【小1不登校】不登校のはじまり、見逃していた息子のSOS
前回の記事はコチラ
息子はとにかく楽しそうに学校へ毎日通っていた。
宿題もイヤイヤながら毎日取り組んでいたし、新しく始めたスマイルゼミもたまーにだけどやっていた。
何も問題はないように見えた。
スマイルゼミにキレる息子
スマイルゼミは説明不要なほど皆さんご存知かと思う。
幼稚園のお友達もやっていた子が多かったし、前からやりたいと言っていたし、ゲーム大好き、タブレット操作はお任せ!な息子にはピッタリかな?と思って半分おもちゃ感覚で入学のタイミングでプレゼントした。
最初は楽しく取り組んでいたものの、少し異変が訪れる。
スマイルゼミは、専用のペンで数字やひらがなをタブレットに書く。
やはり機械だし、そして小1の書く文字では誤認も結構多い。
「なんで?!ちゃんと書いたのに!(怒)」
最初は仕方ないよね、と見ていたものの息子の怒りは次第にエスカレート。
なんでダメなのーーーー(泣)
かんしゃくを起こして大泣きしてブチギレることが増えてきた。
同じようにゲーム(iPadでRobloxというオンラインゲームを中心にやっていた)でもうまくいかないことがあるとひどいかんしゃくを起こすように。
こちらがびっくりするほどの荒れようで、もともとかんしゃく持ちではあるものの、大丈夫?と心配になるほどだった。
iPadに至っては投げてしまうこともあった。
ただ、この時は、こちらも
しょうがないでしょ!なんでそんな怒っちゃうの?
とこちらも半ギレだったり
大丈夫?病院で診てもらったら?
なんて夫も茶化していた。
iPadを投げた時はこちらも本気で怒った。
でも今思えば、これは息子からのSOSだったのだ。
新しい環境に溶け込もうと必死に毎日頑張っていたに違いない。
そして学校でもうまくいかないこと、泣きそうになってしまう自分にイライラしてストレスを溜め込んでいたのかもしれない。
お休みして糸がぷつんと切れた息子
それでも学校には元気に通っていた息子。
慣れてきたし、夏休みの預かり先がないこともあり6月からは学童クラブにも入ることになった。
今思えば親の都合で、また新たな環境に放り込んでしまったのはかわいそうだったな…と反省。
そして、ここで大きな出来事があった。
元々通っていた三重県の幼稚園で卒園児の集いがあったのだ。まだまだ三重県が恋しかった私と夫。
その日は私たちにとっても大事な日で学校も会社も休みを取って三重県に家族で戻った。
息子も卒園した時からずっと楽しみにしていて、担任の先生やクラスのお友達にも嬉しそうに言っていたらしい。
卒園児の集いは、なんと幼稚園でのお泊まり!
まだ卒園して3カ月も経たないけれど慣れ親しんだ園舎でみんなで花火をしてお泊まりをした。
1日は近くの温泉に泊まり、仲良しだったお友達とも遊んで三重県を堪能した。
私も帰りたくないなと思ったけれども、まだまだ慣れない関東に戻りまた日常が始まった。
傘を壊される事件
その後帰って小さな事件が起きた。
その日は朝から大雨だった。
いつもの時間に登校班の集合場所へ出発した長男。少ししてなぜか家に戻ってきたのだ。
大泣きしているので理由を聞くと
「傘が壊れちゃったんだよ!早く早く!遅れちゃうよ」
と、とにかく新しい傘を持って集合場所へ一緒に急いだ。大雨の中、次男を抱っこしながら。
その時の登校班の子の様子、そして後から息子に色々聞くと、どうやら同級生の女の子に傘を壊されてしまったようだ(悪気はなくチャンバラごっこをしてたよう)。
もちろん傘を壊されたことも嫌だったと思うけど、そのこと自体はあまり気にしておらず、それよりも息子は登校班に遅刻してしまうことが不安で仕方なかったようだ。
これは後から担任の先生に聞いた話だが、学校で次の授業の準備をするときに何か見つからないと
「こくごのきょうかしょがない…」
とポロポロ泣いていたらしい。
そしてそういう場面が何度かあり、先生もその都度フォローに入ってくれたようだ。
体調不良からの校門前で大泣き
三重県旅行から帰った後、少し風邪っぽい日が続きまだまだコロナ禍だったので、通院してから遅れて登校したり、お休みをした日もあった。
お腹が痛いと言って行けない日もあったので、念のため小児科にも行ったが特に問題はないとのこと。
多分気持ち的なものだね、長引くようならまた相談して、と小児科医には言われた。
でもこの頃はまだ学校と学童に行ける日もあった。
でも少しずつお休みをすることが増えてきたのだ。
とある朝、お腹が痛いと言うので、遅刻して一緒に行くことにした。
次男もその日は家にいたので、少ししてから2人を自転車に乗せて学校へ向かった。
いざ、校門の前に来ると息子が
「おなかつらい、つらい、つらい…行けないよーーーー」
と大きな声をあげて泣いた。
大丈夫?と正直びっくりしたけれど、これはもう無理だと私もすぐにわかり家に引き返した。
帰りになぜか私の頭にカラスが乗ってくるという超不吉なことも起き
その日を境に長男はほとんど学校へ行けなくなってしまった。
もう限界だったんだよね、きっと。
でもこの頃はまだ私と夫はなんとか学校へ行かさなければと思っていた。
未経験コネナシスタートのフリーランスwebデザイナーからのリアルを赤裸々に綴っています。ご支援いただけましたら幸いです♡