ドローンの二等学科試験の傾向と対策

無人航空機操縦士技能証明制度のである『二等学科試験』を2022年12月13日に受けてきました!

結論から言いますと、自分が想像していたものよりも難しかったです。。

そして、わたくしごとですが、試験には無事に合格しました!

ありがとうございます。

ということで、今回はドローンの学科試験の出題傾向と対策をつらつらしたいと思っております。
ドローンの学科試験をこれから受けようと思っている方は絶対に参考になると思いますのでぜひ見てください!
自分で言うのもなんですが、この出題傾向を知っているのと知らないのとでは本当に合格を左右すると思います。
有料で出したいぐらいの内容ですが、勿体ぶっても仕方ないので、この情報が少しでも誰かの役に立てばと思います。

この内容の動画はこちらから↓
https://youtu.be/-1cypujnf_o

ドローンの免許制度である無人航空機操縦者技能証明制度だのなんやらの説明は今回は割愛します。
その辺りはわたくしのYOUTUBEなどを見ていただけると少しは参考になるかと。
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今回の趣旨は二等操縦士の学科試験の出題傾向です。
問題は50問
回答時間は30分
この時間設定がなかなかいい時間に設定されています。
ちょっとつまずくと『あっ』という間に時間が過ぎてしまうので。。

肝心の出題傾向をまとめると
教則3 法律の問題   25%程度
教則4 構造工学の問題 20%程度
教則4 電波の問題   15%程度
教則4 動力の問題   10%程度
教則5 運航体制    10%程度
教則6 飛行計画・気象 20%程度

うろ覚えですがこんな比率かと思います。
わたくし以外にも試験を受けたスタッフがいたので問題を聞いてみたところ、全く同じ問題は出ていなかったと思われる(本人たちが覚えていないので。。すみません。)ので、問題数もそれなりに用意されていると思いますし、問題の回答もある程度ランダムになっているのかもしれません。

この時点で問題の出題傾向はまだまだわかりませんが、僕が感じた一定の特徴はこれです。

「間違っているものを選びなさい」と言う問題が多かったこと。

全ての問題に対してですが、特に法律関係のところでは多かったかなと。
これが地味に厄介でした。。
ちょっと集中力が切れた時に問題読解能力が落ちてしまい、余計と問題を見直してそこに時間を取られることがありました。
そのおかげで、25問を解いた時点では残り18分ぐらいしかなくて、ちょっと焦りました。。

さて次は肝心のどんな問題が出題されていたかです。
国交相のホームーページにある『無人航空機の飛行の安全に関する教則』ベースで解説していきます。
なぜかと言うと、問題の9割以上はこの中から出ていたと思われるからです。


教則3 法律のところでは

  • 航空法132条の内容理解が必要です。

  • 無人航空機の定義

  • 飛行のルールとモラル

  • 機体登録について(重さ何g以上?必須なの?)

  • リモートIDとは?

  • 操縦者の状態に関して
    薬物は違法のものだけではなく、睡眠作用のある市販薬なども十分に危険なのでその辺りの理解があるか。とか、

  • 小型無人機等飛行禁止法

とくに小型無人機等飛行禁止法関連の問題は多かった気がします。
国の重要施設にはどのようなものがあるか?
違反に対する警察官の措置等

教則4 工学構造のところで

  • プロポの操作モードの違い

  • 地面効果とは

  • マルチコプターの移動原理の理解

  • 機体の動きの名称

特にスロットル、ラダー、エルロン、エレベーター
スロットルは上下の動き
ラダーは旋回の動き
エルロンはロールの動き(左右回転)
エレベーターはピッチの動き(前後回転)
このところの動きと名称がしっかりとリンクしていないと解けない問題が出題されていました。

教則4 電波のところで

  • マルチパス

  • フレネルゾーン

  • GNSSの仕組み

  • 空中利用が可能な周波数帯

  • 磁気センサーエラーになる障害物

など、が出題されていました。
GNSSは位置情報を取得するためには最低いくつの衛星情報を取得する必要があるか?などが問題にありました。

教則4 動力(バッテリー)のことろで

  • 電圧が急激に低下する現象が起きる時

  • 低電圧になるとどうなるか

  • エンジン動力の燃料のこと

などがありました。

教則5 運航体制のところで

  • 物件投下の高さ

  • 物件投下の定義

など物件投下の問題数が多かったです。

教則6 気象のところで

  • 等圧線からどんなことがわかるか

  • 海陸風とは

  • 天気情報の収集方法

  • 乱気流の発生しやすい場所

などが出題されていました。
これだけでなく、低気圧、高気圧のところや日本におい『西高東低』の気圧配置になるのはいつの時期か?なども出題される可能性は高いと思います。

実際の質問ベースでの解説はまた次回動画にて解説をしたいと思います。

だいぶ長い内容になりましたが、独学で勉強する方もそうでないかたも『無人航空機の飛行の安全に関する教則』を参考書として勉強することが学科試験合格への1番の近道だと思います。

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