【ドラマ 体感予報】ダヨちゃんのしなやかな強さと瀬ヶ崎さんの「正解」について考える
人のこころが動く瞬間を見せてくれるドラマが大好きです。
過去にXに投稿した感想postを整理して載せていきたいと思います。
もとがXのpostで、短文を連ねる形だったので、noteにしたら読みづらくなっているかもしれません。ごめんなさい。
2024年2月28日と2月29日。ふたつの連続post
【しなやかな強さについて考える】
ドラマ体感予報に対する熱い思いをひたすら語るpost
1/11
ピンポイントな話なんですが(いつもだ)、6話のダヨちゃんの
「俺とあの人って、そういう感じじゃないんで…」
の言い方が大好きなんです。
篤弥さんの「元気な時だったらもっと甘ーく聞こえたんじゃない?」に対する返答。
(ちなみに篤弥さんの「ダヨくぅーん」の呼びかけ方も大好きです)
2/11
ダヨちゃんのこの言い方、「あの人」=瀬ヶ崎さんを「あちら側」に置いていないんですよね。「こちら側」に置いている。何で?って聞かれると困るんだけど、日常会話に於いても、相手が話の対象をどちらにおいているかって、何となく感じません?
ダヨちゃんのこれは、「俺」(=一人称)と「あの人」(=三人称)ではなく、「俺とあの人」(=一人称複数)。
3/11
ダヨちゃんは、直前にケンカをしていても、「どうでもいい」と言われてショックを受けていても、「一緒にいる」んですよね。瀬ヶ崎さんを好きという根本は全く揺らいでいない。
4/11
そして、回想に入る直前、大学時代を思い出しているダヨちゃんの夢見るような表情が。何年経っても、毎日顔を見ていても、初めて会った日の瀬ヶ崎さんの煌めき(と、自分が受けた衝撃)を、ダヨちゃんは大事に大事に反芻しているのではないかな。
5/11
もっと後の場面になるけど、瀬ヶ崎さんが放送中にピキっていても「だいじょぶそ?」で済ますし(深刻になり過ぎないためのコメディ演出だとしても)、万さんから漫画の完成品が送られてきた時も「即売会が終わるまでは隠す」「このまま忘れてほしい」て。
このあたりのダヨちゃん、つよつよ(笑)
6/11
瀬ヶ崎さん→ダヨちゃんがいなくなっちゃうのを恐れている
ダヨちゃん→勝手に漫画を描いたり無理に出かけた事で気まずくなったと思っている。瀬ヶ崎さんの心に起こっていることを知らない
と、深刻さの度合いは全然違うんだけど、それにしても結構な期間気まずい状態でいるなぁと。
7/11
思えばダヨちゃんは、「完全じゃない状態でも一旦全部受け入れて、その中でぼちぼちやる」っていう能力がすごく高いですよね。
本人にとっては特別なことではなく、意識してやってる訳でもなく、その時その時の環境に適応してきた結果なんでしょうけど。
時により「慈母」にすら見える。
8/11
正解かどうかをジャッジするよりも、まずは丸ごと受け止める。慈母系男子ダヨちゃん。
物静かで弱々しく見えるダヨちゃんの、隠された包容力が、瀬ヶ崎さんの救いになってきたんだろうなー。
9/11
瀬ヶ崎さん、ダヨちゃんはあなたのことを丸ごと受け止め、恋焦がれ、求めているんだよ。すでに、「ぼくたち」という単位でものを考えているんだよ。
それを知らない瀬ヶ崎さんはどんどん不安を膨れ上がらせ、このすれ違いは、とてもせつない。
10/11
本当はお二人それぞれの側から考えていたんだけれど、あまりに長くなりそうなので、一旦区切ります。
いつも長々と、好き勝手語ってごめんなさい💦ここまでお付き合いいただいた方がいらしたら、ありがとうございます。
11/11
【「正解」について考える】
ドラマ体感予報に対する熱い思いをひたすら語るpost
1/9
わたしは美しくもないし優秀でもないし、瀬ヶ崎さんとの共通点なんて「人類である」ことぐらいなんですが。
一つだけ、もしかしてこれは「分かる!」って言えるのではないか、似てるのではないか、と思えるところがあって。
人との関係で、「正解」を引きたいんです。
2/9
そらそやろ、と思われるかもしれません。そらそうなんですが。
わたし、人間関係に何か一つでも傷がつくと、「わあああ!もうダメだ!」ってなってしまうんです。
傷といっても些細なことで、相手がちょっと迷惑そうな顔をしたとか、小さなことで分かってもらえなかったとか、あんな言い方しなきゃよかったとか。
3/9
だから間違いたくないし、「さっきの自分は正解だったのか」と気になる。
誰でも多少はあるんでしょうが、おそらくわたしは極端でした。若い頃はしんどかった。
年齢とともに少しずつ生きやすくなってきたのは、「それでも最終的にはなんとかなった」経験を積み重ねたからでしょうね。
4/9
瀬ヶ崎さん。
理由は違えど、同じようなしんどさを味わってきたのではないかと。その美貌と優秀さのために注目を集め、「正解」を引くことを期待される人生。
しんどかったでしょうね。
5/9
ダヨちゃんと瀬ヶ崎さん。
全く違う強さと全く違う欠落を抱えた二人。お互いに、自分の中に空いた穴に相手が流れ込んでくるように恋に落ちたのではないかな。「恋」という言葉で意識しなくても。
6/9
二人は既に大人で立派な社会人ですが。これからも年月を重ね経験を積んで行くでしょう。色んな問題も解決し、次に出会った時には「あ!これ進研ゼミでやった問題だ!」と楽に解ける問題になっていたりするでしょう。ダヨちゃんは、自分の中にも自分だけの光や温かさがあることに気づき、自信を持てるようになるかな。
7/9
そうして、自分に空いてる(と思っていた)穴が気にならなくなり、欠落を埋めてもらう必要もなくなり、寄りかかり合わなくても立てるようになった時に。
それでも、寄りかかる必要がなくても、寄り添っていたいのだと。ただ好きだから一緒に居たいのだと。
8/9
そんなふうに言えるカップルであってくれたらいいなぁ。
きっとお二人はそうなれるし、その方向に歩み始めていると思うんです。
9/9
#ドラマ体感予報
#こへあつ #せがだよ #樋口幸平 #増子敦貴
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