幕類のサイズ

いつもご利用いただきありがとうございます FREELIGHTです。
前回フィールドにおける幕の重さについてでしたが、
今回は幕のサイズについて書かせていただきます。
まあ実際フィールドでは気にすることもない小さなお話なのですが、
マメ知識として知っていただければと思い書かせていただきます。

タープやシェルターを購入いただく時 サイズは購入の際の重要な情報となると思いますが、購入いただいてからそのサイズを計られたことはあるでしょうか?  さらには何回か使用した後にそのサイズを改めて計ったことはありますか??
と言いますのも先日タープのサイズが小さいというご連絡が届きました。
お聞きしてみると届いた幕を平置きして計ったら小さいというのです。

さてどうしたことでしょうか??  私たちにとってこれは当たり前なのですが、計測してしまうとお客様には気になる事だと思います。 

その理由は 【縫いちじみ】 と 【生地の伸び】です。
ミシンは糸にテンションをかけ生地をあわせて縫っていきます。
そのテンションは生地にあわせて調整するのですが、 
糸の伸縮 テンションによって生地の縫い上りが短く仕上がるのです。
その傾向は薄い生地ほど表れ、洋服などと違い、タープなどサイズが大きい物は計れば簡単にわかるほどに表記サイズより小さく仕上がります。   これを縫い縮みと言います。

FREELIGHT最大サイズタープ Gran valle

ではこれが問題になるかというと・・・・・・

・この生地の縫い線は引っ張れば簡単に伸びます。 更に幕類はテンション
 をかけて利用するものなので表記サイズどころではなく、さらに伸び
 表記より大きなサイズになります。

・長く使用していくと糸 生地に【馴染み】と【伸び】が出てくるので
 平置きしても表記サイズに近づいていきます。

つまりこれは私たちにとって 利用上全く問題ない 更に言えば 頭の中にしか存在しない問題なので【無視してください】というお話となります。

では商品説明にあるサイズは何なんだ?? という事ですが、これは生地を裁断する時に使用する型のサイズなのです。
ためしに縫い線のある生地の端ではなく縫い線の無い幕の中を計ってみてください。型どおりのサイズが現れているはずです。

タープやシェルターは頭の中ではなくフィールドでテンションをかけ使用するもので、その様な理由で表記より小さく仕上がっているとご理解ください。          よもやま話でした。