月経(生理)相談、思春期相談もしています。

[ ふりぃ助産院 ]です。
病院勤務を終え、地域で相談業務について、はや15年以上の年月が流れています。地域でお仕事を始めた頃に出会ったママが産んだ赤ちゃんも、どんどんどんどん大きくなり、中学生や高校生になる子どもも出てきました。

授乳育児相談でもちろん授乳状況の相談も対応していますが、
特に、授乳育児中の体の「しんどい」「困った」を得意にしていること、
赤ちゃんの体の発達の「気になる」「困った」相談の延長で、幼児さん、子どもさんの姿勢や体の使い方の相談も対応していることで、赤ちゃんの頃から、ずっと、ママと一緒に来院してくださっているお子さんが比較的多くおられます。

そんな子どもさんが思春期にさしかかり、生理(医学用語では「月経」と言います)を迎えた(初潮がきた)ママとお子さんには、必ず2点伝えることがあります。

①生理(月経)が始まった日をメモして記録する習慣をつけること。
家にいる間、または、高校を卒業するまでは、生理(月経)が来たら、ママに伝えること。ママも記録しておくこと
そして、2ヶ月生理(月経)がこなかったら、婦人科受診のための予定を確保すること

②生理(月経)に伴う不愉快で、日常生活や学校生活、趣味、部活動や、周りとの人間関係に不具合があるときは、がまんしなくていいこと。
お薬で生理(月経)をコントロールする方法があること

①の理由は、初潮後しばらくは、まだまホルモン状態も不安定なので、月1回来るとは限りません。また、月経は、あらゆることに影響を受けるので、多感な高校生くらいまでは、来たり、来なかったりも不思議はありません。
ただ、あまり月経が来ないと、月経がおこる機能に何らかの影響を及ぼすことがあり、それは、すなわち、将来、「妊娠をしたい」という機会や気持ちになったときに、それがうまくいかないトラブルの原因になることがあるからです。
公益社団法人 日本産科婦人科学会 】 http://www.jsog.or.jp/
が、監修し、公開している健康手帳において、
【 公益社団法人 日本産科婦人科学会 】→【一般の皆様へ】
女と男のディクショナリーHUMAN+】16p◎月経がとまったときは?

には、「3ヶ月以上月経が来ない場合は」と書かれていますが、学生時代は何かと忙しく、また、ためらいも多くあるので、2ヶ月で「どうしようかな」「行ける日がどこかな?」と考えると、あっという間に3ヶ月になってしまうので、2ヶ月で説明しています。

②の理由は、小学校高学年、中高生を抱えるご両親世代は、まだまだ、月経に伴う苦痛、たとえば、腹痛や頭痛を「気のもちよう」だったり、「甘え」と言われた世代です。そして、残念ながら、現在、教員をされている方々の認識も、まだまだ月経に伴う苦痛について理解があるとはいえない事象をお聞きすることがあります。
 ですが、今は、月経に伴う苦痛は積極的に解消することがスタンダードになってきています。痛みには痛み止めをしっかり使うことが勧められます。受験や大事な部活の試合や発表会、修学旅行や研修旅行などに月経が重なるかもといった不安や苦痛があったり、月経の周期に伴って競技成績やコンディションが振り回される場合は、ホルモン剤(低容量ピル)を利用するのも大切な"コツ"です。

月経に日常生活が脅かされないことが大切、と考えています。

もちろん、これらのお話は、妊娠出産後に月経が再開した場合にも説明をしています。

[ ふりぃ助産院 ]では、授乳育児相談だけではなく、このような月経のこと、思春期の子どもさんの相談、思春期子どもさんを持つママのご相談も対応しています。もちろん、思春期でも、授乳育児中でもない女性の相談も対応しています。

もし、月経(生理)について、聞いてみたいこと、相談してみたいこと、困った、つらいがある場合は、ぜひご相談ください。一緒に、月経に振り回されずに、あなたがあなたらしく、日常をおくれる"コツ"を考えていきます。

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