持ちではありますが、外の方にはいつも腰が低い。しかし、お酒を飲むとかなり暴言がきつく何回か殴り合いの喧嘩になったことがあります。

 Hさんは高校もろくに卒業しておらず、もともとは宝石販売の営業で腕を鳴らしました。その後さまざまな事業展開をして医療関係の会社の会長となりました。

 海外カジノ旅が好きで、人との交流が好きなHさんはたまたま空港からホテルに向かうタクシーで日本語の流暢な運転手と出会いました。話を聞くとその方の夢が店を持つことだと聞いたHさんは飛行機でワインを飲みすぎたのもあり酔った勢いで「よし、おれがバカラで買って出資したる。」と約束しました。

 Hさんは、真剣にバカラ罫線を見ながら、ここぞというタイミングで換金した全額日本円で50万円程度のチップをバンカーに張りました。私がその罫線を見る限りツラが出ていた(同じ目が何度も出る)わけでもなく、テレコ(プレーヤーとバンカーと交互に続く)わけでもなく自信をもって張れるところではありませんでした。

 結果はプレーヤー0、バンカー9(ナチュラルナイン)で瞬殺。一瞬でとりあえずの50万を勝ちました。その次はもう一度50万をバンカーに張りました。

 2回目 フェイスカードはプレーヤー8、バンカーは0(絵札)でした。万事休すと思ったところ、プレーヤー2枚目は9,つまり8+9=17 1桁目だけ見るバカラにおいて出目は7、バンカーはツーサイドの5でした。プレーヤーは6以上だと3枚目をひかずにステイとなり、次はバンカーがツーサイドから4を引き、プレーヤー7,バンカー9でバンカーの勝ち。

 あっという間に軍資金目標の300万円のうち100万円を稼ぎました。ちなみに50万円持って行った私は1回目も2回目もHさんに乗りましたが、2万円ずつの張りでたった4万円の勝ち。Hさんは思い切りの良さで100万円の勝ちでした。

 つまりギャンブルで勝つ人は張りごし(大金をベットする勇気)が大きなポイントだということを学びました。ちなみに、私はチマチマベットしているうちに50万円をいつの間にか溶かしてしましました。

 コツコツ勝っても、運が向かないときにヤケになって勝負をしてさらに負けてしまいました。Hさんはドカン・ドカンで大勝利。負けたら冷静になる。勝負師でした。

 その後、3日間をかけて本当に300万円を勝ったHさんはタクシーの運転手に連絡をし、滞在を延長してまで物件を決め3か月後にはお店をオープンさせました。

 Hさんは、もともとはアングラ(アンダーグラウンド:違法)カジノにも出入りしていました。わざわざ京都まで行ってたそうです。当時はバランス台(プレーヤー、バンカーの差)で100バラ(100点バランス・・プレーヤーとバンカーの差額が100万円までは張れる)でやっていましたが京都にはお金持ちも多く、1000万円を超える額を張る人もいたそうです。まだまだ若手だったHさんは勝ったり負けたりしながら、最後に1000万円の勝負をしてかろうじて勝ったことで違法バカラは引退したそうです。

 私が人生で見たバカラで生涯トータルプラスの方はこの方1名だけです。つまりは、張り越しこそがギャンブルに勝つヒントだということです。※ただし、これがなかなかできません。(笑)

 Hさんは信心深い仏教徒です。ちなみに私は仏教は信じません。なぜながらなぜ人間が作ったものが人間より偉いか理解できないからでです。

 Hさんが信じる仏教が凄いのではなく何でもいいので信心が深ければ深いほど効力を発揮するということです。

 信じ切れば自分の行動に「自信」が生まれます。自信をもって行った行動がうまくいけば信心がさらに深まります。うまくいかないときは自分の行動を「反省」するようになります。仕事においてもギャンブルにおいても「自信」と「反省」というのが大きなヒントになるであろうと考えています。

 私たちにはトレーダーなおさんという絶対的な逆神がいます。信じきるには十分な信頼性ですね。

 Hさんはその方法で合計4店舗を海外に持つことになりました。もちろん日本での事業も着々と事業拡大をしています。

余談:丁半ばくちに人がはまる理由

 コインの表裏、サイコロの奇数・偶数(丁半)、バカラのプレーヤー・バンカー、ルーレットの赤・黒など二分の一の確率に張るギャンブルになぜ人ははまるのか? 

 私なりの見解は「手に届きそうな未来だったが故、後悔が大きい」ためだと考えています。私の認識では株式投資のうち値幅取りの売買は「丁半ばくち」です。買うか、売るか、上がるか、下がるか。

 しかし、株式投資となった瞬間に人は「ギャンブルではない」「ジャンキーではない」と言い逃れをしてしまします。本質は丁半ばくちの延長だと考えたうえで、負けた時の異常な後悔を落ち着ける冷静さが必要になります。

ルーレット連戦連勝のMさん

 10年以上前になりますが、ルーレット屋さんというものに足を運んだことがあります。ある地域ではルーレットはウィール(円盤)がほとんどきません。なぜ動かないかというと、動かない方がお客さんの張りが大きくなり張れば張るほどお店が儲かるようになっているからだそうです。

 ウィールが動かないのであればいくらでも勝てるでしょう!という方もいらっしゃるかと思いますが、そうはいきません。というのもルーレットには8つのピンがあり、それぞれのピンに均等に当たるように水平をたもつ”水平師”というのがいらっしゃいます。水平器で水平を保つのはもちろんのこと、
 100投~400投してそれぞれどこのピンに当たったかということを記録して少しずつ水平とピンの高さを調整していきます。1投1分としても調整を含めて長くて4時間~8時間かかる作業で、ウィールの調子が悪い時は、お店を開けないこともあるそうです。

 こんぺいが見た中ではアメリカンルーレットを採用している店舗が多く、ウィールが動かない地域では、今回はこのピンにあたるので、この辺に落ちるだろうという予測をして皆さんシフト張り(ウィールに書いてる順番通りに張る)をされます。

 この配列は有名数学者のパスカルが考えたそうです。適当そうに並べられているようで実はきれいに並んでいて、たとえば0と00の先は7,8,9,10,11,12と、25,26,27,28,29,30という風に固まっています。

 その他、ごろでシロンパ(4~8)張りやシチゴサン(7~3)張りなどシフト張りにはいろいろな方法があります。

 Mさんはシフト張りはもちろんのこと斜め約45度たとえば22と25のハーフに張る などの空間認知をしていて自由自在にベット額を張れる世界で最もきれいな張りをするプレーヤーです。※世界中どこ探しても日本のようにウィールが止まっている地域はないと思います。なのでシフト張りを熟知する必要性にかられる地域はありません。

 Mさんの戦略は、少額ずつチップに交換しフルベットするという戦略です。胴元からすると、負ける額を決められたお客さんとの対戦最も嫌います。できればたくさんお金をチップに変えて有り金を全部使ってくれそうなお客さんを相手したい。

 それを逆手に取ったのがMさんの戦略です。少額で初めてたまたま当たったら5倍~10倍になる。その運が向いた調子で、さらにベットする。調子が落ちたらすぐに帰る。 の繰り返しです。

 ルーレットのウィールは木でできているので湿気などによって営業中微妙に形が変化します。そのため、あるタイミングでは毎回1つのピンにしか当たらないことが出てきます。これを”寄る”と表現しますが、寄ってしまったときはハウス側は大慌てでエアコンを強くしたり、お湯を沸かしたりなどして対策します。そういうタイミングで一気呵成にプレーヤーに責められるとたまったもんじゃないですね。

 その戦略で勝ちまくりほぼすべてのハウスは出入り禁止になりました。結果旅打ちをすることになるのですが一見さんお断りでなおかつ紹介者もハウスからよく思われないことから今はまじめに働いていらっしゃいます。

 これは、生かせるかどうかわかりませんが私がよくやるのはXMのボーナス100%になるときに、1万円ずつ入金して大底や天井を狙って逆張りすることです一番大きい時で50万円とりました。胴元が嫌がる方法、確率の偏りというのも戦略になるかもしれません。

 ちなみにこんぺいは一時期ウィールと会話できるときがありました。ウィールの音を聞くとどのピンにあたるか予測できるのです。たまたまだったのかほんとだったのかは自分でもわかりませんが、3回連続すいち(38分の1を3回連続であてる)で当てた日に出入り禁止にされました。

麻雀の旅打ちで出会ったPさん

 こんぺいが時間もお金もあった時期は刺激が足らず旅打ちをしていました。その時に出会ったPさんという方がいます。Pさんは在日韓国人で小指がありません。もともとは山〇組の山〇組にいた(本人談)方だそうです。飲食店を経営しながら奥さんと従業員に任せて旅打ちをしていました。

 その方はいい時と悪い時の波の扱いがうまく、流れがいい時には相手のリーチに対して、自分が当たり牌だと決め込んだ牌を除いて無筋でもションパイでもなんでも切る。そしてちゃんと上がりきる。決して道を譲らない。そういうスタイルの麻雀をします。

 逆に流れが悪い時にはあえて先にドラを捨てたり、七対子ばかり狙い防御力を高めて徹底して上がりに向かわない姿勢であえて鳴きを入れたりしてついてる人のツモ順を変えたりします。その時に徹底しているのはツイてる人からしか鳴かないことだそうです。ツイてない人から鳴くとツイてないツモ筋になるのだそうです。

 ちなみにこんぺいはポーカー(リアルマネーでのキャッシュやトーナメント)をしているときに細かいチップがない時は、一番ツイてる人にチップを交換してもらいます。逆にツイてない人にチップ交換を頼まれたときはチップ交換を「あの人の方がいいですよ。」とやんわり断ったりもします。

 Pさんからアドバイスされたことは「自分が怖いと思った時こそ強気で行く時だ。」「自分がイケイケになってる時ほどはしごを外されるから徹底的に気を付けないといけない」ということでした。

 最近、なんちゃってトレードをするようになってわかったのはPさんのアドバイスのように「自分が怖いと思った時こそ強気で行く。」というのが相場において重要なヒントだということでした。

 ちなみにPさんはその後違法バカラにはまり金貸しとトラブルを起こし、行方不明になりました。

海外でプロポーカープレーヤーとして暮らすCさん

 アジア圏でポーカープロとして暮らすCさんという方がいます。50歳ぐらいの男性で人と話すのも苦手な方。話すのが下手なのではなくて余計な事までしゃべりすぎて周りの人をイラつかせる人です。

 私がポーカーを始めたのは14年ほど前です。Cさんは8年ほど前にたまたま私が出入りしていたアミューズメントポーカーの店にきました。もともとはブラックジャックが好きでしたがその店で一番はやっているテキサスホールデムポーカーに興味を持ち、参加するようになりました。最初は役を知っているぐらいでしたが毎日通うようになり、いつの間にかそのお店で月1回開催する決勝トーナメントで優勝するぐらいの実力になりました。

 周りの人からの評判はというと、講釈をたれたり典型的なおっさんの風貌でもあり「一緒に打ちたくない」という人が多い印象でした。

※なお、私は麻雀の土田先生が麻雀の勝者についてこう語っています。「麻雀の真の勝者とは、また一緒に打ちたいと思わせる人だ。」私も何度か土田先生と麻雀をさせて頂きましたが一緒に打つときの真剣さは緊張しますがとてもしなやかで丁寧。楽しそうに打っていてまさしく「また一緒に打ちたいな」と思わせてくださる方でした。

 Cさんは空気の読めない人だったのですがみるみる上達していきました。ポーカーのうまい人に共通しているのは「相手を嫌がらせる人」です。それは「ここでベットされたらついていきにくいなぁ」というときに的確にベットできたり、とにかく相手に考えさせる人がうまい人の条件でもあります。

 Cさんはそれに加えて天性の相手をイラつかせる才能を持っていました。日本でポーカーをしていてもお金にならないからということで海外に活躍の場を広げて、韓国・マカオなどで家を賃貸しながらカジノに入り浸るようになりました。順調に生活費は稼いでいたそうですが、ある日カジノから出て家に帰る途中に何者かに襲われ手足を折られたそうです。私の推測ですが、負けた相手を自分も気づかないうちに煽りすぎて反感を買ったのではないかと思います。日本ほど海外は平和ではありません。そこまで読めなかったのがCさんの誤算でした。結局身の危険を感じて日本に帰ってきました。

 日本に帰ってきてオンラインポーカーで暮らしている話をお聞きしましたが、その後の消息は不明です。

 👆この話は有名な話なので知ってる方は知ってるかもです。

 株式投資においても空気を読んで相手にあわせてあげよう なんてことをするとえらい目にあってしまいます。奇人変人のほうが儲けてる人はたくさんいます。みんながある株を買ってる時に「空売りぎゃはは!」という投稿をして買ってる人たちがぼろくそに叩いたりすることがありますが、善良な皆さんの思い通りにはいかずそういう空気の読めない人が張る方向に走り出すものです。

「この人言い回しが嫌い」と思う人ほど買ってしまうのが株式投資の不思議なところです。

 空気を読まない ということも一つのヒントだと思います。

ーーーまた、追加していきます。今日は花火なのでこの辺でーーー

番外編:リアル印南Sさん

 こんぺいが一時期ハイレート麻雀をやっていた時のことです。ある時期私は会社を辞めて少し裕福だった時、旅打ちをしながら遊び惚けていました。麻雀は多少強かったこともあり、旅打ちを始めました。お店で出会った人とごはんに行ったり、新しい店を教えてもらったりしたときに紹介で出会った雀荘があります。

 デカリャンピンのサンマで、ハコで120k、裏ドラ10k、役満祝儀100kという麻雀をしたことがあります。2周(6ゲーム)は必ずしてくださいという約束で始まりましたが、サンマをしなれてない私は6ゲームでほとんどトビで70万ほど負けました。さすがハイレート。すごい人がいるんだなぁと思っていました。

 何度か通いましたが300万ぐらい負けてしまい、その時にいつも一緒に打ってた60歳ぐらいで眼光鋭いSさんという方が、「こんぺいくんの牌は透けて見えるよ。」と、ツモった牌以外は左端から一つずつほぼ当てられました。夢か漫画かわからない世界に来たと思った私はこんな奴らには勝てるわけがないと思ってハイレートは卒業(って言ったらかっこいいけど、入学できなかっただけ)することにしました。

 その店はデカリャンピン以外にもちいさいピン(ハコ6k)もあり、小さいピンでも遊んでいたところ、いつも一緒に打っていたSさんの後ろに顔が真っ黒でやせこけた40歳ぐらいのチンピラ風の兄さんが来てSさんに耳元で「コロンビアからええの入ったで!」とおっしゃってました。

 そのときいつも眼光鋭いSさんが初めて心を許したような目でふた回りほど年下のチンピラ風の兄ちゃんに「あにきぃぃ~ありがとぅ」とお礼を言ってました。後で調べてわかったんですがコカイン接種者だったようで、その時に初めて気づきましたがSさんは前歯がほとんどありませんでした。そういえばお酒も飲まないのにアル中のような喋り口調でした。

 牌が透けて見えるというカラクリについてはウソではなく、私の理解では音楽を聴いたら楽譜が見えるようなもので頭の中でいったん抽象化ー>具体化して実際に牌が透けて見えるんだと思います。覚せい剤にはそれぐらい人を覚醒させる作用があります。経営者も行き詰まると優秀でまじめであるほど覚せい剤の使用に心が傾くことがあります。一度使うとあまりに脳が働き仕事がはかどるのでやめられないとも聞いたことがあります。飛鳥やマーシーが使ったのも趣味ではなく自分の仕事の能力を最大限いかすためであろうということは私には理解できます。

※私は使ったことがないです。タバコもないです。

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