帯状疱疹記その1(不定期)


○月×日 異変・症状の始まり

その日、特に不調を感じるでもなく、ベッドに横になって寛いでた俺は、なにかの拍子に右大腿部に異変を感じた。異変と言っても、ちょっとした違和感だったが、衣服越しに触って見ると、滑らかなはずの皮膚に凸凹を感じる。
部屋着をめくって、該当箇所を露出させてみると、3〜4cmくらいの範囲が、不規則に腫れていて、やや赤みを帯びている。しかし、痛みも違和感もない。昨日まではこんな状態ではなかった。
蕁麻疹かな?と最初は思った。この手の急速に発達する蕁麻疹には、一度なったことがある。しかし、あれはもっと広範囲だったし、進行の仕方も劇的だった。この時点で、帯状疱疹かも?という疑問は考えないでもなかったが、あれは疱疹すなわち小水疱が大量にできるはずだし、かなりな痛みを伴うとも聞いている。痛みも痒みも全く感じない俺のケースは違うのだろうか?そうこう思いながら、その日は寝たのであった。

○月×日 発達・悪化/拡大する患部

翌日起きて、真っ先に患部を見てみると、うわ!出来てる出来てる小水疱が。更に患部周辺にも小水疱が出来ていて、拡大する方向であるようだ。
やはり帯状疱疹か?しかし依然として、痛みも痒みもない。
そもそも帯状疱疹とは、

帯状疱疹(たいじょうほうしん、英: Herpes zoster, Zoster)は、水痘・帯状疱疹ウイルス(英: Varicella-zoster virus)によって引き起こされるウイルス感染症の一種。

概要
帯状疱疹の原因は、子どもの頃に感染する水痘(水ぼうそう)と同じ水痘・帯状疱疹ウイルスである[1]。ヘルペスウイルスの一種であるため、性器ヘルペスと同様に一度でも感染すると、ウイルスは体内の背骨付近の神経節に潜む[2][1]。そのため、加齢やストレス、過労、後天性免疫不全症候群で免疫力が低下した時に症状が起きる(後略)

Wikipedia・日本語版より

と言った病気である。
この時点で、これは医者へ行かんとならないと思った。PCに向かって、「皮膚科 〇〇」(※〇〇は住んでいる周辺の地名)で検索をかけてみると、何件かヒットしたが、その中でも「 I 皮フ科」というのが、ちょうど駅から家までの途中にあり、口コミも良さげである。が!その日は休診日であったorz。
何の痛みも痒みもない状態では、仕事休む訳にもいかない。そのまま仕事に出かけて、帰ってきて、さてどうなっているか?と見てみると、うわ!あっちこっちに患部が拡大している。その中でも最初に出来たあたりが一番ひどく、あと2箇所にそれなりに大きい小水疱の塊がある。
無論それ以外の場所にも小水疱はある。帯状疱疹は、その名の通り帯状にできるらしいのだが、自分の場合、あまり帯状という感じはなくバラバラにバラけて出来ている。しかしよく見ると、2,3cmゆるくまとまって出来ている小水疱の群れは、整然と並んでいて集合体恐怖の気のある俺にとっては、自分の体がそうなっているのはちょっと辛い。これは早く医者へ行かねば!と思いながら就寝したのであった。             つづく

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