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【Freediving】【スピアフィッシング】 メイドインジャパンの逸品・竹銛とは

こんにちは!『心にいつもマナティーを』がモットーのNikka🇺🇸Freediverです。
元日本代表の経験もあるフリーダイバーの目線から、
知られざるフロリダの海と泉の魅力を発信しています。
フリーダイビング・スクーバダイビング・ロブスターハンティング・スピアフィッシング・マナティースイミングetc…
健康的な体とマインドで、一生海と付き合っていきたいです。
似たような考えをお持ちの方がいたら、ぜひゆるく繋がってくださいね〜♪

ポールスピアーの素材

魚突きのポールスピアーは、色々な素材で作られている。
グラスファイバー、カーボン、アルミが一般的だろう。

しかし、あなたは日本で、竹で銛が作られていることを知っているだろうか?

私は数年前、その存在を知り、興味を持った。
ただ情報が少なすぎて、謎だらけだった。
Youtubeに上がる魚突き動画だけが頼り。

竹は他の素材と違い自然素材なので、使い勝手が全く想像できない。
動画を見る限りわかるのは、浮力があって軽そうなこと。
水中をどこまでもスーッとまっすぐ進む。
その伸びがすごいのだ。

そして何より不思議なのは、
狙っている時も、突かれた瞬間さえも、
竹銛に魚が全く気が付いていないように見えるのだ。
一体どういうことなのか。
天然素材だからか?
全然わからない!

竹銛アーティスト・セニョール

竹銛についてもっと知りたい。その実物を見たい。
そして製作者ご本人にお話を聞きたい!
その一心で、製作者であるセニョール小島氏ご本人に連絡を取った。

そして日本に里帰りする機会に、ついにお会いすることができた。
快くお時間を空けてくださった氏に感謝。

セニョールは楽しい方で、エピソードトークてんこ盛りで、
竹銛について惜しげもなく色々なことを教えてくださった。

竹銛を制作する工程について。竹を伐採するところから始めて、完成まで何年もかかる。
ゼロから作り始め、パーツまで全部オリジナルの手作りなこと。
そして今でも、常に新しいアイデアを試していること。
そのロジックは経験に裏打ちされているので、説得力が半端ない。

実際に見る竹銛は、工芸品であり芸術品だった…。
竹という素材や、金糸がポイントに使われていることもあり、日本由来の和風な感じがする。
弓道の弓矢のようで、装飾武具っぽい。
でも、美しく部屋に飾られているままではない。
それらは実際に海で使われるのを待って、いつでもスタンバイしている。
使ってなんぼ。
美しすぎるリアルな実用品だ。

セニョール小島氏

魚突きのレジェンド

セニョールは76歳の今も現役バリバリで海に入っている。
若いダイバー顔負けの身体能力。
実際に自分で竹銛を使い、改良を重ねているのだ。
強すぎないか...。

彼を慕う弟子たちに、竹銛の作り方を直に教えて、後継者を育てている。
セニョールが竹銛制作を始めて10年以上が経った。
今年からは竹銛をもっと広める活動をしていきたいとか。

まとめ

私にとってセニョールはレジェンドであり、推しであり、シニアライフのロールモデルのひとり。
こんなカッコいい人とご縁ができて嬉しい。
竹銛の進化とセニョールのご活躍がこれからも楽しみです。
竹銛は世界的にこれからもっと注目されて有名になると思う!

以上、『心にいつもマナティーを』のNikka🇺🇸 Freediverでした。
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