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オリジナル定石課題を週一回解く。【一級建築士製図試験対策】

毎週水~金曜日にオリジナル課題or試験本番で使える実践的な知識を配信します。 定石課題は15分以内で解けるテーマを持ったドリル形式の問題となります。正解が一つだけではないことから…
試験本番では試行錯誤している時間はありせん。いつも同じ手順でとけるエスキスの方法を確立する必要があ…
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2024年3月の記事一覧

骨格を設計する【実践編】!

今回は廊下を通す原則の実践課題となります。 プランが破綻する原因である、中央吹き抜け配置が裏テーマの問題です。以前にも書きましたが、吹き抜けは扉のない居室という考え方ができます。つまり廊下を通した上で無窓ゾーンに吹き抜けを配置するという手順を踏めば吹抜けは他の要求室と同じように配置することが可能です。また課題文の要求室に吹き抜けが要求された時点で、空間の構成のイメージをもっておくこともプランが破綻せずにスピードをもってまとめるコツです。今回の課題でいうと吹抜けの4方に廊下の周

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原則の確認プランの骨格を作る②(廊下を通せ)

まずは前回の復習です。 Q.下記のようにグリッド及び外形が決まったプランに 約75平米の居室Aを8室、   約50平米の居室Bを4室  配置せよ。 居室を配置する前に先に廊下を通してしまうことがポイントでしたね。 廊下の通すと有窓と無窓の分割ができます。 廊下を通した上で、有窓の部分に間仕切り壁を立てるように区切っていけば完成ですね。 廊下を通すことによって無窓ゾーンと有窓ゾーンに分割して有窓ゾーンに居室を配置していくということです。 その上で大きな居室は角部に

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原則の確認プランの骨格を作る。(廊下を通せ)

何度も出てきたテーマですが、重要なので次の大きなテーマに移る前に原則の再確認をしたいと思います。 Q上記を無窓、有窓に分けた上で、廊下を通せ。 簡単ですね。外部に面している居室を最大化したいので、上記のような廊下の通し方をすると有窓と無窓の分割ができます。 これは一番重要な廊下を通せという、原則です。 上記の廊下(黄色の部分)に着目してください。この黄色い部分が骨格で、プランを素早く、同じ手順で設計するには骨格の設計を設計する事が最優先となります。 それでは次の問題です

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