M Trail と M Guide 2つのM
Mシェルターは M Trail とそこから派生したモデル M Guideを製造することになりました。
M Trail
トレッキングポールを使った一人用シェルターは内部のサイズが窮屈になる割りに重量は2人用とほとんど差が生まれないので 今回製造する M Trail は170cmの人間が2名 装備も含め窮屈なく使える余裕を持ったサイズで製造する事にしました。
サイズの決定は?
現在の日本のテント場では2人用ドーム型テントが多数を占めるといわれています。そのサイズを日本のテント場での使いやすいサイズとすると本体のサイズは長さ220cm 幅130cm。
しかし実際にはこのサイズにフライシートを被せるので 長さ・幅ともこれよリ少し広がります。そこで220cm×130cmサイズ+αを基本サイズとし、
テント場では幅より長さの制約を受けることが多いという現状も考慮して
下記のような基本サイズを決めました。
長さ240cm 幅150cm 高さ115cm
長さ240cmは長い天頂間距離を引綱無しで風にも負けず立てる最短距離から導いた数値でありある程度スペースが限られたテント場でも張りやすい
サイズ。
幅150cmは同じく風に押されても負けない幅で 尚且つテント場でも設置が可能と判断できる幅です。
そして高さ115cmは座った状態で幕面から圧迫感を感じない高さ。
天頂間距離180cmは 内部の居住性に影響を与える支柱となるポール間の距離と等しくシェルター内部で快適に過ごせる距離。
※ 支柱の距離は風が弱ければポールを傾斜させてポール間距離200cmも可能となり 風が強ければ反対に傾斜させ ポール間距離を短くして耐風性を上げることも可能です。
さらに引き綱も引けるので色々な組み合わせが可能。
またMはツインポールシェルターなので少しぐらいゆがんだスペースでも綺麗に張る事が出来るという利点もあります。
そしてこのM Trail 本体重量は360gととても軽量です。
M Guide
M Trail を発売に向けフィールドテストをしている時、テストに参加いただいた山岳ガイドさんの「設営が早く、内部容積が大きいので 緊急時の避難シェルターとしてガイドが持つには良いシェルターだよね・・・」
の一言。
この一言で M Guide の製造が決まりました。
詰めて座って8名が急場をしのげるスペースを念頭に
サイズをM Trailより広い 260cm × 160cm × 120cm(高さ) に拡張。
しかし重量は 390g と軽量に収めることが出来ました。
勿論 通常使用するにも軽量なので二人でゆったり使うことも十分なので
緊急時だけでなく通常時にもお使いいただければと思います。