「夢」① ~「夢」を持つことは良い事なのか~

先日「底辺声優の所感」という記事が話題を呼びました。

この記事を読んで、

ある言葉について記事を書き綴ってみたいと思いました。

「夢」です。


なぜ書こうと思ったのか。

この私も「夢」に向かって生きようとしている1人だからです。

「夢」「志」「目標」「やりたい事」。

それらのお陰で、今の私があり、

生きる力を与えてくれたと思っています。

実際、皆さんも「夢」を持つことは大切だ、良い事だと

語る人や本に出会った方は多いのではないかと思います。


しかし、本当に「夢」を持つことは良い事なのか。

そう聞かれると、

そう思いたいのだけど、すぐにうなづけない自分がいる。

悪い事もあるような気がする。

そう感じている人が多いからこそ、

「底辺声優の所感」という記事が話題を呼んだのかもしれません。

「夢」は夢でも、

儚い夢、叶わない夢だってあるんじゃないか。

思い通りにならないのが人生。

我慢しないと生きていけないのが人生。

夢ばっかり見てないで、現実を見ろ。

そうした思いを「夢」という言葉にぶつけたくなる人も、

少なくないのではないかと思います。


「夢」を持つことは、

良い事なのか、悪い事なのか。

こうした構図は、色んな場面で出てきます。

たとえば、

「自分のため」に生きるのが良いのか、

「他人のため」に生きるのが良いのか。

この論争も、同じようなものです。

なぜなら。

「夢」を持つことが良いと思うから、

「自分のため」に生きようとする。

「夢」を持つことが悪いと思うから、

「自分のため」に生きることを捨て、

「他人のため」に生きようとする。

言葉は違えど、同じ構図と言えるでしょう。

また、

「迷惑」をかけないように生きるか、

「迷惑」をかけてでも生きるか。

これも同じ心です。

「夢」を持つことが悪いと思うのは、

自分の「夢」を追いかけてばかりでは、

周りに「迷惑」をかけると思うから。

それを承知の上で「迷惑」をかけてでも生きようと思えるから、

「夢」を持てる。

このように様々な局面で出てきます。


昨年大ヒットした映画「天気の子」も、

「夢」を持つことは、

良い事なのか、悪い事なのか。

これを問いかけている映画と言えると思います。

画像1

観ていない方にとってはネタバレになって申し訳ありませんが、

「自分のため」に願ったがために、

「夢」を持ったがために、

東京は水没してしまった。

「迷惑」をかけてしまった。

これがハッピーエンドと言えるのか、認められない、

「夢」を持つことは悪い事だ、という感想もあります。

いや、自分を犠牲にしてでも、

自分が死んでも「他人のため」に生きようとするだなんて、おかしい。

「夢」を持つことは良い事だ、という感想もあります。

「天気の子」の感想が真っ二つに分かれたと言われるのは、

「夢」に対する解釈の違いからでしょう。


果たして、「夢」とは何なのか。

これについて、続けて考察していきたいと思います。


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