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離乳食(補完食)を始めるときに。。。(生後6ヶ月までの離乳食)

[ ふりぃ助産院 ]です。

最近の育児相談で、とても多かったのが離乳食のことです。

離乳食(補完食)を始めようとする時期、始めてすぐの時期のときによくお聞きするのが、

食べてくれない。
すすまない。
アレルギーが心配。

です。

今回は、生後6ヶ月までの赤ちゃんについての場合によくお答えしていることです。

離乳食(補完食)は
 1.噛み噛み、ゴックンの練習
と、
 2.口から食べた食材が、特にタンパク質が、消化器官を通って、排泄されるという経験を積むこと
と、
 3.食事の儀式の習慣づけに向けた準備
です。

 まず、生後6ヶ月までは、液体や粘稠度が本の少し上がったものをゴックンする練習をする時期です。

  離乳食(補完食)を5ヶ月過ぎたら、始めるように
[厚生労働省]授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
では、書かれています。
 
 しかし、特に母乳育児をしている場合、WHO/UNICEFは、
 「生後6ヶ月間は母乳だけで育て」とあり、離乳食(補完食)推奨はしていません。

 生後6ヶ月までは、母乳、ミルクをしっかり飲んで体重をはじめとする成長発育に心配や問題がない場合は、食べてくれた量やすすめることよりも、経験が大切なので、「やった」というレッスン?お稽古?のようなスタンスでどうでしょう?

 それよりも、その後に続く多種多様のタンパク質を経験するときの、アレルギー予防や不安を減らすために、肌の状態を整えることに注目することをお勧めしています。

 そして、歯磨き習慣のスタートに立つために、離乳食(補完食)レッスンの後には、口の中をガーゼや乳児用歯ブラシで大人が触るということもセットで習慣化すると、ちょっと先の虫歯予防を考えはじめたときに、楽になるかもしれません。

 離乳食(補完食)に関して、今のお勧めの本がこれです。

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改訂版 食物アレルギーをこわがらない! はじめての離乳食
伊藤浩明(監修)上田玲子(監修)
発行:主婦の友社
A5判 128ページ
定価 1,200円+税
ISBN9784074392919CコードC2077(書誌、書影は版元ドットコムさんから利用しています。)

肌のコンディションを保つと言うことから書かれていているのが、とても良かったです。
「アレルギーかも。。。」って不安を感じても、その目安や、対応方法についても書かれています。
もし、除去食が必要となったときにも、参考になることが書かれています。
離乳食(補完食)を考え始めたときに、手に取ってみると、長い間参考にできると思います。

 もちろん、個人差、個体差はあります。
 個々に書いた内容が「あなたの赤ちゃん」にあてはまるかどうかは、わかりません。
 本当は、直接にお顔が見える形でのご相談ができることが、ベストです!
特に、アレルギーがあるとして、診断を受けて、小児科医師または皮膚科医師と一緒に赤ちゃんの離乳食(補完食)に関して対策を始めている場合は、今、実際に赤ちゃんの顔と体を診てくださっている医師の意見を優先してくださいね。

離乳食(補完食)は、始めたら、毎日続きます。悩みながら、不安を抱えながらの毎日はしんどいです。ぜひ、ご相談くださいね。

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