これからの時代を生き抜く鍵は未来予測、行動力、発想力。
世界中を震撼させたCovid-19によって、日本の働き方が大きく変わる変革期に突入した。
テレワークなんて全く検討もしていなかった企業でさえ、感染防止のためにテレワークに踏み切ったところも少なくない。
そして、今まで「どうやって管理すんの?」とテレワークに批判的であった上層部も、アフターコロナでもテレワークを導入せざるを得ない状況を無視できなくなってきた。
なぜなら、みんな気が付いちゃったのである。
「通勤しなくても、パフォーマンス下がらないじゃん」と。
つまり、飲食や旅行業など直撃を受けた業種以外では、業績がそれほど下がらなかった、とする企業が結構あるのだ。
企業側のITリテラシーが今後の勝敗を分ける
通勤しなくても良いのであれば、なにも都市部の高い家賃を払ってオフィスを構えなくてもいい。
オフィスを失くす、というところまではいかないとしても、オフィスに通う職種は限られ、小さなオフィスで十分回せる、ということになる。
テレワークに切り替えた社員に、たとえば仕事のしやすい環境づくり代として、仕事用のパソコンや椅子代として補助を払ったとしても、ランニングコストとなる通勤定期代に比べればアホみたいに安いもの。
また、今の若者はライフスタイルを重視する傾向があるので、「テレワーク不可」みたいな企業には人が集まらないリスクも出てくる。
ただでさえ少子化で若い人材は奪い合う状況なのに、もうどの企業も人材確保の一環として「テレワークOK」とせざるを得ない状況になっていくのだ。
AI(人工知能)に仕事を奪われる時代に突入
私はクリエイターなので、この手の話には敏感だ。
すでに、AIに奪われる職業として今まで花形といわれてきた医師(内科医)や弁護士、経理などもAIに代替されるといわれている。
人工知能が得意とするものは、データ分析である。
データに基づいた機械的な作業であれば、人間がちまちまやるよりも正確に、かつ迅速に仕事をさばく。
今はまだ黎明期なので、それほど深刻に考えていない人も多いかもしれないが、LPがCDになり、CDが音楽データになり、という変化は、ここ10数年で起こったもの。
私が新卒で入社した会社では、記録メディアはフロッピーしかなかった。
それが、20年の間にMD、CD、DVD、クラウドと大きく様変わりした。
普及すれば、最初は高額だった機器もどんどん安くなる。
つまり、AIやロボットが私たちの生活に入り込み、スマホ並みに普及していけば「一家に一台ロボット」という時代はすぐそこにある、ということだ。
これからの時代を生き抜く仕事術
①未来予測
そんな激動の変化の中で働く私たちに必要なのは、時代の流れをキャッチし未来予測がいかにできるか。
たとえば、テレワークが主流になれば、東京、大阪、福岡、札幌などの都市部だけでなく、「好きな場所で暮らす」という新しいスタイルが流行っていくだろう。
そうすると、地方で快適に暮らすためのインフラが必要になってくる。
ますます通販業は活発になるだろうし、Iターン希望者向けの転職エージェント、地方での家さがしのための不動産などの業績が上がっていくだろう。
そんな風に、未来をどれだけ早くキャッチできるか、ということが鍵になる。
②行動力
もう、就職できれば定年まで一生安泰、と安心している人は少ないと思う。もしそう思っているなら、すでにあなたの「未来予測」感度は低いと思っていた方がいい。
大手企業だろうと、黒字経営だろうと、これからはリストラがどんどん増えていく。
これまでは、「自らどんどん行動し、考え、発言する」というバリキャリの社員だけでなく、地味な作業もコツコツと真面目にこなす人材も貴重だと考えられてきた。
社員全員がバリキャリ思考だと、会社の業務は回らないし、昇進や昇給をガンガン求めてくる社員よりも扱いやすい、という一面もあった。
だが、AIが仕事を奪う、という第四次革命の時代に突入すると、ロボットができるようなルーチンワークや、膨大なデータを入力するスタッフなんて必要なくなっていく。
また、テレワーク中心になれば、ますます「仕事がデキる人と残念な人」が明確にあぶりだされる。
「テレワークならサボり放題」と考える人なら、やはり仕事のパフォーマンスには出てくるし、結果リストラになる。
企業だって、サボる社員に給料なんて払いたくないわけだから、今まで以上に実績や経験を採用時に求めてくる。
加えて、私がなぜ「行動力」が重要なのかと伝えたいのは、これからは会社員という働き方を選択するとしても、「個の力」が問われることは間違いないからだ。
つまり、会社側は優秀な社員ならば、お金を積んでもキープしたいと考える。
個の力がある人が会社員の場合、「私はこの会社にいるのは、あくまでも高収入だから」とか「自分のスキルを存分に発揮できるから」であって、もしリストラにあえば「はいそうですか。では次に移ります」言えるスキルがあるから、会社側はキープしたければ報酬を上げていかざるを得ない。
逆に、そういう優秀な社員をキープするために、ルーチンワークしかできないとか、言われたことしかできない社員の給料は据え置きか、もしくは減給していく、という流れになると個人的には予測している。
つまり、「個の力」をつけるために、どんな安泰な環境にいたとしても危機感を持ちながら行動し続けることが重要になってくる。
③発想力
最後に、とても重要なのが発想力だ。
優秀な人材しか美味しい思いはできない、というような話を前述したが、一方で学歴や経歴に関わらず生き残る方法がある。
それが「発想力」だ。
この発想力は、誰もが持てる才能ではない。才能というか、日々意識するだけで鍛えることができる。
どんなに有名な大学を出ている人でも、発想力がない、という人はいくらでもいる。
たとえば、エンジニアになって「稼げない」と嘆いている人は一定数いるが、それはひとえに「発想力が貧困なため」と私は考えている。
なぜなら、もしあなたが「社会が求めるニーズ」に日々目を凝らし、「こんなサービスがあったら、絶対便利だ!」という発想があれば、一人でもビジネスをスタートできるのが今の時代なのである。
WebサイトはWordpressなどの無料ツールで短期間で作ることができるし、アイデアで生み出したサービスを「どう売るか」「いかに売るか」「人は何を求めているか」ということを視点に、「必要な仕様」だけを盛り込めばいいのだから、プログラミングができなくても、プログラミングができる人に外注してしまえばいいだけなのだ。
今や、クラウドソーシングが充実していて、エンジニアへの依頼のハードルも下がってきている。駆け出しエンジニアなら、安いコストでも喜んでプログラムしてくれるだろう。
つまり、アイデアありき。そしてそのアイデアを形にする要件定義ができればいい。
「そんなこと、私にできるはずがない」ともしあなたが思うなら、それはあなたが社会にアンテナを全然貼っていない、という表れだ。
なぜなら、インターネットで調べれば、今の時代無料で有益な情報を流している人たちは山のようにいるのだ。
おそらく、TwitterもFacebookも、インスタグラムも触ったことがない人は、社会のニーズにまったく疎いはずだ。
一人1台スマホを持つ時代で、インターネットは誰でも検索できる。
これだけ無料の情報が溢れた中で、「私にはできない」と言い切ってしまうのは、これからの時代を生き抜くにはモノを見る角度を変え、自分から情報をどんどん吸収していく姿勢に変えた方がいいと思う。
激動の時代だけれど、チャンスしかない
日進月歩の変化に対応しなくてはいけない激動の時代。
けれど、未来予測、行動力、発想力がある人は、どんな人でも稼げるというのが今の時代の大きな魅力だ。
そのためにはやはりインターネット、Webでする仕事が一番だと思う。
昭和の時代には、家庭に入って夫や子供の世話や家事しかできないと考えられた専業主婦も、令和の今は自ら行動し、アフィリエイトやWebライティングで稼いでいる女性は大勢いる。
彼女たちに共通しているのは、やはり圧倒的な行動力と発想力、そして未来を予測する感というか、アンテナの張り具合だ。
男性も女性もその感度には関係なく、この3つの神器を持ち合わせた人間は、圧倒的な個の力を伸ばしていく。
優秀な人材は海外に流れる
会社に属さなくても大丈夫。そう思える自信とスキルがあれば、なにも日本に住み続けなければいけないということもない。
私の知人にも、一家でマレーシアに移住した人、タイに移住した人がいる。いずれもWeb関係で仕事をしている人たちだ。
インフレに傾くのに、給料は一向に上がらない日本の労働環境に身をおくよりも、ライフコストを下げられる東南アジアで暮らそう、という発想もまた、できる人とできない人が分かれていくだろう。
そして、これからの「幸せの価値観」は、いかに自分の理想とするライフスタイルを確立できるか、というところに焦点が当たると思う。
誰もがWebで稼げるチャンスがある時代で、定年まで働いて、一生懸命働いて貯めた年金で細々と老後を暮らすなんてことは古い考え方である。
人生を画一的に決められたような暗黙のレールの上で、片足を棺桶に突っ込んだような人生を、誰が送りたいと本気で思うだろうか。
子供の頃に夢見ていた「海が見える白亜の家に住みたい」とか「パリと東京を往復しながら自由に働く」とか、そんな夢のようなライフスタイルが誰でも叶えられるチャンスがあるのが、今の時代だ。
未来予測、行動力、発想力。
これが、私の考える「これからの仕事術」と確信している。
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