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「GAS x freee API」事前準備マニュアル

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Google Apps Script(以降GAS)でfreee APIを操作するために必要な事前準備をまとめました。
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2024年1月の記事一覧

freee API開発用テスト環境を作成する

freeeは会計や人事労務などセンシティブな情報を扱うアプリケーションです。そのため、このfreeeを操作するプログラムを作成するにあたって、本番環境での不足の事故を防ぐためにも、開発用テスト環境で、十分テストした上で実装する必要があります。 今回は事前準備として、「freee API開発用テスト環境を作成する」方法をご紹介します。 freeeアプリストアのページからテスト環境を作成freeeアカウントでログインした状態で、以下のfreeeアプリストアのページにアクセスし

freee API連携アプリを登録する

Google Apps Script(以降GAS)をはじめ、プログラミング言語を使って、freeeを操作するためには、不正な操作を防ぐための認証手続きが必要です。 この認証プロセスにはいくつかのプロセスがあるのですが、freee側で準備しなくてはいけないのが連携アプリの登録(作成)です。 連携アプリを作成することで、そのアプリを経由してどんな操作を行うことができるかを制御できます。 開発責任者アプリを作成するまずは、ツール開発責任者用にアプリを作成します。 freee

freeeのアクセストークンを取得する その1 - Client IDとClient Secretをプロパティストアに格納する

Google Apps Script(以降GAS)をはじめ、プログラミング言語を使って、freeeを操作するためには、不正な操作を防ぐための認証手続きが必要です。 前回は、freee側で操作権限を制御するためのアプリを作成しました。 今回は、アプリの登録の際に確認したClient IDとClient Secretを用いて、GASからfreee APIへのアクセスに必要なアクセストークンを取得します。 アプリとスプレッドシート「1:1」の認証freeeは会計ソフトというこ

freeeのアクセストークンを取得する その2 - 「1:多」の連携が可能な認証スクリプト

Google Apps Script(以降GAS)をはじめ、プログラミング言語を使って、freeeを操作するためには、不正な操作を防ぐための認証手続きが必要です。 前回は、スクリプトとアプリとの接続に必要なClient IDとClient Secretをプロパティストアに格納する方法をご紹介しました。 今回は、1つのアプリに対して多数のスプレッドシートを連携できるスクリプトを紹介します。 認証の目的はアクセストークンの取得そもそもどうしてこんな面倒な認証方法を用いるのか

GAS x freee APIライブラリの事前準備

事前準備編の最終回です。 Google Apps Script(以降GAS)でfreeeを簡単に操作するためのライブラリを管理人がコツコツと作成しております。 ライブラリは、GASで作成した関数を他のプロジェクトから再利用できるようにまとめたものです。 freee APIライブラリの注意事項本ライブラリを使用したことによって発生したいかなる結果の責任は負いかねますので、使用者の自己責任にてのみご使用ください。 言うまでもなく会計・経理のデータは非常にセンシティブなので