次回、周期性四肢麻痺の検査のために、電気神経検査をすることになったので、どんなものなのか、また周期性四肢麻痺との関連も聞いてみた

神経電気検査は、末梢神経に電気刺激を加え、その反応を見ることで、神経の機能を評価する検査です1。この検査は、糖尿病を代表とする末梢神経障害の検査に不可欠で、電気刺激による一時的な痛み・不快感がありますが、体への影響は全くありません1。

一方、周期性四肢麻痺は、主に手足の筋肉が周期的に一過性麻痺を起こして動かなくなる病気を指します2。遺伝的な要因で発症することもあれば、利尿剤などの薬剤や、甲状腺機能亢進症などの別の基礎疾患をもとにして後天的に発症することもあります2。

神経電気検査と周期性四肢麻痺の関連については、遺伝性高カリウム性周期性四肢麻痺ではミオトニー放電を針筋電図で認めることがあり、診断に有用であるとされています3。また、long exercise testが麻痺発作の再現に、short exercise testが原因遺伝子の推測に役立つとされています3。したがって、神経電気検査は周期性四肢麻痺の診断において重要な役割を果たします。3